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スヒョン、どきっとしたのは確かでしょう。
こんなに真っ直ぐな告白、経験無かったかもしれません。
ジニョクの善良さを改めて知りました。
だからこそ、自分のいる醜い汚れた世界に入れたくは無かったでしょうね。
スヒョンは冷静になり、一歩、退きました。
聞かなかったことにすると言いました。
でも、ジニョクは引きませんでした。
こんな運命と言えるような縁、二度と無いと思うから。
海辺のカフェでコーヒーを飲みました。
徹夜で長距離を二度も往復したジニョクは、心地よさからつい居眠りしちゃうんです。
スヒョンの肩にもたれかかりました。
きっと、スヒョンにはこういう経験も無かったのでしょうね。
払うこともせず、じっとそのままにしました。
そして、独り言を呟きました。
幼い頃から母親のせいで友達が出来なかった。仲良くなっても、遠ざかることばかりだった。だから、自分に言い聞かせた。どうせつまらないと。仲良くなった友達と遠ざかるのはとても寂しい。久しぶりにその感覚を思い出した。やっぱり辛い。だから・・・止めましょう。
寝ていたと思ったジニョク、この呟きを聞いていました。
ウソクは、スヒョンと会えないまま帰ることに。
でもね、見ちゃうんですよ、スヒョンとジニョクを。
トラックに乗るスヒョンなんて、想像もできませんでした。
ウソクは、それでもスヒョンへの協力は惜しみませんでした。例の画家に無理矢理会い、スヒョンへの協力を頼んだのです。
母は画家の後援者ですが、スヒョンは画家の大ファンです・・・と。
結局、画家はウソクの話に心を動かし、スヒョンに絵の提供を連絡したのです。代金もいらないと言いました。ファンサービスだからと。
ところが、ウソクの協力があったと知ったスヒョンは、その絵を受け取りませんでした。望まぬ助け船が負担になるからと画家に言いました。
画家はスヒョンの苦労を知りました。
ウソクは、母にスヒョンを苛めるのは止めてくれと言いました。
もう嫁じゃないんだからと。
そして、これ以上口出ししたら、自分はテギョングループを離れると。
この脅し、母親に効くかしら。
ウソクがホテルに預けておいた服は、ミジンに返してもらいました。
その時、ウソクが言伝てを頼みました。世間を騒がせている時期だから、気を付けろと。
その言葉でミジンはジニョクとの事だとぴんっと来ました。
ミジンはスヒョンをたしなめました。心配でなりません。
相手は、人を人とも思わないウソク母ですからね。
スヒョンが多くを語らないので、ミジンはミョンシクを問い詰めました。
で、ジニョクをスヒョンの出張先に連れて行ったと知りました。
大変な事になると怒るミジンに、ミョンシクは言いました。
「スヒョンが明るく笑ったんだ。あんな笑顔を見たのは中学以来だ。」
テレビのニュースでスヒョンのラーメンデートが流れました。
服が同じだとジニョクの弟が言い、ジニョクは焦りました。
母は、訳ありの女性は嫁には出来ないと言いました。ジニョクはびくびくもんです。
ウソク母は、相変わらずスヒョンの尾行をさせています。
当然、今回の地方出張の時の報告も受けていました。
で、次の手を打とうとしています。
ある日、スヒョンは事故を起こしてしまいました。
バス停のジニョクの姿を見ていたため、前方の注意不足で、突然出てきた車を避けようと急ブレーキを踏んだため、後続車が追突してきたのです。
スヒョン自身、混乱し、慌てて車を降りました。
そこに、気がついたジニョクが駆け寄って来て、てきぱきと処理してくれたのです。
いつもの冷静さを失っていたスヒョンがジニョクにかみつくと、ジニョクも強引に車に押し込み、運転を代わりました。
スヒョン、徐々に冷静さを取り戻しました。
こんな時なのに、ジニョクの行動にくすっと笑ってしまいました。