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「当分の間は、コネ無しで生きて行きたい。」
ト・インボムが言いました。
父が自分の言葉に逆らうのかと、詰め寄っても、インボムの気持ちは変わりませんでした。
涙がこぼれました。
そして、父の止めるのも聞かず、出て行ったのです。
インボムだけは、息子だけは自分の味方だと思っていたでしょうね、ト院長。
その頼みの綱の息子までもが自分から離れて行ったのです。
流石にショックですわな。
ソジョンやドンジュ、オ看護師長たちが不安に苛まれながらキム・サブの腕の治療を待っていました。
主治医に聞いても、本人から聞いてくれと言うだけ。
キム・サブは、笑顔を見せながら、大丈夫だと言いました。
でも、外科医の利き腕です。皆が心配して当たり前ですね。特に、頼りにしてるキム・サブですから。
集中治療室のウェブ漫画家の男性は、体調がイマイチ良くありません。
息苦しそうにしながらも、一枚でも多く・・・と漫画を描いていました。
「元気なうちに描いておきたいんです。どれが最期の作品になるか分からないから。」
と、シン会長に言いました。
当のシン会長は、経過も良く、一般病棟に移れそうです。
シン会長は、ソジョンに漫画家の状況を聞きました。
彼の本格的な治療には高額な費用がかかるんです。だから、おいそれと始められないんですね。
「会長のように簡単には受けられません。」
と、ソジョン。
シン会長、自分が当たり前だと思っていることが世間では当たり前じゃないということに改めて気づきました。
トルダム病院では、相変わらず毎日急患が運ばれてきて、慌ただしい日々が続いていました。
キム・サブの腕が使えないので、代わりにドンジュが手術を執刀しています。
何か、隠してることがありそうで、ドンジュは不安を感じていました。
もしかしたら、腕の状態が悪いのではないかと。
それを聞いたらソジョンも不安になりました。
聞こうとしたら、キム・サブがソジョンが口を開く前に言いました。
「大丈夫だ。俺の手首を穴のあくほど見つめてたろ。大丈夫だ。俺が大丈夫だと言ったら大丈夫だ。」
ソジョンはこれまで何度もキム・サブから『大丈夫だ』と言われて来ました。
本当に大丈夫でした。キム・サブの言う通り、大丈夫でした。
その言葉にどれほど勇気づけられてきたかを思い出しました。
キム・サブの“大丈夫”は、本当に“大丈夫”なんだと、ソジョンは思いました。
で、救急室では相変わらずト・インボムの言動にパク看護師が噛みつき、言い争いが絶えません。
パク看護師に注意しているのではなく、ヨナに注意しているのに、何故そこまで怒るのかとインボム。
「恋人なんですか」
とインボムが叫んだため、集まってた人たちの視線がヨナに集中。
ヨナは、違います・・・と小さく呟くしか出来ませんでした。
ドンジュは、インボムを控室に連れて行き、ヨナが好きなのかと問いました。
何かとヨナに文句をつけてるからです。
俺はこういう性格だ・・・とインボム。
「理想のタイプはユン・ソジョン。」
冗談言うなと、ドンジュ。思わずインボムの首を絞めそうになっちゃった。
一方、ソジョンとオ看護師長はヨナに聞きました。
ヨナは、違うときっぱり否定。
じゃぁ、何故パク看護師はあんなに怒ってたの?とソジョン。
私には好きな人がいます・・・とヨナ。
「カン・ドンジュ先生です。」
と、はにかむヨナ。
ソジョンとオ看護師長は、え・・・と言ったっきり、何も言えませんでした。
どーするの?とでも言うように、オ看護師長がソジョンの肩を掴んだのが笑えました。
慌てたドンジュとソジョン。すぐに連絡を取りました。
そして、今聞いたことを打ち明け合ったのです。
この時の二人の表情がまた笑えます。上手いんです
「まさかこれで僕たちの関係に問題が起きるのかな。」
と、呟いたドンジュ。
「起きないけど?あなたは?」
と、ソジョン。
「僕も。」
はい了解
ト院長が突然トルダム病院にやって来ました。
で、シン会長に跪いたのです。
代理手術の件をキム・サブがどう言ったかは知らないが、全ては心証と推測と憶測にすぎないんだと言いました。そして、自分はこれまでコサン病院とシン会長に忠誠を尽くして来たし、精一杯貢献してきたと。
だから、一度だけ助けてください・・・と訴えたのです。
「何の事だ?」
と、シン会長。
キム・サブは一切話していなかったのです。
ト院長墓穴を掘ったってことです。
唖然としてしまったト院長でした。皆自分と同じ考えや行動をとると思ったら大間違いと言う事です。
病院の職員全員で祝賀会が開かれました。ナム麻酔医の食堂です。
何故か、ソン外科長もいますよ こういう図々しいところが生き残る術でしょうか。
肝心のキム・サブは当直をしてますよ。
誰もいない待合室にト院長がいました。
実力もあるのに、何故こういう生活をしているんだ?と、キム・サブに聞きました。
病院をたらいまわしにされて亡くなる患者の大部分が社会的弱者だ・・・とキム・サブ。
コサン病院から1時間圏のここに外傷専門病院を作れば、たらいまわしにされて亡くなる患者はなくなるだろう・・・と。
「そう簡単に世の中は変わらないぞ。」
と、ト院長。
世の中を変えたいなんて思っていない・・・とキム・サブ。
彼はただ、命を助けるために医師の仕事をしているのであって、死の淵に立つ患者にとって自分が最後の望みだからと。
「俺が諦めず努力すれば助けられる筈。俺が大事にしてるのは“浪漫”だから。」
凄い自信です。
ト院長は自分とは正反対の考えを持つキム・サブを呆れたように見ました。おそらく彼には理解しがたい事でしょう。でも、尊重する気持ちにはなったようです。
ついて来てくれる医師がいるのか?とト院長。
「俺は信じてる。偉いお医者さんより頼りがいのある医者になりたい者が多いことを。」
インボムも含めてだぞ・・・と笑いながらキム・サブは言いました。
ト院長も笑顔を見せました。
悔しいでしょうが、そうだと思ったでしょう。
宴会で大盛り上がりのさなか、また救急室から連絡が入りました。
急患です。
皆、ただちにトルダム病院に戻りました。
そして、いつものように患者に対応し始めたのです。
お酒・・・飲んでたよね大丈夫
ウェブ漫画家にシン会長が援助を申し出ました。
彼の絵の代金として治療費を出すと。
「僕は生きられるんですね。」
苦しい息の下、男性は心から喜びました。
シン会長がキム・サブに隠して来た事。
20年前、金の亡者だった自分が道端で倒れた時、誰も見向きもしてくれませんでした。それほど憎まれていたのです。
でも、たった一人だけ助けてくれた者がいました。
それが、キム・サブでした。
勧善懲悪ではあるけど、完璧にライバルを潰してしまうようなストーリーではありません。
より現実的な締めだと思いました。
ラスト、一人の女性がトルダム病院にやって来ました。
キム・サブの元恋人イ・ヨンジョ=キム・ヘスさんです。
ここで終わりなんですよ
えここから先はシーズン2なのと思ったら、番外編がありました。
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