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ドヒョンは父に質問しました。
「オ会長の言うように、現場にいましたか?」
いいえ・・・とドヒョン父は答えました。外で電話中だったと。
電話の相手は、ドヒョンの主治医でした。ドヒョンの容体が思わしくないと言う知らせが入っていたのです。
その通話中に、銃声を主治医は耳にしていました。ドヒョン父が撃ったとは思えない遠さだったと証言しました。
もう一つ、現場の写真から、別の誰かがいたのは確かだと思われるとドヒョンは主張。オ会長の証言は嘘だと。
そして、父に、現場にいた人物を証言させたのです。
オ会長と被害者以外に、現場で銃を持っていた人物がいたと。それは、パク・シガンだと。
法廷は騒然としました。
イ検事は、ドヒョン父に質問しました。そういう事実を知りながら、嘘をついた理由です。
選択の余地は無かったと、ドヒョン父は答えました。
ドヒョン父は、ドヒョンの心臓病について語りました。
そのうえで、現場でオ会長から提案を受けたと。罪を被れば、息子に手術を受けさせてやるとオ会長が言ったのです。心臓移植手術を。
息子のために何もしてやれない自分、そんな自分が汚名を着る事で息子を助けてやれるなら、それでよいと思ったと、父は語りました。
「後になって、誰かが犠牲になったと知りました。それからは、私は汚名を着たのではなく、本当に罪を犯したのだと、一生をかけて償おうと思いました。ですが、事前に計画を知っていたとしても、提案を拒否できたかは今も分かりません。この世に息子が死にゆくのを傍観できる父親がいるでしょうか。」
でも、ドヒョン父のこの供述を、オ会長は、すべて否定しました。
そんな提案をした覚えは無いと言い切りました。
ドヒョンはこれ以上オ会長に質問することは無く、代わりにパク・シガンを証人として呼んでもらいたいと裁判長に言いました。
パク・シガンは法廷で自分の名前が出て以来、機嫌は最悪。荒れまくっています。
チ弁護士は、出廷しなくて良いと言いますが、それでは自分が犯人だと疑われてしまうだろうしね。
チュ・ミョングンが何か手を打ってくれないかとイライラしているのですが、このSNS時代に、昔のような言論統制は不可能と言って良いでしょうね。
オ会長は、この状況下でも、武器納入先がドイツになるのではないかと不安を募らせています。彼の会社ユグァン実業はアメリカとの取引をしているのでね。
もしドイツになったら、ユグァン実業は潰れてしまうと、チュ・ミョングンに泣きつきました。
でも、チュ・ミョングンは裁判を優先しろと言うばかり。
オ会長も、チュ・ミョングンが自分と手を切ろうとしていると確信を持ったようですね。自分一人無駄死にする気は無いと、チュ・ミョングンに言いました。
チュノは、ドヒョン父の事件の動機が見えて来ていました。
当時、武器納入時の検査業務を担当していたんですね、ドヒョン父と被害者は。
事件の少し前、2人はドイツに出張していました。
その時の検査結果が、自分たちにとって不都合なものだったために被害者は殺された可能性があるとチュノは考えました。
被害者を殺す動機がドヒョン父には無いわけです。
「被害者が死んで得をするものが真犯人だ。」
と、チュノは言いました。
例のファン秘書の帳簿にあった“SI”の正体が分かりました。
『ソンイル財団』。奨学事業をしているところで、そのトップがチュ・ミョングンでした。
ドヒョンにジェニー・ソンからのメールが届きました。送信予約されていたようです。
添付されていたのは、事業協定書。
大統領パク・ミョンソクと言う署名がありました。パク・シガンの伯父ですね。
ドヒョンはそれを持って父に面会に行きました。
ドヒョンはずっと疑問に思って来た事がありました。
ノ検事、キム・ソ二、ジェニー・ソン、闇の勢力と敵対したことで皆殺されてしまったのに、何故自分は生かされているのかと言う事です。
ジェニー・ソンを殺した時、ドヒョンを殺そうと思えば、簡単に殺せたはずです。
自分と・・・そして父とを生かしている理由は何かと考えました。
「父さんが何かを持ってるからだ。」
ドヒョン父は、意を決して口を開きました。
ドヒョン父と被害者は武器納入に反対していたようです。しかし、彼らの意見は無視され、報告書は捏造されてしまいました。
その時、ドヒョン父が作った本当の報告書が残っているのです。
ずっとドヒョン父が言ってた交渉のネタとなってきた『文書』がそれですね。
『文書』はドヒョン母の納骨堂に隠されていました。
ドヒョンがそれを取り出したのを、何者かが見ていました。
何としても奪い取ろうと、ナイフを持って近づいて来てますよーっ
もち、それを指示したのは、チュ・ミョングン。
チュ・ミョングンの前にチュノが現れました。
さぁ、どーいう展開になる