まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『ただひとつの愛』7話まで

2020-02-05 18:30:32 | イ・ドンゴン関連

レビュー一覧は、こちらから。

 

ガンウは見ていたのです。

ダンがヨンソに、苦しむのを見るのは嫌だと言い、ファンタジアの舞台を選ばなくても良い・・・みたいな事を言うのを。

おんぶして帰るのも・・・。

だから、長い間探し求めてきた目標を奪われるのが嫌で、ダンに釘を刺したのです。

 

ダンは救助されましたが、ガンウは自力で岸にたどり着いたようです。

救急病院に担ぎ込まれたダン。

大丈夫だと言うのに、医師は安静にするよう言いました。

隣のベッドに、ガンウがいましたよ。

この二人、ライバルなのに、何故かコミカルなシーンがちょこちょこありましてね。大げさギャグなんかじゃなくて、ちょっとした動作とか表情とかで、くすっと、にやっとしてしまいます。

 

ガンウは言いました。

「バレリーナにとって踊れないのは死んだも同然だ。失明して自殺しようとした事もあった彼女が、やっと復帰を誓ったのに諦めろだなんて、何様だと思ってるんだ!いい気になるな!」

そして、明日にでも辞めるんだな、じゃないと、地獄に突き落とすぞ・・・と。

でもね、ダンは言いました。まだ辞められないと。

「彼女が好きなのか?」

と、ガンウ。

「好きです。自分が思ってた以上に好きなんです。」

ダンは自分の気持ちを認めました。

「彼女には幸せになってほしい。幸せのために行動すると約束した筈。守ってくれたら、身を引きます。」

 

ガンウも自分の気持ちがイマイチ理解できないでいるようです。

ダンを目障りだと思いました。

でも、そう思うのは、自分の気持ちが揺らいでいるからかもしれないとも思うのです。

 

後援者の会議が開かれました。

ヨンジャが言ってた12時間後と言うのは、この会議を指していたのです。その場で全て手放すと公表しろと言う事です。

ダンは迷ってるヨンソに言いました。

今朝も、海でも、踊ってるあなたは幸せそうだったと。

「昨日、嫌なら止めても良いと言ったけど、バレエが好きなら続けて。でもこれだけは覚えてて。あなたがどんな選択をしても、どこにいても、もう一人じゃない。」

勇気が出たようです。

そして、ダンも、自分の想いとは別に、ヨンソの本当の幸せを見守る事に決めたようです。

 

ヨンソは、後援者、理事たちの前で頭を下げました。

彼女の性格を考えたら、思いもよらない態度です。

ヨンジャは、そんな事より、早く、自分の言ったようにしろと急かしました。

皆に謝罪したヨンソ。

それから?・・・とヨンジャが急かしても、何も言わないので、ヨンジャが勝手に言い始めました。ヨンソはファンタジアから離れる・・・と。

でも、すぐにヨンソがそれを否定。疑いを晴らすために、舞台を見てください・・・と。

そんな事で納得する理事たちではありません。

土下座でもしてもらわないと・・・と言いだす始末。

 

ヨンソはツカツカとその理事の前に行きました。

「バレエには無関心ですよね。」

ここからが本来のヨンソでした。

「教養があるように見せたくてお金で趣向を買う人、一番いい席に座って急かすだけの最低の人。そんな人に、バレエを好きにさせてあげます。価値があると分かる筈。今回の公演が成功しなかったらここから退きます。それまで団長は続けてもらいます。公演後、誰が辞めるべきか決めてください。」

 

それだけ言って、部屋を出たヨンソ。

ほっとしてふらつきました。

そこにガンウが来て、ヨンソを抱きしめました。満足そうでした。

 

