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スチールカメラマンは、ソリンに聞きました。
どっちですか?・・・と。
ルイスとシウがソリンを想っていると気付き、そう聞いたのですが、ソリンは全く気付いて無かったので、ちょっと半信半疑という受け止め方をしました。
しかし、今回撮った映像の中で、ルイスが呟いている言葉を聞いて、本当かもしれないと思うようになりました。
“ソリンと二人で行きたかったのに・・・”と、ルイスは呟いていたのです。
勘違いじゃない・・・と思ったソリンは、イェスンに相談しました。
しかし、この時固有名詞を出さなかったがため、イェスンはてっきりシウのことだと思ってしまったのです。
ばれちゃった・・・シウの片思い。
それ以来、ソリンはどーしてもルイスとシウに対して、意識しすぎで他人行儀な言動になってしまいます。
不自然な言動に戸惑うシウとルイス。
ソリンは初めての経験にパニックになりそうでした。
どうして良いか分からなくて、シウからのメールも電話もスルーしてしまう始末です。
ある日、シウの留守中に自宅にサセンファンが不法侵入。
たまたま寝ていたルイスは気づいて恐怖で失神。
この類の問題は、トップスターにはつきもので、そう言う経験をした者にしかその恐怖は理解出来ません。
初めて二人は意見が一致しました。
ウン・ジュアたちは、いつもに増して練習に励んでいました。
実は、ジュアは足を傷めていました。しかし、そんな事、コーチたちには言えません。
いつメンバーから外されてしまうか分からないからです。
シウは、ソリンがメールも見ていないし、返信も無いのを心配していました。
何かあったのではないかと。
で、イェスンに相談したのですが・・・。
イェスンはもう隠してはおけないと思い、シウの片思いをソリンが知ったと打ち明けたのです。
シウ、パニックです。
自分が先に言うべきだった・・・と後悔の嵐。
こうなったら、ちゃんと想いを伝えるべきだと思いました。たとえ、長年の親友を失うことになっても。
その頃、ソリンはキム代表に呼び出されていました。
見せられたのは、昔受けたオーディションでのソリンの映像。
「また始めてみない?練習生から。」
思いがけない話に、ソリンは驚き、戸惑いました。
「お断りします。」
と、ソリンは言いました。
でも、キム代表に諦める気は無さそうです。
実は、キム代表はジュアに満足できていなかったのです。
で、オーディションの審査員をしていた友人に相談しました。
友人は、ジュアは上手いし正確だけど、自分の望む人じゃないと言いました。
ジュアの踊りには無理が見え、そのプレッシャーが見てる側にも伝わってしまうんだそうです。
友人は、オーディションで唯一最高点をつけた人がいると言いました。ただ、最終審査に来なかったので、そのままになっていると。
それがソリンだったのです。
シウはソリンを呼び出しました。ちゃんと告白しようと決心したのです。
何度もそのセリフを練習しました。
ところが、言う機会を逸してしまったのです。
ソリンが、アイドルを目指そうかな、どう思う?・・・と言ったから。
シウは反対しました。
どれほど苦労して夢を諦めたか、見て来たから。
即答されたため、ソリンもムッとしたのかもしれません。
「私がどれほど切実だったか分かってる?あなたは違うでしょ。これしかないと思ってなかったし、夢じゃなく目標だったから。私の事故に対する罪悪感が始まりでしょ。」
一番痛い所を突かれた形のシウ。
勿論、シウもソリンも口に出さないだけで、分かっていたことです。それを敢えて今、口にしたソリンなんです。
それでも、シウは、ソリンにこれ以上傷ついて欲しくはありませんでした。
「苦しんで傷ついたとしても、それは私の問題よ。私が克服すべきことなの。結局、あなたが傷つきたくないだけよ。」
シウ・・・何も言えませんでした。
多分、シウの苦しみを、ソリンが全て分かっているかと言えば、それは・・・違うでしょうね。
シウがどんな思いでソリンの苦しみを見つめてきたか・・・。
どれほど自分を責めたか・・・。
帰宅中、ソリンをまた激しい耳鳴りが襲いました。
コインランドリーに駆けて行ったソリン。
でも、店の前で立ち止まりました。
目を瞑り、耐えました。
目を開けると、目の前に立っていたのは、ルイスでした。