レビュー一覧は、こちらから。
事情でレビューできていなかった6話を、遅ればせながら、アップします。
久しぶりに見て、切なくて切なくてやはり泣けてきました。
ジェイは女優として着実に歩んでいました。
映画も観客動員数が伸び、注目され始めました。
インタビューを受けたジェイ。
どんな人が理想かと問われたジェイは、言葉を選びながら答えました。
「ただ・・・会ったら涙が出そうな人。」
この答えに、私は涙が出そうでした。
ドジンが配属された江南署管内では、最近通り魔事件が起こっていました。
2人の被害者が出ているにも関わらず、犯人逮捕に至っていないため、世間の風当たりは強いものがありました。煽っている一人がパク記者でした。
容疑者の可能性がある人物の防犯カメラの映像を見たドジンは、それが兄のヒョンムに見え、愕然としました。まさか・・・です。
ヒョンムは、最近仮釈放されていたのです。
オクヒは、市場で食堂を開いていました。味が良いと評判です。
仮釈放となったヒョンムの居場所が分からないのを、心配しています。
でもね、ヒョンムはちゃんとオクヒの店を知っています。遠くから見ているのです。
ソジンは美容室で働こうと面接を受けました。
張り込み中のドジンと先輩のカン刑事。
怪しい男に気づき、ドジンが後を追いました。
ところが、それは勘違いで、ドジン車を離れた隙に、カン刑事が襲われたのです。
腹部を刺された後、トドメを刺されようとしたとき、ドジンが戻って来ました。で、間一髪、カン刑事を助けました。
でも、今度はドジンが切られちゃった
「こいつ、聞いてたよりも普通じゃないな。」
と、犯人が呟きました。ドジンが平気な顔をしていたからです。
逃げ出した犯人をドジンは冷静に追いました。切られたのに、怯みません。歩みも変わりません。
結局、犯人を逮捕しました。
同じ日、ジェイは受賞式に出席していました。新人賞の候補となっていたのです。
予想では、別の女優が有力だということでしたが、ジェイは見事新人賞を受賞しました。
ドジンは救急車を断り、タクシーで病院に向かいました。
その頃になって、緊張が緩んだのか、ドジンは朦朧としてきました。
渋滞したタクシーから、ビルのスクリーンに映るジェイが見えました。受賞のインタビューを受けていたのです。
女優になった理由を聞かれ、ジェイは答えていました。
「幸せになるためです。有名になるため、必ずTVに出たいと思ってました。」
実は昔、ナグォンはナムに約束してもらっていたのです。
万が一別れてしまって居場所がわからなくなっても、必ず女優になってTVに出るから、ナムから訪ねて来て・・・と。
賞を受賞した俳優たちは、たくさんの関係者に祝われ、嬉しそうに親に報告の電話をしていました。
ジェイは報告する人がいません。
ぽつんと立っているのを、先輩女優のチョン・セギョンが見つけ、近寄って祝福しました。
兄のムウォンからの祝福の電話も入りました。
十分幸せでした。
ドジンは病院に到着し、カン刑事が手術中だと言う事を確認後、自分の怪我の治療も伝えた後、意識を失いました。
気がついたら、ベッドに寝かされていて、点滴を受けていました。
立ち上がろうとしてよろけ、隣のベッドとを仕切るカーテンを開けてしまいました。
すると、そこに寝ていたのは、なんと、ジェイ。
ジェイの寝顔を見ながら、ドジンはまた眠ってしまいました。
気が付いた時には、既にジェイの姿はありませんでした。
ジェイは、授賞式の後、倒れて意識を失い、搬送されて来ていたのです。
ニュースでそれを知ったドジン。
血相変えて病院中を探し回りました。
治療間もない傷口から出血しても、倒れそうになっても、探し回りました。
この一途さが、また泣けてきます。
やっとのことで見つけたジェイは、既に退院しようとしていました。
マスコミに取り囲まれています。
矢継ぎ早に投げかけられる質問に、ジェイは答えられないでいました。そのまま行こうとしても、取り囲まれて身動きがとれません。
フラッシュがたかれ、ジェイは眩暈がしました。
倒れそうになったところに、ドジンが。
肩をつかんで、ドジンが言いました。大丈夫ですか?・・・と。
会ったら涙が出そうな人が目の前にいました。
腹部の出血にも気づきました。
マスコミの中にパク記者もいました。
また2人の姿を見て、しめた・・・と言った狡猾な表情を浮かべました。
ジェイも、パク記者に気づきました。
知り合いですか?と記者に聞かれたジェイは、咄嗟に、ファンの方ですね?心配してくれてありがとう・・・と取り繕いました。
ドジンはオクヒに会いに行きました。
少しだけ抱きしめてもらっていい?と聞きました。
オクヒはそっとドジンを抱きしめました。
どうした?と背中を撫でながら聞いたオクヒ。
「あってはいけない人に会った・・・。」
それだけで、オクヒは分かったようです。抱きしめる手に力を込めました。
ジェイが倒れた理由、それは楽屋に届いた血まみれのハンマーのせいでした。
事件の事が蘇ったのです。所謂PTSDなのかもしれません。
ジェイは、そのハンマーを持って警察に行きました。
担当は、ドジンになりました。
ヒョンムはジェイを恨んでいます。
と言うか、ジェイのために父を通報したドジンに対して怒りを募らせているのです。
自分より父親にも母親にも気に入られているドジンが憎いのです。