ヨンジャは激怒しました。

いつから私たちこうなったの?・・・とヨンソ。

ヨンジャは、ファンタジアをここまで大きくしたのは自分だと言う自負があります。名ばかりのヨンソに勝手にさせたくないわけです。

一度でも失明したヨンソを家族として同情してくれていたら、こんなにこんがらがることは無かったとヨンソは思っていました。

そうだったら、もっと早く引き渡していた・・・と言いました。

ここまできたら、白黒きっちりつけないと、収まりませんね。

 

いつ辞めるんですか?・・・とガンウがダンに言いました。

生意気で役に立たない秘書は必要ないと言いました。

あなたも役に立ってない・・・とダンが言い返しました。ヨンソは一人で頑張ってると。

この前、言いそびれたけど・・・とダンが続けました。

「地獄はそう簡単に行ける所じゃない。詳しくは言えないけど、僕とは無縁の所です。」

 

団員と会いたいとヨンソが言いました。

ストライキ中だと聞いたからです。

でも、ガンウは無駄だと言いました。自分が解決すると。

そう言われて黙ってるヨンソじゃありません。

自分から動きました。

 

初めて、団員の中に自分から入って行きました。

戸惑ったのは団員たち。ヨンソがガンウから贔屓されてるという妬みも恨みもありますしね。これまで、お嬢様然として自分たちを下に見ていたと言う恨みもあります。

いくらヨンソが頑張っても、全く受け入れてはもらえません。

 

翌日、10時に集合しなければ、全員解雇だとガンウが言っていましたが誰も行きませんでした。

ニナも、そしてヨンソも・・・です。

奉仕活動を行っていた老人施設で事故が起りました。

盲目の女性がパニックになって暴れたことで、蝋燭がゴミ箱に落ち、燃え上がってしまったのです。

ダンの早い措置でボヤで終わりましたが。

おばあさんの責任だったのですが、ヨンソが庇って責任を負いました。

団員たちは、一斉にヨンソを責めたてました。

でも、ヨンソは諦めませんでした。

 

翌日も奉仕活動に出かけたのです。

ヨンソの責任ではないと団員たちにも分かり、責め立てた団員たちの方が気まずい思いをすることに。

 

ヨンソはガンウを呼び、提案しました。

ジゼルをオーディションで選ぼうと。公正に堂々と勝負しましょう・・・と。

自分も落ちたら、下から頑張るから・・・とね。

ガンウは、ジゼルはヨンソしかいないと考えています。納得し難いところですが、仕方がありません。

 

ところで、パク室長とヨンジャの夫がヨンソの元を訪ねて来ました。

結局、勇気が出なくて、会わずに帰ってしまったのですが・・・。

好転の兆しあり?

 

ニナはエレナを訪ねて行きました。

断られても逃げられてもしつこく追いかけ、レッスンをしてほしいと言ったのです。

ヨンソに勝ちたいからと。

 

ガンウは、ダンの正体を怪しみ始めました。

怪我があっという間に治っているし、話す言葉が、天使っぽいし。自分も天使だったから分かるんでしょうね。

ある時、買い物に出かけたダンが、一人のアジュンマと口げんかしてるのを目撃。それ、フだったんですけどね。

そして、以前、ダンが出て来た教会に行ったのです。

懺悔をする小部屋に入りました。

そこで、フに問いました。

この世に天使はいますか?・・・と。

フは、次々に出される質問を適当に誤魔化しました。でも、以前、お寺で会ったことのある人物だと、ガンウにばれてしまったのです。

 

ヨンソは、ダンと幸せな時間を過ごしていました。

ダンは秘書として自分の世話をしてくれますが、ヨンソはときめく一方。

 

ダンはまた夢を見ました。

海岸で岸壁から落ちそうになるところを、ヨンソが助けてくれるんです。

気になったダンは、フを訪ねました。

「人間は天使になれますか?」

つまり、昔人間だったけど、死んだことで魂が天使になる場合があるか?・・・ということです。死んだ少年の魂が自分と言う天使になったのではと思ったのでしょう。

夢は人間の副作用だ・・・とフは言いました。

「願いが夢として現れている。人間は願い事を繰り返し考える生きモノだ。それが未来や過去、欲望なのかと錯覚する。副作用だ。忘れろ。」

と言う事は、自分は人間に成りたいと願っているということ?・・・とダン。

天使が人間になれるのか?・・・と。

その瞬間、フが怒ってダンを殴りました。

「ついて来い。」

 

