運命のように君を愛してる DVD-BOX2 | |
クリエーター情報なし | |
ビクターエンタテインメント |
レビュー一覧は、こちらから。
ミヨンには、やはり悪ふざけだとしか思えなかったのですね。
ゴンも、わざとそう思わせるような態度をとりましたからね。
「この3年間、どんな思いをして忘れようとしてきたか・・・。」
どんな気持ちでこんなことをしたのか・・・とミヨンはゴンに迫りました。
元妻が有名な画家になった、だからちょっと見てみようと個展に行った、そこでちょっと気に入った絵を買ったら、返してくれと言われて、事がややこしくなった・・・。
ゴンは、何でも無い事のように言いました。辛いですよ、見てるのが、ゴンやぁ
「俺にとってはただの絵にすぎないから。」
と、ケットンの絵を置いてゴンは出て行きました。
ミヨンは、あまりの事にショックで立っていられないほどでした。
ゴンも、気持ちとは裏腹な言動を敢えてしたわけで、傷ついているのはミヨン以上かも。
ミヨンが、まだ自分を忘れきってはいないと分かったけど、手をとる事は出来ませんでした。病気の事がありますからね。
アトリエの階段に座り込んでいるゴンの姿を、ダニエルが見てしまいました。
ミヨンの来るのが遅いので、迎えに来たんです。
ダニエル・・・いつも辛いシーンを見ちゃうねぇ。泣けましたよ、このシーン。
ミヨンは、もう韓国に居るのが耐えられなくなってしまいました。
すぐにも、フランスに戻りたいとアトリエを片付け始めたのです。ダニエルと一緒に居ると言う約束は守れそうにない・・・と言いました。
ゴンは、セラにもキチンと別れを告げました。
友達関係でも会う事はしない・・・と。未練は捨てて幸せになれ・・・と。
セラは、ダニエルを誘って一緒にビールを飲みました。誰かに気持ちを聞いてほしかったのかもね。
ゴンに振られた・・・と言いました。
3年前、嘘までついて別れたのに・・・と口走っちゃったセラ。
ダニエルはその意味を問いました。
そして、セラの口から聞いたのです、ゴンの病気のことを。その所為で、ミヨンと別れた・・・と。
気持ちの所為じゃないんです。愛しているからこそ、ミヨンを手放した・・・ってことです。ダニエルは聞かずにいた方が楽だったでしょうね、こんな事。
ミヨンは、荷物の片付けをしていて、ケットンの絵のカバーに手紙が挟まれているのに気が付きました。
“ヨンジャ”からのモノでした。
優しい、ミヨンの気持ちを理解してくれる人の手紙でした。やり取りしたメールをもう一度見てみました。
その言葉が、全て嘘だったなんて・・・と、ミヨンにも流石に疑問が湧いたようです。
ゴンは、病気が悪化して自分の記憶が無くなった時のこと、そして万が一急死してしまった時の事を考えて、チャン・カワイ・・・いえ、ホン弁護士に詳細な遺言状を作成してもらっていました。
ミヨンのことをここまで・・・と言うくらいに気遣っている内容です。
ホン弁護士自身は、ミヨンに全て話して、傍に居て貰う事を選んでもよいのでは?・・・と思ってます。二人の気持ちをよく分かってますからね。ゴンの想いも、ミヨンの混乱や思いも・・・。
だから、ミヨンのバッグにそっとレコーダーを入れました。
ゴンと自分の会話が録音されてるんです。
ミヨンは、ゴンに、ケットンの絵の代金を返しに、そして“ヨンジャ”の手紙の意味を確認するために会いに来ました。
意味のない言葉ですよね?・・・と手紙やメールの事を聞いたミヨン。
そうだと言うゴン。
もう、これ以上話す事はありませんでした。明日、フランスに戻ります・・・とミヨンは言いました。
セラもミヨンに連絡してきました。
3年前、セラが見せた離婚合意書、あれはセラが作ったモノだったんです。ミヨンと別れたら、自分のところに戻って来てくれると思った・・・とセラは言いました。
ミヨン、ますます混乱してしまいました。ゴンの気持ちはどうだったのか・・・と。
母の店で、又ゴンと鉢合わせしてしまったミヨン。
お互い、心に鬱々とするモノがあるので、いつもに増してとげとげしい会話の応酬です。
でも、ゴンの様子はちょっと違いました。
もう、これで最後・・・という雰囲気だったのです。
空港に行く準備をしていたミヨンは、ホン弁護士が入れたレコーダーに気付きました。
聞いて、初めてゴンが3年前に別れを告げた理由が分かりました。
でも、それさえイマイチ信じられないミヨン。
悶々とした気持ちのまま、発とうとするミヨン。ダニエルが言いました。
「今去れば、一生忘れられなくなる。今からでも確かめてこい。彼の本当の気持ちと、君に何を隠しているのかを。」
そう言って、ハンドルを切り、ゴンの家にミヨンを送り届けたのです。
ミヨン、ゴンの部屋に残されたケットンの思い出を見ました。
ゴンが、記憶喪失になった時の為に・・・と残したビデオを見ました。
「お前がこれを見ていると言う事は、病気の所為でおかしくなってるということだ。記憶喪失だ。お前には愛する人がいる。キム・ミヨンといって、馬鹿みたいにお人好しで傷ついた人の心を思いやれる優しくて愛らしい女性だ・・・。」
ケットンにも話しかけていました。
お前はケットンを全然忘れて無いよ、この間までパパを心配して傍に居てくれた、もう見送ってやらないとな・・・カタツムリを。
一緒にいてくれと言いたいけど言っちゃいけないよな・・・。
切々と話すゴン。
ミヨンは、これまで自分が何も知らないとはいえ、ゴンに対して酷い言葉を投げつけた事を思い出しました。
そのたびに、ゴンがどれほど辛かったか・・・。
自分の前では、しゃら~っとしてたゴン。
あの表情の裏には、こんなに辛く悲しく、そして深い愛情が隠されていたなんて・・・。
ミヨンは、声を挙げて泣きました。
その頃、ゴンは記者会見を開こうとしていました。
もう、自分もこの場を去ろうとしていたんです。ここに居たのでは、この先、またミヨンと会う事があるかもしれないから・・・。
病気の事を明らかにして、社長の座を降りようとしていたのです。
号泣ですよ、あたしゃ
この作品で、こんなに泣かされるとも思ってもみなかったです。