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チョ・ギタクはこの展開を面白がっていました。
妹と自分の復讐が出来ると思ったのです。
ファン秘書は、隠れ家の別荘を出たのですが、その時、後を追ってくる車に気が付きました。
オ会長が、自分の生存を知り、あくまでも始末しようとしていると思いました。
彼を助けてくれたジェニー・ソンの話もありました。
自分を殺そうとしている人を守る必要があるのかとジェニー・ソンは言ったのです。
お金をくれるなら・・・とファン秘書が言うと、お金を貰ったからと言って安全に暮らしていけると思っているのかと言われました。
法廷で証言しろと。
ファン秘書は、指示を伝えただけだから重い処罰は受けないとね。
裁判費用と以後の生活は、自分が面倒見ると。
その言葉に、ファン秘書は従ったのです。
ジェニー・ソンはドヒョンに会いに行きました。
ドヒョン父が殺人犯じゃないことを知っていると言いました。
当時、誰が現場にいたのかとドヒョンが聞きました。
言えないと言いかけたジェニー・ソン。遮るように、ドヒョンが聞きました。
「パク・シガンはいましたか?」
ジェニー・ソンは微笑みました。肯定したと、ドヒョンは考えました。
オ会長の取り調べが始まりましたが、完全に黙秘を貫いていて、何の情報も得られません。
弁護はやっぱりチ弁護士です。
相変わらずのワル知恵を働かせてて、検察にも圧力をかけているようです。
チョ・ギタクは殺人罪で無期懲役か死刑、ファン秘書は殺人教唆の罪を負わせ、出来る限り早く事を終わらせようと考えています。
ドヒョンがジェニー・ソンと会ったということをチュノが告げると、オ会長は動揺を見せました。
そしてジェニー・ソン自身も、パク・シガンにドヒョンと会ったと報告しました。
いいのそんな事言って。
自分の首を絞める結果になるんじゃないの
それに、チュノ、そんな大事な事を打ち明けたんじゃ、何らかの手を打たせるだけだと思うんだけど
マズいよ、これは。
・・・結果的に、そうなったよね。
ジェニー・ソンの秘書兼ボディガードのマーク・チェに何者かから連絡が入りました。
チュ・ミョングンがパク・シガンから話を聞いて動いたようです。
マーク・チェはジェニー・ソンの腹心というわけじゃないのね?
オ会長が釈放されました。
証拠不十分ってこと?それとも、在宅で捜査するってこと?
ジェニー・ソンからドヒョンに連絡が入りました。
10年前の真実を聞きたくないか?・・・と。
会う約束をしました。必ず一人で来いと、ジェニー・ソンが言いました。
ドヒョンは約束の場所に向かう途中、チュノに連絡しました。
ジェニー・ソンと会うが、近くで待機していてほしいと。
ところがです。
チュノとソ刑事が現場近くで待機していると、急にパトカーが来たのです。
不吉な予感がしました。
チュノたちが駆け付けると、現場には既に警官が多数。
倉庫の中に入ったチュノが見たのは、拳銃を持って椅子から立ちあがったドヒョンの姿。
奥には、撃たれて死んでいるジェニー・ソン。
ええーっ
チュノは現場に向かう途中、マーク・チェの運転する車とすれ違ってます。
ドヒョンは罠にハマっちゃったのね
それに、ジェニー・ソンは自爆しちゃったってこと