フが連れて行った先に、老人施設で会った老夫婦がいました。

フの顔を見て、逃げ出しました。

夫は天使だったのです。

でも、愛する人と出会い、任務を捨てて逃げ出してしまったのでした。

 

必死に妻が願いました。助けてくれと。

夫が願いました。妻だけは助けてくれと。

でもね、結局、夫は消滅してしまったのです。埃になって消えてしまいました。

 

ダンは愕然としました。

夫が消えた後、泣き叫ぶ妻の姿がヨンソに見えました。

自分がヨンソを愛し、人間として生きるということは、こう言う事なんだと思い知ったのです。

 

ヨンソの元に駆け戻りました。

ヨンソの為にも、自分は一刻も早く離れなくてはと思いました。

嬉しそうに朝食の準備をしていたヨンソに言いました。

「大事な話がある。僕は、秘書を辞めます。この家を出たいんです。」


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『ただひとつの愛』6話まで

2020-02-05 12:15:27 | イ・ドンゴン関連

レビュー一覧は、こちらから。

 

ガンウも天使でした。

でも、神より愛する人ができ、そちらを選ぼうとしたとき、神の制裁が加えられたのです。

ガンウの目の前で女性ソルヒは死にました。

ガンウが何かに対して跪いているのを見ていたソルヒ。彼女には見えなかったけど、ガンウの前には神の使いが二人立っていたのです。

「神が与えた物、全てを回収する。」

ガンウに向けて、弾丸のような物が放たれた時、庇うようにソルヒがガンウの前に立ちました。そして、ソルヒはガンウの腕の中で息を引き取りました。

ソルヒの遺骨はお寺に収めました。教会には行けませんよね。

だから、お寺にお参りに行ったのね、前話で。納得したわ。

ところで、ダンが持ってる天使の証のハンカチを、ガンウも持っていました。今はお寺に納めてますが。ハンカチに描かれた羽の模様、ダンの場合は白ですが、ガンウは黒くなっています。本当の天使じゃないってことかしら?

 

一人では生きていけないと、ガンウは死を選ぼうとしたこともありました。でも、死ねませんでした。

気力を失い、怠惰な生活を送って来たガンウ。

15年経った今、彼に生きる目標が出来たのです。ヨンソと言う。

「私のジゼルになってください。」

そう言って跪きました。

 

ムードが高まったその瞬間、ダンが隠れていた小屋から転げ出て来ちゃった。雰囲気台無しです。ガンウが不機嫌になるのもしょうがないですね。

 

綺麗だった・・・とダンはヨンソに言いました。

 

ファンタジアナイトとは、投資を募るためのイベントでした。

だから、投資家の嫌な態度にも耐えて媚びを売る事も多々あったようです。

でも、ヨンソはそんな事はしないと言いました。ガンウは決してさせないと言いました。

ダンは、汚ない現実を知らされ、激怒。絶対に下手に出るなとヨンソに言いましたし、させるなとガンウに言いました。

 

ヨンソの最初の観客だった少年は、誰かに追われていました。

ダンは、その少年の夢を見ました。ヨンソが出てこなかったので、関係があるとは思わなかったようです。

天使は夢も見ないのね。お初のような口ぶりでした。

 

海岸の事をどうして知ったの?とヨンソがダンに聞きました。

ダンは、あの写真を渡しました。

「きらきらした笑顔でしょ。」

ヨンソは、ダンの言葉にまた動揺しました。嫌いだと言った癖に・・・と。

幸せそうに踊るその写真を、ヨンソは練習室に貼りました。

 

