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鉄の王 キム・スロ 第二章 <ノーカット完全版> [DVD] |
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ポニーキャニオン |
前回の記事は、こちらから。
スロは他国の王族を逃がした罪で捕らえられます。でも、スロはアヒョがサロ国の王族だと言う事も、密偵だということも知りませんでした。
しかし、イジンアシは、スロの罪をあげたて、処刑しろと母のチョンギョンに迫ります。
チョンギョンは、スロを処刑すると宣言。
でも、寸前に、チョンギョンはスロの処刑の前に自分を処刑しろとイジンアシに言うのです。いくらスロが法に触れたと言っても、我が子のスロを告発した自分は天理に反するから・・・と。
これではイジンアシ、スロの罪を問う事は出来ませんでした。
結局、スロは釈放されました。
イジンアシは、もう、怒りを何処にぶつけたらよいのか判らない状態です。つい先日まで自分が王になると思っていましたからね。母のスロへの態度を自分への裏切りのように思えるのです。
スロの育ての母、鍛冶長の妻は、スロのためにテガンの元に戻りました。
でも、スロは、へバン河に鍛冶場を作り始め、テガンの元には帰らないのです。
鍛冶長の妻は、自分に従わないスロを殺そうとしているテガンを、自分の手で殺そうとしました。が、勿論それは無理。
絶望した鍛冶長の妻は、自ら命を絶ちました。スロが心おきなく自分の道を歩めるように・・・と思ったのです。
これによって、テガンはスロを取りこむ事も出来なくなり、ますます劣勢に立たされるのです。
スロは鍛冶場を完成します。
そして、自分がそこの責任者になるのではなく、別の人物に責任者と鍛冶長の役目を任し、自分は一職人として働くことを選びました。自分が持っている鍛冶の技術を若者に伝えることで、この鍛冶場がずっと栄えて行くようにしたのです。
スロが鍛冶場を作り、民の指示を受けている事はチョンギョンにとってみれば、王になる為に喜ばしい事です。
だから、どんどんスロの即位に向けて準備を始めるのです。
スロは王になるつもりは無いと、はっきり言ってるんですけどねぇ。
これを快く思わないのがイジンアシ。
いっそのこと、お告げをした神体を壊してしまえ・・・てな無謀な行動に出たり、母親の意に沿わない娘を妻に迎えようとしてます。
そんなこんなでチョンギョンとの間は険悪になるばかり。ついこの間まで“イジンアシ命”…のようだったチョンギョン。ほーんと、掌を返すっちゃぁ、この事ね
イジンアシは、自棄になって、母親の元を飛び出しました。
そして、何処に行ったかと言うと、なんと、テガンのところ。
テガンの元には、サロ国からアロとアヒョが王様の代理で来ていました。ソク・タレの進言でもあります。
クヤ国で劣勢なテガンに、今、協力を申し出たら、絶対になびく・・・とね。
なびきました・・・
アヒョは、サロ国に戻ってから、一度スロを訪ねてきています。
表向きはスロが作っている鍛冶場の偵察でしたが、本当は最後に会いたかったんでしょうね。
そっと覗き見てるところを、見つかってしまい、結局、スロと話す事になってしまいました。
そこで、本心を隠して、アヒョはスロに別れを告げました。
「ほんの一瞬でも俺の事を想った事は無かったのか?」
と聞くスロに、アヒョは懸命に感情を押し殺して言うんです。
「ただの一瞬も好きだった事は無かった。」
アヒョが本心を隠している事は、ちゃんとスロには判っていたようです。それでも、アヒョの口から聞きたかったのですね。
このままになるのかな、二人は。
そんな二人を遠くから見つめているファンオク。
彼女の気持ちの大きさには驚きますわ。ちゃんとスロの気持ちもアヒョの気持ちも理解して、決して二人を邪魔したりしないんですもんね
イジンアシは、テガンの元に行きました。
テガンは丁重に迎えましたが、なんと、そのまま牢に閉じ込めちゃいましたよ
あ~・・・やっぱり、ソク・タレもテガンも腹黒い。イジンアシ、やっぱり、お坊ちゃん育ち。人を無条件に信じてしまうところがありますな。
このまま、交渉の道具とされちゃうのかな?