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ヘイルは特殊要員だったようですね。
海外で任務中、韓国人以外は射殺止む無しの命を受けていたのですが、ある場所で誤って子供たちを殺してしまったのです。
誰もいないから、早く爆破しろという上官の命令でした。
で、手榴弾投げ込んで退避しようとした時、それを拾い上げる現地人の子供たちがいるのに気がついたヘイル。
慌てて助けようと動いたけど、もう遅かった。
爆発によってたくさんの子供たちが死んだようです。ヘイルも爆風で飛ばされたくらいですから。
それがトラウマになっているようですね。
イ神父はぺ医師をヘイルに紹介しました。
精神科医のぺ医師に、診察してもらうようにと。
ヘイルは、大丈夫だと反発しましたが、イ神父の上手いやり方で、承諾せざるを得なくなりました。苦笑するヘイルです。
ところで、ファン代表たちと住民との騒動ですが。
ヘイルが割って入り、上手く・・・と言うか、無理やり収めました。
ファン代表ばかりを責めるのではなく、住民の方にも散々痛いところを責めましてね。勿論、傍観者となってたク刑事も。
パク検事は、部長検事から賄賂のお裾分けをもらってしまいました。
担当している麻薬事件の件でしょうね。
躊躇する気持ちもあるのですが、結局、貰っちゃったのよね?
その後、主犯とされた者の親が抗議しに来たけど、一切自分の説を曲げませんでした。これって、賄賂の効果と見てよいんですよね?
ク刑事の部署に新人女性刑事が配属されました。
ソ刑事といって、かなり変わってます。セパタクローの国家代表候補になったこともある武闘派です。
ただ、あまりにも変わっているので、誰もパートナーになりたがらず、結局、ク刑事が押し付けられてしまいました。
チョン区長、警察署長、議員、そして部長検事は、ファン代表を手先に使って、金儲けを企んでいるようです。
地上げが彼らのやり口みたいで、今、最優先に狙っているのが、聖堂の土地なんです。
でも、そこはイ神父の土地らしく、ファン代表の圧力も全く効果が見られないので、彼らはファン代表を急かしています。
ファン代表の部下が、また教会にやってきて、嫌がらせをし始めました。
そこに、ヘイルがやって来て、一触即発という状況になってしまいました。
イ神父は、必死にヘイルを宥めました。
揉めてるところに偶然通りかかったのが、ク刑事とソ刑事。
いつものように、ク刑事は関わるのを避けようとするのですが、ソ刑事は刑事としての仕事をしました。
女性だと甘く見たチャンリョンは、回し蹴り一発で倒れてしまいました。
ヘイルは、彼らのような悪人を許すことなんて出来ません。
聖堂に出入り禁止にすればいいとイ神父に言いました。
イ神父はヘイルをたしなめました。
「私たちの使命は彼らが改心するのを待つことだ。」
と、イ神父は言いました。それが教えだと。
「何故、私たちだけが待つのです。怒る時は怒るべきです!」
と、ヘイル。
二人の主張は真っ向から対立しました。
「お前を神父にしたのは、お前の痛みで人を温めてほしかったからだ。憎しみと痛みを捨て人を救うのが、お前の仕事だ。」
でも、ヘイルは首を振りました。
「私の仕事は悪党を排除して一般人を守ることです。」
警察署で事情聴取されていたチャンリョンたちは、全く懲りてませんし、警察を何とも思ってない態度です。
ソ刑事は、ムカついて来ました。
彼らの態度もそうだけど、警察事態が、彼らを取り締まろうという気が全くないと分かったからです。
結局、チーム長の命令で釈放するしかありませんでした。
この事が、また署長の耳に入り、ファン代表はキツく注意されてしまいました。
迅速に事を片付けないと、自分の立場が悪くなる一方だと思いました。
そして、とうとう最悪の決断をしたのです。
それは、イ神父を殺してしまう事。
翌朝、イ神父の死体が崖下で発見されました。
崖の上に靴が揃えてあったことで、あっさりと自殺だという判定が下されました。
でも、ヘイルたち聖堂の者は、誰一人として信じません。
信者たちは悲しみにくれました。これはパク検事も同じでした。
ヘイルはイ神父という人をよく知っていました。
それだけに、絶対に自殺などしないと確信していました。自殺する理由など一つも無いことも。
現場をチェックし、再度遺体を見せてもらいました。
そして、他殺だと確信したのです。
再捜査を頼みました。検視もしてくれと言いました。
でも、警察は動きません。
ヘイルは自分の部屋の家具の下に、イ神父からの手紙があるのを見つけました。
口喧嘩したあと、お酒を飲んで憂さ晴らしいていると踏んだイ神父は、邪魔しないために、こっそりとドアの下から手紙を滑り込ませていたのです。
家具の下に入ってしまってて、ヘイルはその日まで気がつきませんでした。
怒って悪かったと書いてありました。
“私も一日に何度も怒っている。でも抑えているのは怒って終わるのが嫌だからだ。司祭は世界と人のために怒るべきなのに、お前はまだ自分のためだけに怒っている。しかし、いつかお前は何かのために怒り誰にも出来ない事を成し遂げると信じている”
そして、翌朝、二日酔いになってるだろうヘイルのために、もやしスープをつくってくれたのです。
愛しているぞ・・・と、結んでありました。
ヘイルは泣きました。
ク刑事は、チーム長からこの事件の始末の付け方を告げられました。
既に筋書きが作られていたのです。署長の指示だとか。
流石に、ク刑事も呆れました。
彼は、自分の命を守ることを最優先に考えてこれまでやって来たようです。
そんな情けない刑事ではあるけど、流石にここまで・・・と、思ったのでしょう。
ファン代表は、このやり方を又も叱責されていました。
やり方がマズイと。世間のイ神父への信頼はやはり大きいのです。ヘイルたちが再捜査を依頼していることもあって、事が大きくなりすぎるのではないかと、焦っているのです。
で、ファン代表は自分が責任をとると言いました。命をかけて片付けると。
そのために、彼らの協力が必要だと言いました。
署長の筋書きというのは、その一つなんでしょう。
ヘイルは検視の許可も下りないと聞き、担当検事を教えてくれと警察に乗り込みました。
当然、教えてくれるはずはなく、つまみ出されただけでした。
でも、ソ刑事がそっとメモを握らせてくれたのです。彼女もいい加減腹が立っているのでしょうね。
そして、想像通り、担当検事はパク検事。
ヘイルが乗り込んで訴えましたが、パク刑事も負けていません。
ファン代表が取ったのは、イ神父の人間性を貶める方法。
なんと、女性信者へのセクハラと献金を着服した罪で警察の調査を受けていたとニュースが報じました。
その取り調べを苦にして自殺したというのです。
流石にこのやり方には、パク刑事もムカついて来たようです。
そして、ヘイルが警察に乗り込んで来ました。
笑顔を浮かべているのが、不気味。
と思ったら、やっぱり。
応対に出たク刑事を一発殴り付けてしまいましたよ。