ダン、教習所に通い始めましたよ。

そしたら、教官がまた、フなんです。

どこにでも現れますな、フは。お目付役と言うより、世話役のような感じです。

ダンは、ガンウについて調べてほしいとフに頼みました。

で、ちょいと近づいてみたフなのですが、普通の人間とは違う何かを感じたようですよ。

 

ファンタジアナイトの日になりました。

チョン執事は不安でなりません。運勢では家にいた方が良いと出てる・・・とヨンソに言いますが、そんなの信じるヨンソじゃありません。

チョン執事は、ダンにヨンソを守ってくれるよう頼みました。

家族に狙われるなんて・・・とダンはイマイチ信じられませんが、チョン執事の言う事にも頷けるものがあります。

だから、シャンデリアの様に落ちてくる物が無いか、不審な行動を取ってる者がいないか、周囲に目を光らせました。

それは、ガンウも同じで。

ヨンソを一人にしないよう、気を付けました。

 

ヨンソは、周囲には平気な顔を見せていますが、内心は不安でした。

ダンへの想いが募っていたのです。ダンに頼り切って来た自分を何とか奮い立たせようとしていました。

それでも、不安が拭いきれないヨンソは、密かに鎮静剤を飲んで会場に向かいました。一人でも大丈夫になるために。

 

イベントには、有力な投資家イシカワが出席していました。

彼は芸術を理解なんてしていない俗物で、バレリーナを単なるホステスと同じ部類にしか見ていないような嫌な人物です。

それでも、投資を引き出すには我慢してつきあわなければいけないとヨンソは耐えました。

ダンも、それに気づいて、ヨンソに触れようとするのを邪魔したりしてます。

 

ヨンジャは、パク室長に命じて、ヨンソのワインに薬を仕込ませていました。

でもね、ダンが気付きましたし、ヨンジャの夫が気づいて防いだのです。

イライラするヨンジャ。

それを冷静に見ていたのは、長女のルナ。

ルナの方がもっとずるがしこい人間でした。

ワインではなく、葡萄に薬を仕込んだようです。

 

慎重になっていたヨンソは、ワインは飲みませんでしたが葡萄は食べました。周囲の人も食べていましたからね。

 

公演が終わり、ヨンジャが臨時団長の座を降りると発表しました。

かなり時間を稼いだ発表の仕方でした。

そして、ヨンソを紹介しました。

ヨンソは席を立ち、壇上に向かおうとしたのですが、突然の激しい頭痛とめまいに襲われたのです。

酔っ払ったように喋り出したヨンソ。

イシカワの本性を知っていると叫び、暴れました。誰も止められません。

 

ガンウですら、呆然と見詰めるだけです。

ふらふらとステージに向かったヨンソ。ふらついて手すりを乗り越えて海に落ちそうになりました。

それを支えたのは、ダン。

「またあなた?いつもあなたね。」

そう言って、ヨンソは意識を失いました。

 

翌朝、ヨンソは自分の失態に頭を抱えました。

変だと思いました。ワインを1杯も飲んでないのに、あんな醜態を示すなんて、考えられません。

すぐに主治医を呼び、血液検査をしてもらいました。

でもね、ダンの事を忘れるために飲んだ薬の成分が検出されてしまい、他の薬とアルコールとの兼ね合いがあって、何が原因か特定することが出来なかったのです。

 

ファンタジアでは、理事たちが激怒し、ヨンジャたガンウに噛みついていました。

ヨンジャが自分が責任を負う・・・とか言って、この隙に手腕を発揮し、ファンタジアの実の主人になろうと思ったのですが、理事たちは彼女のこともイマイチ信用していないみたいです。

投資家が手を引くのであれば、自分たちも協賛は出来ないと口々に言いました。

責任を追及されたガンウですが、反対に理事たちに言いました。

「投資する機会を逃しますよ。」

強気に出たガンウですが、理事たちは次々に席を立ちました。

 

