百済の王 クンチョゴワン(近肖古王) DVD-BOX? | |
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前回の記事は、こちらから。
荘園を、このまま自分たちのモノにしたいビラン達。ヨグも勿論手放すわけは無く・・・。
結局二つの組織が一つにまとまってやって行くことになりました。
頭はビランとヨグ。そして、それぞれの派から要職を同じ様に選び、運営していくことにしましたよ。丁度到着したスンもそれに加わっています。
“東明団社”の成立です。
ヨグを殺し損ねた知らせは、百済のへ氏にゴンから伝えられました。ヨジュンにも伝えられ、一同はヨグに対する憎しみを募らせるのです。
ヨジュンは、ヨファに付いていた腕利きの部下をゴンの元に送り、協力してヨグを始末するよう指示しました。
ヨファは、ヨグを見逃すよう父ヨジュンに頼みますが、ヨジュンは、自分が昔、ピリュを温情をかけて助けた為に、結局は王の座を奪われてしまったことを悔やんでいました。それを持ち出し、ヨファの願いを聞き入れません。
それどころか、高句麗のサユの元に帰るよう言うのです。
その頃、ゴンは東明団社の策士アジカイを味方に引き入れようとしていました。
ヨグ達は、趙の国境の城晋城と高平城を落とそうと計画していました。タンボム会とヨグ達は、それぞれこの城を自分たちのモノとしたいと内心思ってましたから、ゴンはその辺りを突いたんですね。
城攻めの時、ヨグから腹心のボッゴムとパユンを引き離してほしいとアジカイに言ったのです。そのあと、自分たちが兵と共にヨグを始末するから・・・とね。
アジカイとすると、城にも扶余復興にも全く興味が無く、目的はヨグだけ・・・というゴンの話にこれ幸い・・・と思ったんですね。ヨグさえ居なくなれば、後は東明団社は自分たちタンボム会の思うがままに出来ますからね。
城を落とし、扶余の旗を挙げるのを合図とすることになりました。
ヨジュンは正式に百済の第12代王に就任しました。ソスルが第一王妃の座に付き、ヨファの母は第二王妃の地位に・・・。
これには、ヨファやヨミン達は改めてショックを受けましたね。自分たちの母親が、これまで父を支えて来たのに・・・ですよね。
高句麗の使者である国相は、儀式も終わったことだし・・・と、サユとの密約を明らかにし、それを履行するようヨジュンに申し入れます。
高句麗と不可侵条約を結ぶと言う事です。そして、ヨジュンは初の王命を下しました。
「帯方の3城を、高句麗に返還し、国境を南に移す。」
つまり、先代王ピリュが苦労して手に入れた帯方の地を高句麗に返すと言う事です。その分、国境は南に下がることになります。
これには大臣達が猛反発ヨチャンも反対の姿勢を見せます。
勿論、チン氏一族も激怒フッカン公をはじめとしたチン氏は、こぞってヨジュンのところに駆けつけ抗議。
ヨジュンはいつまでも大国の高句麗と争っていては無意味だと言う考え。それに、元をただせば、同じ血筋なのに・・・と言うのです。まずは国の内政を安定させたいと思ってまして、それには国境の安全を図らねばならないからですね。
でも、他の者たちは、国境を南に下げると、都から至近距離になり、高句麗の兵に食料を与えると、一気に都まで侵入してくることにもなりかねない。それでは百済が滅びる…と言う考えなんですね。
まぁ、どちらの案にも一理ある・・・て感じ。
サユは、趙との戦いに手を焼いてました。ヨファもなかなか帰ってこないし・・・と、苛立ってる感じです。
そんな時、臣下から、東明団社の話を聞かされるんです。怒りと苛立ちに油を注ぐことになりそうです。
ヨジュンの勝手な言動は、ヨグ達のところにも伝わりました。皆、激怒です
ヨグはすぐさま、ヨジュンに当てて手紙を書きました。これがまた、ヨジュンを激怒させる内容でしてね。
その手紙は、最初チン氏のところに届けられまして、内容が内容だけに、フッカン公はそれを大臣達に先に見せたんですよ。闇に葬られることが無いようにする為だったみたいですね。存在が周知の事実としておいて、ヨジュンに差し出したって事です。
最初の言葉からして、こうなんですよ。
“ウィレ宮主プヨジュンと南堂の貴族は聞け”
あくまでも、ヨジュンを王としては認めてない・・・って意味ですよね。
ヨグ達は趙の城を攻めようとしていました。二つの城に居る兵士の数には差があって、下調べで少ない数の城をビラン達が攻める…と言う事に決定。
そして、先に城を落とした方が勝者であって、城を取る・・・という約束になっていました。
いきなり城を攻め始めたビラン達。それに対して、ヨグ達はじっくりと策を検討し、攻め始めました。
最初はビラン達が優勢で一気に城を落とすかと思われたんですが、途中で形勢は逆転。ビラン達も危なくなってます。
さぁ、どーなる