レビュー一覧は、こちらから。
オ・ジヒョク=チャン・スンジョssiは、仁川西部警察署に転任して来ました。
署に到着したのは深夜。
オークションで高価な時計を落札した帰りだったようです。彼はどうも裕福な家柄のようですね。
到着して誰もいない署内で仮眠をとっていると、一本の通報が。
誰かが高架橋の下に人を投げたのを目撃したという内容です。
ジヒョクは一人で現場に向かいました。
河原に降りて調べてみましたが、特に何も発見出来ません。
ジヒョクは警察大出身でソウルの広域捜査隊から転任して来ました。まぁ、所謂エリート且つ出来るヤツなんでしょうね。
そのせいか、仁川西部警察署の強力2チームの面々は何やら冷たい反応。
カン・ドチャン=ソン・ヒョンジュssiと組むよう、ウチーム長に命じられました。
カン刑事は面倒くさそうです。
しかし、ジヒョクはそういうことを全く気に留めない感じです。マイペースと言うか・・・。
112通報センターに友達の行方が分からなくなったと言う女性からの通報が入りました。
担当となったジヒョクが通報者と会いました。
通報してきたのは、チャン・ユナというまだ若い女性。友人のイ・ウネと連絡が取れなくなったと言いました。しかし、話を聞いたジヒョクは、ユナに何か胡散臭いところを感じ取ったようです。
言うほど親しい間柄じゃなさそうなウネの捜索願を出すのは、ちょっと変ってところです。
ウネの身元を照会し、その疑念はさらに強くなったようです。
と言うのは、ウネの父親イ・デチョルが死刑囚だと分かったからです。
素敵なホテルを借りてやり、その代わりにウネを探し出せと指示しました。お金は有り余ってるようですね。
ところで、カン刑事は何やら調べられています。
まぁ、贈収賄の疑いってところ?
担当しているのは、ユン捜査官=シン・ドンミさん。
大がかりな不正と言うのではなさそうで、カン刑事とすると当たり前の便宜くらいにしか考えていないようです。固いことを言うなって感じですね。
でも、ユン捜査官は、そう甘くはなさそうですね。
ただ、カン刑事は今昇進審査の最終候補に残っていました。だから、問題となる事は避けたいのです。
チン・ソギョン記者=イエリヤさんは、突然上司のユ・ジョンソク記者に呼ばれました。
法務部長官が死刑執行書にサインをしたと言いました。名簿にイ・デチョルの名前もありました。
ちなみに、韓国では死刑が廃止されたわけではなく、死刑囚はいるそうですが、最後に執行されてからはかなりの年月が経っているとか。
だから、いざ、再開と言う結論を出すには、相当の覚悟が必要なんでしょうね。
決定をするのは法務部長菅で、最終決断は大統領に任されているそうです。
その情報を得たのは、ユ記者だけなので、ひそかに被害者遺族と会って話を聞いてきてもらおうと、チン記者を呼びよせたのです。
チン記者は快諾しました。
彼女、現在は地方版の記者ですが、何かの事情で本社から飛ばされたみたいですね。
ジヒョクは、イ・デチョルの事件を調べてみました。
その時、また殺人を目撃したと言う通報が入りました。今度はカン刑事が電話を取りました。
今朝も同じ電話がかかって来たと、ジヒョクが言いました。が、一応現場に向かうことに。
朝とは場所が違いました。
しかし、ジヒョクはピンときました。
朝の現場も今度の現場も、イ・デチョルが被害者を遺棄した場所だったのです。
そして、捜索願が出されたのは、イ・デチョルの娘ウネ。
何かあると思って当然ですよね。
しかし、カン刑事は昇進審査の一件があるので、この件は公にしたくないのです。
何故なら、イ・デチョルの事件はカン刑事が担当していましたから。
捜査ミスなんぞが見つかったら、もう昇進は諦めなくてはいけませんもんね。今回は絶対に逃したくない理由があるとカン刑事は言いました。
ジヒョクは、話を聞いて、自分一人で続けると言いました。カン刑事は関わらなくていいと。
でもね、結果的に何かマズイ事情が出たら、カン刑事に降りかかってくるのは明らかです。
釈然としない表情を浮かべるカン刑事でした。
ふと気になって、ジヒョクの元同僚に聞いてみました。先輩の言うことを聞くヤツか?とかね。
聞くだけ無駄でした。と言うよりは、聞いて損したって感じ?
