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法廷プリンス - イ判サ判 - DVD-BOX1 |
パク・ウンビン,ヨン・ウジン,ドンハ,ナ・ヘリョン | |
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少しずつ、周囲の人たちが今向き合ってる事件と関わりがあるのでは?・・・と、サ判とト検事が思うようになってきました。
サ判は、父親が何故かチェ・ギョンホの裁判の記録を見たがっていることを知りました。
当時、ギョンホの弁護士をしていたのが、オ部長判事だったのです。
ま~あれこれと相関図が複雑だわ・・・
サ・ジョンドに記録を見せてほしいと言われたオ部長判事は、サ判事に手渡しました。同居してる父子ですからね。その方が確実だと思ったのでしょう。
サ判事はまだ意味は分からないけど、何か胸騒ぎがしたんじゃないでしょうかね。
そして、ト検事は、母ユン・ミョンヒが、キム・ジュヒョンが持っていた凶器のナイフと同じモノを持っている事に気が付きました。
世間にざらにあるモノじゃないだけに、気になったようです。
ユン・ミョンヒは、キム・ジュヒョンの心理判定(?)をするために、面談を繰り返しています。
少しずつ、ジュヒョンの信頼を得ているようですね。
ある時、ジョンジュにチン・セラが会いに来ました。・・・と言っても、チン・セラも修習生で同じところに勤務していますから、特別に会いに来たというわけじゃありませんが。
ジョンジュがギョンホト実の兄妹だということを、偶然ト検事との話を聞いて知ってしまった・・・とチン・セラ。
しかし、チン・セラは何が言いたかったのでしょう。
ジョンジュの態度では、ギョンホとの関係をすぐに周囲に知られてしまうと忠告しました。特に、サ判事には知られてほしくないような口ぶりです。
意味は?
チャン・スンボク事件担当の刑事が地裁にやって来ました。
証拠をねつ造したと告白するためです。
元刑事は、凶器にチャン・スンボクの血をつけたと言いました。一旦自白したのに、一転無実を訴え始めたチャン・スンボク。上からは早く証拠を確保しろとせっつかれ、つい、やってしまったと言いました。
その報いを今受けている・・・と元刑事。
なんと、彼の3歳になる孫が、ガンに侵されてしまったんだとか。自分の悪行の所為だと思ったのです。
これを新たな証拠とし、ジョンジュは再審請求を許可しようと考えていました。
しかし、被告人が意識不明の場合、公判手続きの停止に当たるんだとか。
オ部長判事は、ジョンジュにチャン・スンボクの病院に行くよう指示。そこで、意識が回復する確証が得られなければ公判は停止しろと言ったのです。
それは、ソ首席部長判事も願ってることでした。
勿論それはト議員の意向でしょう。
そして、チャン・スンボクの回復の見込みは極めて難しい状況でした。
サ・ジョンドは、顧問弁護士でありながら、ト議員と距離を置こうとしているようです。
やはり、事実を知っていたにもかかわらず、自分が誤判を犯してしまうのを、眺めていたというのが、引っかかっているのでしょう。
サ・ジョンドは息子と同じで、不正や犯罪を許容する性格じゃ無いのです。
ト検事がサ判事を呼び出しました。
くさくさする気持ちを、お酒を一緒に飲んで晴らしたかったのかもしれません。
でも、サ判事は、ト検事に疑念をぶつけました。ジョンジュと同じです。
チャン・スンボクの公判は停止になる可能性が高い状況だし、犯人の車がト検事の車と同じナンバーだったと知って兄ギョンホの無実の可能性、ト検事が真犯人である可能性が高くなっていることで、苦しみ続けていました。
それを傍で見ているサ判事も、辛かったのです。自分自身も親友ト検事への疑いが膨らんでいますしね。
とにかく、三人が三人ともじれったい思いで苦しんでいました。
ト検事は、とうとう話してしまいました。
ジョンジュがギョンホの実の妹だということを。それでジョンジュは苦しんでいるんだと。
ジョンジュは、ギョンホの裁判の陪席から降りたいとチェ判事に申し出ました。
実の兄妹ですから、規則では陪席にはなれません。ただ、周囲は名字が違っているため、そんな関係があるとは思いもよりません。
理由は何だと聞かれ、ジョンジュは思わず口ごもりました。
でも、意を決して話そうとした時、サ判事の声が。
「私が入ります。理由は聞かないでください。」
でも、ジョンジュは言いました。
「チェ・ギョンホは、私が裁ける人ではありません。被告人は、私の兄です。」
ギョンホの暴行事件の裁判が始まりました。
ジョンジュは陪席を降り、傍聴席にいました。
キム・ジュヒョンへの暴行の理由を問われたギョンホ。・・・答えられません。
すると、右倍席の判事が具体的に聞きました。
「被告人の妹が原因ですか?相手が妹を人質に取ったから・・・。」
そこまで聞いた時、ギョンホが言葉を遮りました。妹などいません・・・と。
「では、裁判官が嘘を言ったのですか?法廷の中に妹はいますか?」
驚いたギョンホ。傍聴席のジョンジュを見つめました。ジョンジュも真っ直ぐに兄を見つめました。
ギョンホは迷いました。
被告人という立場の自分兄だなんて答えて、裁判官である妹に傷をつけたく無いと言う思いと、正直に答えなければ、ジョンジュの発言が嘘になってしまうという葛藤です。
その時、サ判事が言いました。
「不利な陳述は拒否して結構です。」
呆れたように、右倍席の判事がサ判事を見つめました。
「では、拒否します。」
ギョンホが言いました。
そして、謝罪しない理由は、処罰を受ける覚悟だからだと答えたのです。
裁判が終了した時、下がろうとしたギョンホにジョンジュが質問を投げかけました。
「1371の車が、キム・ガヨンの事件と何の関係があるの?」
「関係無い。通報は嘘だ。」
通報?ギョンホは通報してたの
その頃、ト検事は警察にいました。
「俺は10年前のキム・ガヨン暴行殺人事件の容疑者です。チェ・ギョンホは無実です。」
えーっ
でもね・・・“容疑者”だそうです。
ギョンホが無実だと言う事は確かで、真犯人は別にいるらしい・・・などと言いましたよ。刑事は、ふざけているのかと、怒りました。
当たり前ですわな。
要するに、ト検事は、公的に捜査を開始させる事が目的なんでしょう。ジョンジュにしても、サ判事にしても自分に気遣って捜査をしようとはしませんから。
それが、自分の潔白を証明することになると信じたのでしょうね。