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パク・シガンが当選しました。
得意満面のパク・シガンの前に、ジェニー・ソンが現れました。
ジェニー・ソンは、パク・シガンを持ち上げまくり。そのうえで、チュ・ミョングンとの仲を裂こうとしました。
これまで保護者的な立場だったチュ・ミョングンの元から、独り立ちできるんじゃないか・・・なんてね。
彼らはジェニー・ソンを通してこれまで武器納入に関して莫大な利益を手に入れて来たようです。それを独り占めできると、匂わせたのです。
欲深いパク・シガンをまんまと操れたと思ったジェニー・ソンなんですが、そう簡単なものではなかったようです。
パク・シガンはずる賢い人間ですから、人を容易く信じないのでしょう。
この話をチュ・ミョングンにばらしてしまいました。
裏をかかれてしまったのは、ジェニー・ソンの方でした。
でも、劣勢のまま引き下がるジェニー・ソンではありませんでした。
10年前の、ドヒョン父の事件を持ち出しました。その場にいたの
チ弁護士は、ホ・ジェマンに無罪は無理だと言いました。
そのうえで、口を噤んで全て自分に任せてくれたら、早めに出られると。
その言葉を鵜呑みにするホ・ジェマンではありません。反対に脅しました。自分が黙っているのはキム・ソ二の一件だけで良いのか?・・・なんてね。
ドヒョンはホ・ジェマンに会いに行きました。
その前夜、ホ・ジェマンは襲われる夢を見て暴れました。強気に出ていても、やはり常に命の危険があると自覚しているのです。
それを指摘したドヒョン。
殺人を指示した者は誰ですか?とドヒョン。ホ・ジェマンは答えません。
あなたを刺した犯人は誰ですか?と質問を変えたドヒョン。
すると、ジェマンが聞きました。刑はどうなる?・・・と。
「証拠は十分で、情状酌量もありません。ただし、教唆殺人だと自白すれば、別です。」
なるほど・・・とホ・ジェマン。
見捨てられたことは分かっているはずなのに、口を噤んで奴らを守るのか?とドヒョン。
考えてみると言ったホ・ジェマン。
心が決まったのは、妹チョ元看護師の死を知った時でした。
収監されていたチョ元看護師が、突然、死んだのです。
死因ははっきりしません。
ただ、誰もがその死が自然なものでも、自殺でも無いと思っていました。
ホ・ジェマンは、それが殺人だと確信しました。
そして、ドヒョンに弁護を依頼したのです。
ホ・ジェマンはノ検事の残した写真のファイルの在りかをドヒョンに教えました。
ホ・ジェマン自身は殺人の目的も依頼者も知らなかったが、ノ検事の写真を見た時、それが理由だと察したようです。
写っていたのは、ドヒョン父の事件の現場となった料亭や、大勢の軍関係者や有力者たち。
ホ・ジェマンは、その中に写っていない人物が、自分を刺した奴だと言いました。
その写真を見たチュノは、ドヒョンがホ・ジェマンの弁護を引き受けたと気付きました。
チュノはドヒョンの気持ちが良く分かります。
でも、弁護をすることには反対でした。
ハン・ジョングを弁護するのとはわけが違うと。
グムスクにとっては、息子を殺した犯人です。その弁護をするのを許すか・・・と言う事ですね。
オ会長やチ弁護士たちは、予測を誤ったと知りました。
こうなったら検察に働きかけ、ファン秘書を警察が探している間に、無期懲役で裁判を収束させようと考えました。
ファン秘書を解雇し、指定した場所に潜むよう命令しました。
ファン秘書は、一旦自宅に戻り、逃走の準備をしました。
何者かの気配を感じました。
なんと、既にジェニー・ソンが部屋に入り込んでいましたよ。
その時、チュノが。
ファン秘書を追っていたのです。
でもね、この時は、ジェニー・ソンとその秘書が誤魔化しました。
先住者の事は知らないと。既に引っ越した後だと思わせたのです。
ジェニー・ソンはキム・ソ二を殺した犯人は誰かとファン秘書に聞きました。
お金で口を割ろうとしましたが、ファン秘書はお金じゃ動きませんでした。
一旦は引き下がったチュノですが、引っ越した後なのに、部屋にファン秘書の物が置かれていたことに気づき、引き返しました。
が、既にジェニー・ソンたちも、ファン秘書も姿を消した後でした。
ドヒョンは、グムスクを呼び出しました。
ノ検事のメモリカードを見つけたと打ち明けました。
チョ・ギタクから、在りかを聞いたと。
グムスクは、弁護を引き受けたと察しました。
どうして・・・と絶句しました。
「あの男を弁護しないと、真実を明かせないんですか?」
と、尋ねました。
他に方法が無いんです・・・とドヒョン。
ため息を一つ付いた後、グムスクは話し始めました。私は医者だった・・・と。
「心臓外科の専門医でした。医師はどんな患者であれ、命の重さを第一に考え、治療します。たとえその人が人を殺した凶悪犯でも。どれほど凶悪な人でも弁護は必要です。弁護士として最善を尽くしてください。私の承諾は必要ありません。」
立ち上がって帰ろうとしたグムスクが、振り向き、一つだけ聞きたいと言いました。
「先生の心臓は何と言いましたか?」
ドヒョンは、意外な言葉を聞いて、戸惑いました。意味が分かりませんでした。
「私が執刀した最後の手術は10年前でした。その時、ある脳死患者の心臓が提供されたんです。誰かが移植手術を受け新しい命を得ました。その脳死患者は私の息子でした。その心臓はあなたに何と?息子の心臓は自分を殺した男を弁護しろと言いましたか?」
ドヒョンは何も言えず、立ち尽くしました。
息も詰まるほどの衝撃を受けました。知らず知らずのうちに涙が流れていました。
やっぱりそうだったのね
ノ検事のカメラバッグを見た時、ドヒョンの脳裏に、そのバッグに触れている自分の姿が浮かんでいましたよね。
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