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韓流ラブストーリー完全ガイド 情愛号 (COSMIC MOOK) |
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レビュー一覧は、こちらから。
この作品、予告編や動画サイトでちら見してきたのですが、何と言ってもBGMが耳に残ります。
頭の中で回ります
チャ・ドヒョン=チソンssiはスンジングループの御曹司。
財閥の一人息子で留学していると来たら、たいていは遊び人で生意気な青年と言うのが、お決まりの設定なんだけど、ドヒョンは違いました。親しい友人からも、模範生で真面目な上にアメフトも上手く、生意気の欠片も無い青年です。
却って、そのお人好し過ぎるほどの性格を心配されたりしてました。
でもね、彼はずっと前から、自分は解離性同一性障害、いわゆる多重人格者だと知っていました。主治医から診断を受けていたのです。治療もしていました。
別の人格が一体いくつあるのか、彼自身にもキチンと分かってはいないようです。
ただ、そのいくつかは確認していました。
一番よく現れるのが、残忍な性格の“シン・セギ”。その他、爆弾好きな“フェリー・パク”。自殺願望がある“ヨソプ”・・・等々。
そんなドヒョンの病気を一番理解し、助けてくれているのがアン室長=チェ・ウォニョンssi。
ある日、アン室長が会長の命令を伝えに来ました。
帰国しろとのことでした。
でも、ドヒョンは不安なのです。病気の治療は続いていて、完治してるわけじゃありません。
隠し続ける事が出来るだろうか・・・と。
「僕はまだ怪物も同然です。帰国出来ません。」
なのに、ある時気がついたら、韓国行きの飛行機の中。おまけに、もうインチョン空港へ着陸態勢に入る状況。
なんと、セギが勝手に会長である祖母と交渉し、帰国を決めてしまっていたのです。勿論、ドヒョン本人にその意識はありません。
空港に到着したドヒョンは、その足でアメリカにとんぼ返りしようと思うのですが、既に迎えの者たちが待っていて、逃げる事が出来ませんでした。
諦めて歩き始めた時、自分に向かって指を突き出し、近寄って来る女性が一人。
オ・リジン=ファン・ジョンウムさんです。
双子の兄オ・リオン=パク・ソジュンくんを捕まえに来ていたのです。
その時、リオンはドヒョンの後ろに隠れていたのです。ドヒョンも気づかない間に。
リオンはペンネーム“オメガ”と言う売れっ子の作家で、でもその正体を全く明かしてなくてね。本名は勿論、性別も年齢も公にはしていないのです。
だから、記者から取材等の電話がリジンの携帯に入りまくりで、大迷惑をこうむってるわけです。
で、本人確保に来たと言うわけです。
大騒動の挙句、あっけにとられるドヒョンを残し、二人は去って行きました。
リジンは精神健康医学科の医師で、毎日忙しく仕事に追われていました。
見かけによらず腕っぷしも強く、度胸もあって、なかなかのたくましさです。
ところで、リオンはドヒョンに関する新聞記事の切り抜きなんぞを持っています。
小説のネタ?
ドヒョンの祖母はスンジングループのソ会長。
そして、母ファランとは険悪な仲ですね。ファランも負けてはいないんで、ま~すごいです。
ドヒョンの父は寝たきりなのか、植物状態なのか、どこかの病院に21年もの間入院したままらしいです。その居所を、ファランは教えてもらってません。彼女が突き止めたとわかると、すぐさま又別の病院に移されてしまうようで。
これまた理由が分かりません。
ファランが夫に会うのが何故マズイのでしょう。
ファランは入籍をしていないらしく、グループの社長夫人という扱いを受けてはいないようですね。
ソ会長は、ドヒョンをファランの息子じゃなく、自分の孫でスンジングループの唯一の後継者だと言うのです。
ドヒョン、犬猿の仲の祖母と母親の間で、気苦労が絶えない様子です。
ここで、ドヒョンはまた驚くべき事を聞かされました。
なんと、セギは帰国の条件としてスンジン建設の社長の座を持ちだしたようです。でも、時期尚早だとソ会長は言い、まずはIDエンターテインメントの副社長から始めるよう言いました。
「株の5%は渡せないけど、副社長をやるなら、誕生日に0.5%ずつ譲渡してもいい。」
と、ソ会長は言いました。
ドヒョンは、自分の本心じゃないわけです。だから、辞退したいんでしょうね。口を挟もうとするんですが、その都度祖母と母親の言葉に邪魔されて、一切異論を唱える事は出来ませんでした。
結局、祖母の言うなりに事は進むしかないのです。
きっと、これまでもこうやって来たんでしょう。
一人暮らしを許された事が、唯一ラッキーだったかもね。
セギの所為で、引っ込みがつかなくなったドヒョン。途方に暮れていました。
アン室長は、そんなドヒョンの傍でどんな事になろうと、力になると言ってくれました。それだけでも心強いですよね。
病気を隠し通す方法を考えるとも。
IDエンターテインメントは、ドヒョンの又従兄のギジュンが社長を務めています。彼の父親チャ・ヨンピョがスンジン建設の社長なんだそうです。
ギジュンは、ドヒョンを上から目線で見ていますね。
気が弱くて、祖母の前では縮こまっているのに、スンジン建設の社長の座を帰国の条件にするなんて、如何に帰国したくなかったのか・・・と受け取ったようです。
でも、父のヨンピョは、警戒しろと言いました。何と言っても後継者候補だからね。
ギジュンが帰国祝いだとドヒョンに内緒でパーティを開きました。
大きなクラブで社員たちを招き、副会長に就くドヒョンを紹介したのです。
そして、新しくチーム長に就任したチェヨンをドヒョンに紹介するためでもありました。
チェヨンは実はドヒョンの初恋の人だったのです。勿論、片想い。
それをギジュンは知ってるようですね。
現在、チェヨンはギジュンの婚約者でした。
そのクラブに、リジンもやってきました。
彼女は、担当の患者が病院を抜け出して、クラブに来てると言う情報を得て、捕まえに来たのです。
その患者ホ・スッキは、その時、精神健康医学科の医師だという偽の名刺を差し出して、ドヒョンにあれこれ話しかけてる最中でした。
リジンの事を、反対に患者だとドヒョンに言ったため、ドヒョンがリジンの前に立ちはだかって庇いました。
で、リジンが、思わずドヒョンを投げ飛ばしちゃった。
その瞬間、ドヒョンからセギが・・・。
変身しそうなドヒョンは、苦しみながらトイレに駆け込みました。薬で抑えようとしたんだけど、無理で・・・。
結局、セギが現れちゃった・・・。
セギは、着てるドヒョンの洋服が気に入らず、たまたまそこに居た男の派手なジャンパーを力ずくで奪っちゃった。
男が仲間を呼んで仕返ししようとしたんですが、まーセギ、強い
乱闘になった時、セギはリジンと一緒でした。
「憶えておけ。2015年1月7日夜10時。お前に惚れた瞬間だ。」
なんてクサイ台詞なんざんしょ。
リジンじゃなくても、目が点になりますわな。
でも、セギは真剣でしたね。一瞬でリジンに心を奪われた?投げ飛ばされた瞬間
いやぁ~っチソンssiが、カッコ良い
セギになった時の濃いアイラインの目がちょいと怖いけど、でも、カッコ良い
真面目で気弱そうで善良そうな英国紳士のようなドヒョンも素敵です