不滅の恋人 (韓国ドラマ・ガイド) | |
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やっとのことで再会できたフィとジャヒョン。
でも、二人の気持ちはすれ違います。
フィが死んだ途端に側室に上がろうとした・・・とフィが思っているとジャヒョンは感じました。自分の本意を信じていないと。
一方、フィは、苦労をかけ続けるジャヒョンへの負い目がありました。
自分と出会わなければ、自分が想いを告げなければ、ジャヒョンは他の誰かと結婚し、幸せな人生を送っていたに違いないと思いました。
再会した今、傍に置きたいと思う気持ちが強くなったフィですが、それはあまりにも危険でした。
ジャヒョンの心を穏やかにさせた上で、家に送り返したいと思いました。
ガンは、ジャヒョンが何者かに連れ去られたと聞くと、表向きは尼寺に行ったと思わせておき、裏で連れ去った者の正体を探らせました。
今の時点では、フィを押していた一派の仕業なのか、ジャヒョン父が手を回したのか、判断ができませんでした。
ジャヒョンは、ガンに対する復讐を考えていました。
今、彼女には行くあてがありません。尼寺に行ったら尼にさせられますし、実家には迷惑がかかる事が分かっていますから、帰れません。
だとしたら、ここでガンヘの復讐を計画するしかないと思ったのです。
ガンに、自分の過ちを思い知らせてやりたいと思っていました。
生まれて初めて自分の身の回りのことも自分でするようになったジャヒョン。洗濯、炊事・・・全てです。
フィは、そんなジャヒョンを見守り、時には手を貸しながら想いを伝え続けました。
ジャヒョンやぁ・・・理解してあげなさいよ。
フィも、生きるか死ぬかの経験をしてきたんだから。それでもジャヒョンだけを想い続けているんだからぁ。
ルシゲやギトゥクたちもそんな二人を見るのは心が痛みました。
宮中では、ガンの即位が中国にまだ認めてもらっていないことが問題視されていました。
それまでの王が病弱だったり幼かったりしたことで、王権が弱くなっている証拠です。
ガンは、母大王大妃をはじめとした臣下たちが自分を認めていないと感じとっていました。なんとかして明から認可を受けようと思い、重臣たちを懐柔する策に出たのです。
一つは、ジャヒョン父に礼賛文を書いて明に送るということ。
そして、もう一つは重臣たちを招いて宴を催す事。
ジャヒョン父は、フィを陥れる陰謀に関わったことを悔いていました。意に反して関わったのに、娘の行方は知れず・・・。
とても礼賛文を書く気分じゃありません。きっぱりと断りました。
そんな時、ジャヒョン父にト・ジョングクが声をかけました。
そして、密かにジャヒョンの手紙を渡したのです。
ト・ジョングクは、礼賛文を書いて、王の味方としてそれを明に送る使者となってほしいと言いました。スパイですな。譲位した前王の復位を叶えるためには、間に立つ者が必要ってことですね。
宴では、ヨギョンが舞を披露しました。
場所が厳格な宮中にもかかわらず、妓女が・・・と陰口をたたかれましたが、ガンの命令ゆえ、仕方がありません。
でもね、ナギョムの怒りはヨギョンに向かったのです。
なんと、水銀を飲ませ、右目を失明させてしまいましたよ
ここまで残酷になってしまったのね、ナギョム。
このことで、ヨギョンの心は完全にガンから離れてしまったようです。
ト・ジョングクは、ヨギョンに会いに行きました。そして、フィの生存を知らせたのです。
ジャヒョン父が立派な礼賛文を書いたことで、ガンは大喜びしました。
ところが、ヤンアン君はまだ手綱を緩めていません。前王が生きている事が目ざわりなのです。またも担ぎ出そうとする輩が現れないとも限らない・・・とね。
流石に、フィが死んで間が無い今、幼い前王までは・・・とガンは躊躇しました。
ヤンアン君は、そんなガンの意識を変えようと過激な策に出ました。
ガンの使う矢に毒を仕込んだのです。
矢羽根が触れた事で顔の皮膚がただれてしまったガンは、激怒。
亡き縋る大妃や大王大妃から、幼い前王を引き離し、流刑に処したのです。
フィたちのアジトとしている寺にクッタンが来ました。母からジャヒョンの世話をするよう命令されたのです。
ジャヒョンも心強いよね。
幼い頃からずっとそうして来たように、クッタンに心の内を聞いてもらいました。
ある日、クッタンは、ジャヒョンの身体に拷問の痕を見つけました。
黙ってはいられませんでした。
ジャヒョンが死ぬ気でガンのところに行く前に託した手紙をフィに渡しました。
そして、宮中で拷問されたようだと話したのです。
フィは、やっとジャヒョンの想いを知りました。死ぬ気で宮中に上がった・・・と。
怒りがこみ上げて来ました。
ジャヒョンの元に行き、腕の痣を見ました。キツク抱きしめました。
やっと、二人の心が通じ合いました。