一旦火が付くと誰がなんと言っても信念を曲げない人間で、年に2回も相棒が変わったんだとか。
一人は全治10週間の負傷で逃げ出し、もう一人は懲戒処分を食らい地方で交通整理をしてる・・・って。
ますます滅入るカン刑事でした。
しかし、良い手を思いつきました。
別のチームが担当している事件が手こずりそうなのを知り、自分たちが変わってやると言ったのです。ま、こちらの事件で時間をかけて、なんとかイ・デチョル関係の一件を先延ばしさせようと考えたのでしょうね。少なくとも昇進審査が終わるまで。
ところがですよ。ジヒョクは話を聞いてあっという間に解決。
カン刑事の思惑は外れてしまいました。
被害者遺族に会って話を聞いたチン記者。
死刑判決は出たけど、まだ生きていると、苦悩する遺族もいれば、執行されたとしても、被害者は生き返るわけではなく、遺族の苦しみは続くばかりと言う遺族もいました。
執行されても、犯人への憎しみや怒りが消えるわけではないとも。
イ・デチョルに殺されたチャン刑事の妻ユソンは、チン記者に反対に聞きました。事件の苦しみや痛みを知っていながら、何故また苦しめるんですか?・・・と。
それ以上何も答えなかったユソン。
直後、チン記者はユソンが一人の男性と親しげに車に乗るのを目撃。男性は仁川西部警察署の強力1チームのナムチーム長です。
このナムチーム長、ジヒョクの高価な時計に一目で気づきました。何かありそう。
殺人を目撃したと言う通報の場所にあった定点観測用のカメラの映像に、イ・ウネの姿が写っていました。
そして、もう一人、男性の姿も。
戻る時には、男性は一人でした。
その時、通報者が案内されてやって来ました。
しかし、通報者ではありませんでした。
突然殺人を自白したのです。
「女の子を拉致し、殺しました。名前は、イ・ウネだと言いました。」
カメラに映っていた男性が、その自首してきた男性パク・ゴノだったのです。
しかし、言うことが曖昧。
自分が本当に殺したのか、何故殺したのかもわからない・・・なんて言うんですよ。
ただ、ウネを埋めたのは確かだと。
刑事たちは思いもよらない成り行きに混乱し、いい加減で無責任な態度を示すパク・ゴノに怒りました。
家はどこだ?と、突然ジヒョクが冷静に聞きました。この近くだからここに来たんだろ?と。
パク・ゴノの表情が一瞬固まりました。予想外の質問だったみたいですね。
誤魔化すように、他の署に行こうか?などと言いました。
朝の2件の通報はどちらもパク・ゴノだと思われました。
「イ・デチョルの事件をほじくり返して計画的に俺たちを試してる。」
と、カン刑事は言いました。
理由は分かりません。
留置所に入れられたパク・ゴノが突然発作を起こしたと連絡が入りました。
でも、ジヒョクたちが駆け付けた時には、既に発作は収まっていました。
パク・ゴノは元看守で現在は宣教師をしていました。
看守をしていたのは、イ・デチョルの収監されている刑務所でした。
ウネを埋めた場所を案内させようとしたのですが、似たような風景の場所なので、分からないと言うパク・ゴノ。
ジヒョクが、手ぶらだったようだが、どうやって埋めた?と聞いても、混乱していて覚えていないと答えるパク・ゴノ。
ジヒョクの頭の回転の良さに気づき、自首する警察を間違えたか?と言うだけ。
刑事たちは、パク・ゴノの意図が全く分かりません。それどころか、これが事件なのかさえも判断が出来ないでいました。
パク・ゴノはイ・ウネを葦原で殺して埋めたと供述していました。
しかし、海岸で女子高生の遺体が発見されたのです。
ますます謎は深まりました。