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一瞬、愕然としたソクジュですが、すぐに開き直りました。周囲を固めているのは、大統領の警護官ではなく、自分の警護官ですから。
号令一つで、フンとジェヒ、そして大統領を拘束出来ると信じて疑わなかったんです。
でもね、その警護官たち、ソクジュの味方ではありませんでした。これまで散々人間性を否定されるような扱いを受けてきましたからね。キム秘書も同様に・・・。
誰もソクジュの命令には従わなかったんです。
それが分かった時、初めてソクジュは計画が失敗し、自分は終わった・・・と思ったでしょう。
フンたちは、これで自分たちは自由だ・・・と思っていたでしょう。でも、違いました。
大統領は、政治的に穏便な解決をしてしまったのです。
つまり、ソクジュの罪を問わないと言うのですよ。この場でストップすれば。
フンとジェヒにすれば、
“えーっ”
ですよ。ソクジュを拘束しなきゃ、自分たちの自由はありえませんから。
ソクジュには監視がつくことになりました。
ここで、ソクジュが一つだけ条件があると言いました。フンとジェヒのことです。
「あの二人は、私の自由に。」
そしたら、なんと、大統領、どうぞ・・・ときた
フン・・・約束が違うと大統領に詰め寄ろうとしました。でも、警護官に抑えられてしまって。
絶望的になった二人。これが政治と言うモノなのか・・・と。
ところが、事態は急変。
警護官の中にジンスが紛れこんでいたんです。
そして、ソクジュが車で病院を離れようとした時、運転手になっていたジンスが、車内で発砲
ソクジュは瀕死の状態に陥ったのです。
ジェヒだけじゃなく、キム秘書や警護官たちも、ソクジュがこのまま死ぬのを希望しました。
それが一番自分たちにとって都合が良い幕引きだと考えたからです。
必死にフンを説得しようとしたジェヒ。
でも、フンにとって、患者は患者なのです。
そして、亡き父が“本物の医者になれ”と言った言葉を、今こそ実行したいと思ったのです。
患者を治したいという初心、そして、命をかけて自分を狂犬から医者に戻そうとした父の遺志を、守りたいと思ったのです。これは、ジェヒが何を言っても、破るわけにはいかない・・・と。
結局、手術は成功し、ソクジュは命を取り留めました。
これがどういう結果に結び付くのか、キム秘書にはよく分かっていました。
だから、まずはフンとジェヒを守りたいと思ったのでしょう。
二人の為に逃走資金等を準備し、車も用意していました。それで逃げろと。
二人が車に走って行こうとした時、急にフンが立ち止りました。そして、ジェヒに、先に行け・・・と。
不審に思ったジェヒがフンを見ると、なんと、フンは腹部に銃創が
ジンスでした。
二発目を撃った瞬間、ジェヒがフンを庇いました。
で、どーしてそうなったのか
またも、ジェヒは橋の欄干から外に落ちそうになってて、フンがそれを片手で捕まえてる・・・。
ブダペストでのシーンの再来です。
だけど、今回は、キム秘書のような援護は無く・・・。
「フンが手を放せば、助けてやる。恋人を殺した苦しみを背負って生きろ。それも復讐だ。」
と、ジンス。
ジェヒも、手を放そうとしました。
でもね、フン、今回は絶対に手を放しませんでした。後悔はもうしたくないから。
「俺はずっと君について行くと言ったじゃないか。川が見える?どこに流されようと心配するな。俺も行くから。」
ジンスが引き金を引いた瞬間、フンは手すりを乗り越えました。
そして、二人で川に転落して行ったのです。
ジンスは、直後に自殺しました。
1年が経ちました。
フンは田舎で診療所を開いていました。
そこに、ジェジュンとスヒョンが。
ジェジュンはフンとジェヒのこれまでの経緯を調べたようです。そして、その壮絶過ぎる人生にショックを受けました。
明るくおどけたフンの笑顔の裏には、そんな苦しみがあったのか・・・と。
それを聞いたスヒョンも、自分が如何に自分勝手だったか、そんな二人が離れるわけは無いのに、自分の気持ちをぶつけてしまった・・・と反省。
ジェジュンが何故、その日フンを訪ねたのか・・・。
それはジェヒが帰ってくる日だったから、フンの元に。
そして、永遠に離れないと確信できる日が来たから。
もうねぇ、ストーリーに惹かれましたよ。
ジョンソクくんの演技が、どんどん素晴らしくなっているのが分かりました。
それでも、イマイチ泣けなかったのは、やはりチン・セヨンさんの演技から感情が伝わって来なかった所為じゃないかと、私は思います。
これは、私個人の感想なので、又別の感想をお持ちの方もいらっしゃると思います。
とにかく、一気完観です。
お勧めですね、勿論
さぁ、次は「ピノキオ」ですよ待ち遠しいわぁ・・・
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