レビュー一覧は、こちらから。
も~ややこしいったらありゃしない
チン・ジェギュは記憶を操作できる能力を持っているの?執行者なの
トン・べクは手術後眠っているチン・ジェギュの記憶をスキャンしました。
おそらく、本当の記憶が読み取れたんじゃないでしょうか。
しかし、執行者“消しゴム”の正体に関する全てが消されてしまっていたのです。
やっぱりジェギュがその能力を持っているのではなく、“消しゴム”と言う真犯人が存在するのです。
ジェギュは“消しゴム”に真犯人に仕立て上げられたってわけですね。巧妙に。
ジェギュの近くにいたに違いないと、トン・べクは思いました。
手掛かりを求めて、トン・べクは再スキャンをしました。
それで、ジェギュが隠して来た事実が判明したのです。
ジェギュは資産家の家に生まれたようです。
若い頃、何故か精神病院に入院させられていたことがあって、精神的に不安定だったことは確かです。
サンア母子をとても大切に思っていました。
入籍していなかったのは、体の弱い自分が死んだ後、親の事でサンア母が苦労するのを防ぎたいという考えだったようです。ジェギュの親ってジェギュの親について、まだ描かれていない何か秘密があるのかしら
しかしある日、サンア母に対する疑念が湧くような事が起こりました。
仕事に行く前に作っておいてくれた食事を飼い犬が勝手に食べてしまう事があったのですが。
その犬が、急に体調を崩してしまったのです。殺鼠剤を食べたらしいと獣医は言いました。
ジェギュはサンア母の行動を調べ始めました。
すると、すぐに分かりました。サンア母はサンア父と会っていたのです。
ジェギュの財産が狙いで近づいてきたのです。実の子であるサンアまで殺そうと考えていました。
ジェギュの心が壊れました。
結局飼い犬は死にました。
その犬を生贄として切ったのを、サンアが見てしまったと言うわけです。
ジェギュはその時誓いました。この世の罪を無くし、大切なものを助けようと。
それがサンアだったのでしょう。
ソンミはトン・べクのスキャンの内容を聞きましたが、別に真犯人がいると言うのを信じられないでいました。
ジェギュからサンアを守るためだったと聞いても、ソンミには信じられません。
“消しゴム”と呼び始めたのはいつ?とソンミが問いました。
覚えていない・・・とジェギュ。全て消されてしまった・・・と。
「消しゴムはあなたである可能性が高い。トン刑事の超能力を操ったじゃない。」
と、ソンミ。
しかし、自分にそんな能力は無いとジェギュは言いました。
「消しゴムが恐ろしいのは何故かわかるか?どうやって意識を操るのか分からないからだ。僕の頭の中には選ばれた記憶だけが残る。」
そう言った後で、ジェギュは言ったのです、自分が執行者だと。
20年前の事件から多くの人を殺したが、今年の殺人は違う・・・と。
パク・ギダンからチョ社長までは違うと。
え自白
取引がしたいと、ジェギュ。
真実を話すから、サンアたちを海外に行かせてくれと。
消しゴムの存在を認識したジェギュは、たくさんの監視カメラを家の中に設置しました。
しかし、結局は消しゴムに自由に行動された挙句、記憶を消されてしまったのです。
ジェギュが見たのはベッドの上の大量の血、動物の骨。そして煙突からの入る隠し部屋の床には、ジェギュが悪人を処刑した日にちが殴り書きされていたのです。
自分の記憶を信じてはいけない、ジェギュはこの時そう思ったようです。
記憶が無いのにどうしてそう思った?とソンミが聞きました。
「既視感。」
と、ジェギュは答えました。記憶が消されても、感覚は残っていると言う事です。
このままではサンアに危害を加えないか怖くなったジェギュは海外に行きました。そして20年も帰国しなかったのですが、3か月前、サンアたちの写真が届き、その一枚に書かれていたのです。
“戻ってくる”・・・と。
それを見た直後、帰国しました。
そして、ユン・イテに家族を連れて逃げろと言ったのです。
しかし、ユン・イテは消しゴムを殺そうと決心したのです。で、未だに行方不明のままと言うわけです。
この様子は別室でモニターされていました。
突然イ次長がやってきて、他の捜査員を全員外に出しました。ソンミにも知らせるなと言いましたが・・・。
どーして知らせちゃいけないのなんか、怪しい・・・。
トン・べクはクチーム長とオ刑事と共にジェギュの近くにいた人物を洗っていました。
サンアたちと住んでいたころ、近くに家の管理をしてもらっていた人が住んでいたことが分かりました。
ジェギュの記憶にその人ともう一人手に4本の傷跡がある人物がいました。4本の傷跡のある手を持つ人物が、精神病院でジェギュの隣の部屋に居たことが分かっていました。
消しゴムに違いないと調べてみたのですが、違いました。
その人物は管理人の息子で、軍隊で暴行されて、神経を病んでしまったのです。
消しゴムではありませんでした。記憶のスキャンをしてそれが真実だと分かりました。
次にトン・べクはジェギュの記憶が消え始めた瞬間を調べると言いました。
消しゴムと出会った時の事です。
それは、20年前の集団暴行事件の時でした。お互いに恐怖に駆られて殺し合うと言う酷い事件としてジェギュは覚えているのに、記録上は何も残っていない事が分かりました。
記憶を消されたんだとトン・べクは思いました。
しかし、警察に記録が残っていなかったとしても、事故として処理されたなら消防庁に残っているに違いないと考え、消防庁に。
そこには既に広域捜査隊の面々が。ソヨンも同じ考えをしたってことです。
見つかりました。
一酸化炭素中毒の事故として処理されていました。死亡したのは7名。生存者1名。
生存者はサンアでした。
ところが、やっぱりサンアには何の記憶も残っていませんでした。
サンアの家で、ソンミは引っ掛かるものを見つけました。
ヒョンスが描いた絵です。
トン・べクとジェギュの3人の姿が描かれていました。場所はジェギュの家。
トン・べクの足元に、仮面のようなものが。
ヒョンスの記憶をスキャンして分かりました。
彼らが立っていた排水溝の網目状の蓋の下に、マスクをつけた人物がいて、そっとトン・べクの靴に触れていたのです。
ヒョンスは“怪物”だと言いました。見たと。
トン・べクの靴に触れて、記憶を操作したと言う事です。ジェギュじゃなかった。
排水溝からもう1本の通路が発見されました。
ジェギュの温室から通じる通路とは別です。
そして、その通路のわきにある小部屋で、ソンミは隅にうずくまる人物を発見。マスクをつけています。