バレエ団の中からも反発が起りました。主役にヨンソを据えるのなら、自分たちは出ない・・・とストライキを宣言したのです。

しかし、ここでもガンウは一歩も引きませんでした。

公演での不出来を指摘し、自分が心配なのは、ヨンソの方から低レベルな団員とは踊れないと断られる事だと言い切ったのです。

ヨンソは立っているだけで感情が伝わってくるのに、君たちは何だ?・・・とガンウ。

流石に、ニナはショックを受け、練習場を飛び出しました。

 

お酒を飲み、座り込んでいる時、偶然一人の女性と会いました。

何やら、荒れた生活をしているように見える女性です。でも、それが昔指導を受けていたエレナだとニナは気付いたのです。

後を追いかけたけど、逃げられてしまいました。

エレナは、ファンタジアに恨みを持っているようです。今後、重要な存在として出てくるのかしら?

 

ダンは、ルナを訪ねていました。

今回の一件を調べたいから、資料を見せてほしいと。でも、ルナは断りました。

全てヨンソの責任だろうと言わんばかりです。

それでダンは分かりました。家族とは名ばかりの関係だと。

その帰り、ファンタジアナイトの会場で見かけた不審な男の姿を目撃。後を追いましたが、見失ってしまいました。

でもこれで、いっそう今回の一件にヨンソの“家族”が関わっていると感じたかもね。

 

ヨンジャがヨンソを訪ねて来ました。

全てを譲れと言いました。

散々な言い様に、ダンがキレました。

「悪はどんな悪でも避けるべき。欲がはらむと罪を生み、罪が熟すと死を生む。誘惑に負けるのは分かりますが、ヨンソの唯一の家族でしょ。何故、愛してくれないのです?どうして他人より傷つけるんですか?」

秘書には恵まれたわね・・・とヨンジャ。

心強い秘書がいるから家族がいなくても平気でしょ・・・と。

そして、12時間以内に辞退しないと、全てを失うわと言って帰って行ったのです。

ムカつくーっ

 

ヨンスは一人でふらっと家を出て行きました。

ダンは静かに後をついて行きました。

お酒を飲むヨンス。

僕の所為だ、僕がちゃんと守らなかったから・・・とダン。

「私のせいよ。欲は罪を生むんでしょ?バレエを再開するなんて、欲張りだったのね。」

初めての観客の少年が綺麗だと泣いてくれたから、踊る事が幸せだと思えたのに、今は、辛いだけだ・・・とヨンス。

 

「心の荷物を降ろして、君が苦しむのは嫌だ。ファンタジアの舞台じゃなくてもいいんじゃない?観客が必要なら僕が見てあげる。」

ダンが言いました。

全部投げ出してあなただけに見せる・・・そうしようか?とヨンソ。

そして、ふらつく足で、ダンの前で踊り始めたのです、ジゼルを。

 

倒れそうになったヨンソを、抱きとめたダン。

「またあなた?」

 

ヨンソをおんぶして帰るダン。

何で助けてくれるの?協力してくれるのに、何故好きじゃないの?・・・とヨンソ。

世間の人は皆私が嫌い。それは何でもない。でも、あなたに嫌われるのは耐えられない。嫌だ。

私は頑張ってるし、綺麗なんでしょ?なのに、何故好きじゃないの?キム・ダン・・・。

ダンは何も答えられませんでした。

 

ヨンソをベッドに寝かせました。

「僕は、君を好きになれない。ずっといられないから。それがすごくつらいよ、イ・ヨンソ。好きだよ。」

呟くダンでした。

 

困りました・・・と夜空に向かって呟くダン。

その時、突然、ガンウが。

ダンの胸倉を掴んで橋の欄干に押し付けました。

「今すぐヨンソの元を去れ。警告したよな。邪魔するなと。」

 

争った二人、一緒に川に落ちちゃったよ


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『ただひとつの愛』5話まで

2020-02-05 09:13:58 | イ・ドンゴン関連

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何と!ガンウも天使だった!

