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法廷プリンス - イ判サ判 - DVD-BOX1 |
パク・ウンビン,ヨン・ウジン,ドンハ,ナ・ヘリョン | |
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チェ・ジョンジュ=パク・ウンビンさんは、ある日ボランティアだと偽って判事室に入り、そこである事件の書類を盗み出しました。
キム・ガヨン性的暴行殺人事件の裁判資料です。
容疑者チェ・ギョンホは、彼女の実の兄でした。
裁判記録が無くなった場合、その裁判の被告は無罪となるそうです。
ジョンジュは、自分が窃盗等の罪を犯しても、兄を無罪にしたかったのです。と言うより、無罪だと確信していたのでしょう。
資料を破ってトイレに流そうとした時、ドアの外から声が。
それから10年が経ちました。
ジョンジュは、判事となっていました。見かけとは違って、なかなかの破天荒ぶりです。
その日、遅刻しそうになって、必死に駆けて行ってる時、よりによってひったくりに遭ってしまったのです。ひったくられたカバンの中には、大切な裁判記録。
慌てて後を追いましたが、相手はバイク。無理でした。
激昂した彼女が靴を投げつけたのですが、当たったのは、たまたま通りかかったサ・ウィヒョン=ヨン・ウジンssi。
靴底には、踏んだばかりのガム!
ウィヒョンの頭には、そのガムがべったり…。
突然の事に驚いたウィヒョンですが、状況把握が早い!
すぐにひったくり犯を追いかけ、ジョンジュが通報した警察が駆けつけた時には、犯人を取り押さえていました。
もち、バックも取り戻しましたし、中の裁判資料や身分証明書から、被害者が同じソウル地裁の判事だと知ったのです。
その頃、ジョンジュは裁判に出ていました。
キム・ジュヒョンと言う男による児童連続暴行事件でした。
判事席にいても、ジョンジュの頭にあるのは盗まれた裁判資料の事。
裁判が始まりました。
ところが冒頭からキム・ジュヒョンのあまりにも馬鹿げた被害者を貶める供述に、傍聴席にいた被害者家族は勿論激昂。判事をはじめとする職員たちも、あっけにとられる始末。
ジョンジュが我慢出来る筈がありません。
思わず、手にしたペットボトルをジュヒョンに投げつけ、怒りだしました。かなりの悪口雑言です。
そうなったら、もう誰も止められません。
ジュヒョンが、からかうような態度を取ったので、ジョンジュは法服を脱ぎ捨て、飛びかかろうとしました。
ま、それは何人もの人によって、止める事ができましたけどね。最悪の事態は免れるたか…と思ったのですが。
なんと、誰かがその様子を密かに撮影していたらしく、ネットに載せちゃったから、事は一気に公に…。
おまけに、慌てたジョンジュは、隠していた裁判資料紛失の件を口走ってしまったのです。
「どうせ、首になるからといって、暴れたのか」
・・・と、オ部長判事は叫びました。
必死に頭を下げ続けるジョンジュ。
謝って済む問題じゃない・・・と言う、オ部長判事の声が轟ました。
サ・ウィヒョン判事は、チャン・スンボク窃盗事件の裁判に出ていました。
被告のチャン・スンボクは、夫を殺した罪で服役しています。でも、ずっと無実を訴えていて、刑務所でも労役も食事も拒否するという態度を続けていました。
今回、窃盗をしてしまったのも、自分の無実を訴えるためだったのです。
窃盗を素直に認めたチャン・スンボクは、今の自分の姿を防犯カメラで撮ってくれないかとサ判事に頼みました。
担当検事のト・ハンジュン=ドンハssiは、必要無いと言いましたが、サ判事はカメラのスイッチを押しました。
そこで、チャン・スンボクは、必死に夫を殺したのは自分では無いと涙ながらに訴えたのです。
再審請求が何度も棄却され続けていました。だから、これが最後の手段だと思ったのでしょう。
諦めなかったのは、自分が無実だということを忘れないためだとチャン・スンボクは言いました。
知的障害を持っている彼女の息子は、毎日裁判所の前にプラカードを持って立っています。母は無実だ・・・と書いた。
管轄が違うと言いかけたサ判事も、彼女の言葉を遮る事を止めました。
ところが、感情が激したチャン・スンボクが囚人服を脱ぎ始め、パニックにようになってしまったのです。
サ判事は、一旦休廷とするしかありませんでした。
しかし、この間に事件が起ったのです。
なんと、隙を見てチャン・スンボクが指を切って、その血で法廷に血文字を残して倒れてしまったのです。
“私の無罪はあなたたちの有罪”
誤判という意味ですね。
救急搬送されたチャン・スンボクは意識不明となってしまいました。
この一件が公になったら、裁判所の威信が失墜することは明らか。
裁判所長たちは処理に悩みました。
とりあえず、チャン・スンボクのビデオは削除すべきということで所長とソ首席部長判事の意見はまとまりました。
でも、サ判事は、それに反対の意見のようです。
が、その場では何も異論は唱えませんでした。
そんなところに、ジョンジュの大暴れの動画が報告されたのです。
所長に呼ばれたジョンジュ。
部屋の前で息を整えていざ・・・となった時、ドアが突然開き、思いっきりおでこをぶつけてしまいました。
開けたのは、サ判事。
サ判事は、裁判記録の事を話そうと思ったのに、ジョンジュはそれを遮り、所長室に入りました。
結局、所長からはお茶をご馳走になり、大きな叱責も貰わずに済みました。
所長は、世間の目は、ジョンジュの一件の方に向くと察し、彼女の動画を抑えることをせず、その隙にチャン・スンボクの件は穏便に済ませてしまおうと考えたようです。
ところで、サ判事とト検事は幼馴染で、親友です。
ト検事は、ジョンジュの先輩だそうで、ずっとジョンジュにアタックしてるのですが、ジョンジュはそれを冗談か挨拶代わりの台詞のように感じてるみたいです。
ト検事は、サ判事の部屋にジョンジュの片方の靴があるのを見ていました。
それがジョンジュの靴だとすぐに分かるのは、彼の気持ちが本モノの証拠でしょうね、きっと。
ま、そんなことから、ジョンジュはサ判事がカバンとその中の資料を取り戻してくれた事を知ったのです。
大喜びで書類を抱きかかえたジョンジュ。首がつながりました。
ところで、チャン・スンボクが無罪を主張している事件は、ト検事の父親であるト議員の別荘の管理人が殺された事件です。
その一審を担当したのが、なんと、サ判事の父親のサ元判事だったのです。
なんか、二重三重に絡まってる人間関係ですな。