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呆然と凍ったようになってしまったジョンフン。
スタッフが呼びかけても、身動き一つしません。放送事故寸前です。いえ、もう放送事故と言って良いほどの間が空きました。
キムチーム長が、ハジンの映画の予告編を急遽流し、何とか画面を整えました。
ハジンが、ジョンフンの腕に手をかけました。
その時、ジョンフンが動きました。その手を押さえ、ハジンを見つめたのです。まるで別の人を見るように。
でも、次の瞬間、魔法が解けたようにいつものジョンフンに戻り冷静さを取り戻しました。
ジョンフンの亡き恋人と同じ言葉、それは海外の思想家の言葉でした。
もしかしたら、その人物の事が好きなのかと確かめてみたけど、ハジンは名前すら知りませんでした。
ハジン自身、無意識に口にしていたようでした。
この一件、ネットではハジンのせいだと書き立てられました。
不快な質問をされて出て行ってしまった・・・などと、全く根も葉もない噂が独り歩きしました。
怒るのはいつもハギョンばかり。この時も、ハジンは気分を害するどころか、超ポジティブ。
ただ、ジョンフンの表情が気になっているだけでした。沈黙の中で、自分を見た、あの表情です。
当然、これはジョンフンの責任だと放送局側は分かっています。
チェ局長はジョンフンを呼び、叱責しました。
キムチーム長も同席していました。彼は、常日頃、ジョンフンに振り回されてばかりで心の休まることがありません。
予定と違うインタビューをして相手をやり込めてしまうこともしばしばあるので、ハラハラドキドキなんです。それでも、結局は上手く番組を進行させるし、人気はあるし・・・で、何も強くは出られないわけです。
こんなにはっきりとしたミスはおそらく今まで無かったでしょうから、この時とばかりジョンフンを叱ろうとしたんですが、チェ局長に体よく追い出されてしまいました。
ところで、チェ局長とキムチーム長は夫婦です。姉さん女房
チェ局長は、2人になったところで、今日の不始末の理由を聞きました。
病気なの?・・・と。
まさかとジョンフンが答えました。
「もしかして、あれのせい?過剰記憶症候群。」
ジョンフンは、以前、チェ局長に自ら説明していました。
「厄介な病気で些細な事まで頭に浮かぶんです。その時の感情もこみ上げてきます。この世に20人ほどいます。国内では僕一人だけです。」
知ってるのは家族と親しい人だけです・・・と。
チェ局長は、その病気のせいで何か不都合な事が起こったのかと問いましたが、ジョンフンは違うと答えました。
ただ、ありえない状況が重なっただけだと。
ジョンフンの態度に不安を感じたテウンが話を聞きに来ました。
原因は、ハジンの言葉だとジョンフンは言いました。
もう会う事は無いよな?とテウン。
ジョンフンは、二度と関わりたくない相手だと言いました。
しかし、テウン、何かありそうだと思ったら、なんと。
かつて、ハジンもテウンの患者だったんです
どういう経緯で治療を受けるようになったのかは、まだ描かれていません。
その夜、もう深夜だと言うのに、チェ局長から呼び出されたジョンフン。
オシャレな店に行くと、そこにはチェ局長だけじゃなく、ハジンもいるじゃありませんか。
二度と会いたくないと言っていた相手なのに、こんなにすぐに会う事になるとは・・・です。
チェ局長は、今回の一件でハジンが悪者扱いされてしまってる状況を謝りたいと・・・いえ、ジョンフンに謝らせたいと思って一席設けたってわけです。
ところが、途中でチェ局長が先に帰ってしまったため、2人になってしまいました。
ジョンフンは、とにかく関りを持ちたくないと、とっとと謝って、帰ろうとしました。
その言動があまりにも冷たく酷いので、流石にハジンもムカついて来ました。
店の前で大声で言い合いになってしまいました。
目立つわな、あれじゃ。
で、案の定、翌日にはその様子が写真に撮られて記事に出ちゃった。
それだけなら、きちんと誤解だと説明もできるのに、ハジンが勝手に熱愛を認めちゃったから大変。
ジョンフンは、一気にマスコミから追われる立場になってしまいました。
ジョンフンは、激怒。
ハジンが、自分に復讐するために嘘をついたと察しました。
本当はすぐにでも公に否定したいところですが、それでは交際を認めたハジンに対してジョンフンが悪い男と言うレッテルを貼られてしまうでしょう。
それだけは避けたいジョンフン。
チェ局長は、2人で話し合って解決するよう言いました。
ジョンフンは、仕方なくハジンに連絡を取りました。
すると、タイミング悪く、バラエティの撮影中。スタッフにも電話したのがジョンフンだと知られてしまって、却って噂を真実だと証明した感じになってしまいました。
何としても、会って話をつけなくちゃと思ったジョンフンは、ハジンに場所を指定してもらい、会う事に。
人目に付かない場所だとハジンは言いましたが、記者が張り込んでいるのを、ジョンフンは気づきました。なにせ、何でも記憶してしまいますから記者の顔も覚えているのです。
当然、撮られますわな。
とにかく逃げるしかないと、車をスタートさせました。
雪が降り出しました。
ジョンフンの脳裏には、また、恋人が転落死した時の光景が浮かびました。
ショックと、悲しみとが蘇りました。
運転などできない精神状態になってしまいました。
で、車を停車させ、ハジンにタクシーで帰ってくれと言いました。
そして、車を降りたジョンフン。
ハジンは、いくら何でもこれは酷いと詰め寄りました。
あくまでもハジンを拒絶するジョンフン。
ハジンは、ジョンフンに惹かれていると告げました。あの時、ジョンフンが固まってしまった時、自分を見た悲しい表情のせいだと言いました。
「どうしてあんな目をしていたのか、沈黙の間、何を話してたのか、気になって・・・。沈黙の間で会話は交わされるものです。」
ジョンフンは、また驚いたようにハジンを見つめました。
その言葉、また恋人と同じだったのです。
「またその顔ね。」
あの時と同じ表情をジョンフンはしていました。
「チョン・ソヨンを知ってますか?」
ジョンフンが聞きました。
知らないと、ハジンは答えました。でもね、本当は親しい友人だったようです。何故か忘れてしまってます。
「あなたは何者なんだ。」
ジョンフンが言いました。
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