そんなに天使が人間界に紛れ込んでるの?・・・と、周りを見回した私は

 

ダンとヨンソのkissシーンを見た瞬間、怒りの表情を浮かべたガンウ。その影に、羽が

一瞬でしたが。

 

一方、ダンは、雷が鳴って、我に返ったようにヨンソから離れました。

ヨンソは微笑みましたが、ダンはそれどころじゃありません。kissしてしまった自分に驚き、降り出した雨に焦り。

ごめん…と言う一言で、ヨンソの元を逃げ出してしまったのです。雨から逃れようとしたのですが、ヨンソの目には逃げたとしか写りませんわな。

ヨンソが怒るのも無理はありません。

 

そんなヨンソに傘を差しかけたのは、ガンウ。

ヨンソは必死に自分を抑え、感情を隠し、ガンウと共に家に帰りました。

ガンウは、ヨンソの宣言を受け、気を引き締めていました。今後、ヨンソの本格的な復帰へのレッスンが始まると。

「人は誰かが崩れ落ちる話を好みます。復帰を喜んでいた人たちは、あなたが失敗した瞬間後ろ指を指すでしょう。」

と、ガンウ。

ガンウはファンタジアとヨンソをヨンジャたちから守ろうとしています。

その理由は?

 

2週間で身体を作ってきてください・・・とガンウ。出来なければ、プリマはニナになると。

「1週間で充分よ。」

ヨンソが言いました。プライドの高さが分かる言葉です。

 

ニナは一人泣いていました。

実は、ガンウがヨンソのところに行こうとしていた時、突然、告白していたんです。

でも、ガンウには全く届きません。タイミングが悪いって事もあるし、今のガンウにはヨンソ以外目に入りませんから。

君が思ってるような王子じゃない・・・とガンウ。君が想像も出来ないくらいに悪い人間だ・・・と。

そんなニナを姉のルナは叱りました。泣いているだけじゃ、解決出来ないと。

 

ダンは、フに助けられていました。

罪悪感に苛まれるダンに、任務を放棄して罪を犯したら、天使は消えてしまうことをしっかり認識しておくようにとフは言いました。

「上の指示に従わない天使は破滅あるのみ。」

そして、猫や犬に抱くような気持ちをヨンソに対して持てと、フは言いました。

そう簡単にいかないと、ダンは悩みました。

家に帰る気になれません。

 

気分転換をしようと、お酒を飲みました。

そしたら、偶然隣の席にいたのは、ガンウ。

ガンウはダンに腹が立っていました。だから、そんなに嫌なら、職場を変えたら?と言いました。紹介するからと。

即座に断るダン。

ガンウはダンが“ヨンソ”と呼び捨てにするのも気に入りません。

で、雇い主に対してタメ口って言うのはどーよ・・・と、怒りだしたのです。

その姿を見たダン。完璧に怒ってると指摘し、それでも自分の仕事に口出しするなと言い置いて出て行きました。

 

ガンウは自分の感情をもてあましているようです。

彼が愛した女性、ヨンソにそっくりです。その女性との約束を果たすためにヨンソを舞台に立たせようとしているようですが・・・。

そんな使命感みたいなものだと思おうとしていますが、もう、ヨンソ自身を愛し始めてるんじゃないでしょうかね。

 

眠れない夜を過ごしたヨンソ。ダンは結局、帰宅しませんでした。

チョン執事に八つ当たりしましたが、気持ちは晴れません。

そんな時、ダンがしゃら~っとした顔で帰って来たのです。

「ふざけてすみません。今後は業務に徹します。」

と、突然の敬語です。

 

二人になった時、ダンが口を開きました。話があります・・・と。

「昨日のことですが・・・。」

その瞬間、怒りの表情だったヨンソが、不安な表情になりました。

「済みません。忘れてください。」

頭を下げました。

「どういうこと?私たち何も無かったじゃない。」

と、ヨンソ。プライドを保つにはそう言うしかありません。

なのに、天使のダンにはその細かい感情が理解できないのかな?

あったじゃないですか・・・と言っちゃった。

「忘れろと言われたからでしょ。話を合わせて。」

と、ヨンソ。そして、今は他に気を取られてる暇は無いの・・・と言いました。

 

そうは言ったものの、ヨンソもダンもまだまだ悶々としていました。

思い出すのはkissした瞬間のことばかり。

 

ヨンソはこうなったら一人でやるしかないと気持ちを引き締め、練習を始めました。

3年のブランクは大きいものでした。

思うように身体が動かない上に、事故の記憶が甦ってヨンソを苦しめました。

倒れたヨンソに慌ててダンが駆けよりましたが、ヨンソは手を出すなときっぱり拒絶しました。

 

この練習シーンが綺麗なんです。

バックに流れる曲と相まって、光りとヨンソの姿、そしてそっと見守るダンの視線と。

本当に綺麗で、涙が出そうになりました。

 

ファンタジアの理事会では、ヨンソの復帰会見が好評を博し、注目が集まっていることに皆が喜んでいました。

ヨンジャが張り切って今後の計画を発表していると、理事の一人が口を挟みました。

いつまで臨時の団長と理事長を務めるつもりなのかと。いつ辞めるのかとね。

皆が、ヨンソの復帰を望んでいました。

ヨンジャ、凍りつきました。

自分の功績を主張し、すぐには戻せないと言いました。

まだヨンソは心身ともに健康とは言えないと言い、年末の恒例行事ファンタジアナイトでそれを確認すればいいと。

従来の予定を変更し、ファンタジアナイトを行うと聞き、ガンウは彼女たちの企みを察しました。

 

ヨンソは、ダンを呼び、練習を手伝わせました。と言っても、バーの役割を求めただけで。

ダンの肩につかまったり、支えにしたり、ま、とにかくダンの周りで、それも至近距離で練習するわけです。

抱き締めたくなるのを、ぐっと我慢するダン。

拷問ですわ

そこに、ガンウが来ました。練習の様子を見に来たのです。

知らん顔をしていましたが、実は、ダンの傍で練習する様子を見ちゃってましたよ。

ファンタジアナイトのことを報告しました。

 

帰り際、ダンに話があると呼びました。

突然、抑えつけ、正体は?と言いました。

何か企みがあってヨンソに近づいたんじゃ?と。財産を狙っているのか?とも。

ダンは即座に否定。

「じゃぁ、本気でヨンソを好きなのか?」

その問いには、一瞬怯んだダンです。

復帰の邪魔をしたら、ただじゃおかない・・・と捨て台詞を残して、ガンウは去って行きました。

 

ダンはフの所に駆け込みました。

「人間とkissしたことはある?」

信者たちの前で突然質問したダン。うろたえるフと戸惑う信者たちの表情が笑えます。

 

ミッションは人間と人間の愛・・・だよね?と、ダン。

ダンも、天使でありながらヨンソへの想いが芽生えてしまったことに戸惑っていたのです。

呆れたフがダンに話を聞かせてくれました。15年前の天使と人間の恋愛の話でした。

それが、ガンウなんです。ま、ガンウの事だなんて、ダンもフも想像もしていませんが。

 

芸術担当の天使がいて、ダンと同じように、人間になって芸術家に魂を与える任務を授かったんだそうです。

任務遂行に疲れた時、一人の女性と出会い、恋に落ちました。霊感と愛を勘違いしてしまったんだとフは言いました。

神以外の存在を愛する道を選んだ天使は、ハンカチを置いて二人で行こうとしました。

女性と出会ったことも、愛したことも神のお陰だと感謝しながら。

「その天使はどうなりました?」

と、ダン。

神を捨てた天使の末路は消滅だとフは言いました。

 

でも、ガンウは生きています。

ダンが教会から出てくるのを目撃しました。

 

ヨンソはファンタジアナイトでの復帰を目指し、寝るのも惜しんで練習を続けていました。

食事もろくにとらないので、チョン執事もダンも心配でたまりません。

足が血みどろになっても、バレリーナには当たり前だと、ダンが止めるのも聞きません。

優しく手当てしてくれるダンに、ヨンソが泣きながら言いました。

「心配したり、思いやったりしないで。温かいのは嫌いなの。弱くなるから。弱くなってもいいと思っちゃうの。」

そして、涙を拭いて、ダンを見つめて問いました。

「私を好きだと思ってた。私のために存在すると言ってたでしょ。嘘でもスパイでもないと分かった。私を好き?」

“神以外を愛せると勘違いすることは傲慢であり罪悪だ”

と言う、フの言葉がダンの頭を過ぎりました。

いいえ・・・と、絞り出すようにダンは言いました。目も見れませんでした。

「出て行って。」

静かにヨンソが言いました。

 

一人で必死に練習するヨンソを、ダンは離れて見守り続けました。

任務遂行中ですが、バレエに必死に取り組んでるから、愛する暇が無い・・・と報告書に書くダンでした。

バレエと愛を両立することは出来ないんだろうかと思いました。

 

ヨンソのアルバムの中で、一枚の写真を見つけたダン。

“初舞台 初めての観客”と記された写真です。どこか浜辺で撮られてて、勿論、普段着のままの幼いヨンソが写っていました。

 

ヨンジャがヨンソを呼び出しました。

ヨンソの調子を確かめるためだったのかな?一切、引き継ぎの書類を準備していませんでしたよ。

ファンタジアナイトには、日本から有名な投資家が来るからと報告。

そして豪華なピアスをプレゼントしました。

これにも何かありそう。カメラとか忍ばせてない?

 

ガンウがヨンソを待っていました。

ドライブしました。行き先は島。

そこでは、先発したダンが何やらセッティング中。

 

ヨンソたちが来たのを見て、ダンは近くの小屋に隠れました。

 

簡単な舞台がしつらえてありました。

昔、来た事があるでしょう?とガンウが言うと、ヨンソはすぐにダンの仕業だと察しました。

隠れてるんでしょ?出て来なさい!と叫ぶのを聞いて、ダンはヨンソの推察力はすごいと思いました。が、出て行く訳はありません。

 

でもね、ガンウの方が、その時の事情をよく知っていました。

やりたくないと逃げたでしょ?・・・とガンウ。

思い出しました、ヨンソ。男の子が一人ここにいたということ。その子が自分にとって初めての観客だったということを。

その踊りを僕の前でも踊ってください・・・とガンウ。

曲も準備していました。

「ターンができないの。他の動作はどうにかなるんだけど。」

と、珍しくヨンソが弱音を吐きました。

「当たり前でしょ。3年も休んでいたのに、すぐ取り戻せると?自信過剰だな。覚悟してるか確かめたかった。」

緊張しないで、子供の頃のようにリラックスして・・・とガンウ。

 

その言葉に勇気をもらったヨンソ。靴を脱いで一歩踏み出しました。

感じたままを踊りました。

風を感じ、空気を感じ、その一部となって舞いました。

 

ガンウはもとより、ダンも釘付けになりました。目が離せません。

動きを止めたヨンソを、ガンウは優しく抱きしめました。

少女とそれを見る観客の男の子の姿。あれは、ダンの姿?ガンウの姿?

“氷のように心が凍りきっていた彼女の何かがやっと動き始めました。始まりは穏やかでも愛することになるでしょう”

と、ダンは報告しました。

“任務遂行は目の前です。でも、なぜこんなに胸が痛むのでしょうか”

 

少女のヨンソの踊りを見て、男の子は涙があふれていました。

きれいだ、今までに見た中で一番・・・と男の子。

少女は男の子を抱きしめました。

 

く~っ切ない


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