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「オンマ・・・。」
というセッビョルの声に、スヒョンはスタジオに飛び込みました。
でも、受話器を握った途端、電話は切れてしまったのです。
呆然と立ちすくむスヒョン。まさか、自分の娘が・・・ですよ。
周囲も騒然としました。
犯人は、政府に対して不満を抱いているとみられました。
大統領に呼びかけました。お前の所為で、子供が死ぬぞ・・・と。
監視カメラの映像をチェックしても、ミナのところから、家政婦を見つけて駆けよって行くセッビョルの姿は確認できても、家政婦の元には現れないのです。
その他には、一切写って無かったのかな?
自宅で犯人からの接触を待つスヒョンとジフン。
ウジンたち警察が逆探知の準備をして周囲に控えていました。
「2億用意しろ。」
という電話がかかって来ました。
出来るだけ長く会話を引き延ばして・・・というウジンの注意にもかかわらず、ジフンは、途中で自分から切ってしまうのです。
スヒョンは夫に怒りをぶつけました。
犯人を怒らせたら、セッビョルの命が危ないのに・・・と。
でもね、ジフンはセッビョルの生存確認が先だと言いました。身代金を要求するのなら、人質の命をそう簡単に奪ったりはしない筈・・・とジフンは思ったのです。
次の電話には、スヒョンが出ました。
声を聞かせて・・・というスヒョンの要求には応じず、翌日の10時までに2億を用意しろと言って電話は切れました。
逆探知は出来ませんでした。
そんな時、スヒョンに宅配が届きました。スヒョンは頼んだ覚えはありません。
荷物を受け取ろうとした時、荷物の下で、男がメモをそっとスヒョンに手渡しました。
スヒョンは、もう警察も夫も信じられない状態なのです。とにかく、娘を助けるためなら何でもするという事しか頭に無かったのです。
だから、メモに書かれている指示に従うために、仮病を使って病院に行きましたよ。
抜け出しやすいですからね。
で、こっそりと病院を抜け出し、銀行から大金を降ろし、指示された場所に急いだのです。
でもねぇ、銀行でスヒョンの異常な態度は、周囲の者たちの注意を惹きました。銀行員が警察に連絡し、すぐにウジンたちが駆け付けて来ました。
そして、漢江のほとりに行ったスヒョンの周囲で目を光らせていたのですが、それが犯人にばれちゃって・・・。
そこでの取引は中止され、今度指示されたのは、地下鉄に乗れということ。
スヒョンが必死に走り、ウジンたちを振り切り、地下鉄に乗り込み、ある駅に降り立ちました。
向いのホームに、セッビョルらしき子を連れた男の姿がありました。
ほっとしたスヒョンは、男に紙袋ごとお金を渡しました。
ところが、セッビョルだと思った女の子は全くの別人。騙されたのです。便乗したわけですよ、男は。
必死に男を追ったスヒョンは、殴られても蹴られても、縋りついて放さず、結局、駆け付けたウジンたちによって、男は逮捕されました。
この時のスヒョンの姿がなんとも凄い
傷だらけになりながらも、絶対に男を放すまいと縋りつくんです。
周囲の野次馬、助けてあげなさいよ・・・と思ったのは、私だけ?
一方、セッビョル誘拐事件の一連の調査で、ドンチャンがあらぬ疑いをかけられて、いきなり連行されちゃった・・・。
ま、すぐに釈放されましたけどね。
そんな時、TVから流れてきたのは、家に来てはただ飯食べて行く変なハラボジのニュース。やっぱり彼は財閥総帥でしたよ
ある財閥総帥のチュ会長が亡くなったと言うニュースだったのです。
全財産を福祉団体に寄付したと言うニュースを聞いて、ドンチャンはハラボジの話を思い出しました。
「100億をやるから、真面目になって親孝行しろ。」
貰い損ねてしまったってわけ、100億を。
ドンチャンは夢だと思いました。でも、現実でした。自分が莫大なお金を手にするチャンスを逃してしまったのです。
スヒョンは、TVカメラの前に立ちました。
カメラを通して、犯人に訴えたのです。セッビョルを帰してほしい・・・と。
顔の傷も痛々しく、化粧っ気も無く、髪はざんばら。
そんなこと、スヒョンには何でもありませんでした。ただただ娘を助けたい一心だったのです。
犯人に謝りました。仕事とはいえ、追い詰めようとした事を謝りました。
彼女の必死の懇願は、人々の心に突き刺さりました。
ところが、放送中に速報が伝わってきたのです。セッビョルのモノと思われる血のついた靴が発見された・・・という。
スヒョンも、その速報を見ました。
跪いて犯人に懇願していたスヒョンが立ちあがりました。
号泣し、しばし呆然とした後、涙も拭かずにスヒョンはカメラに向かって言いました。
「見てる?」
「よく聞きなさい。万が一娘に何かしたのなら、私は地獄の果てまで追いかける。あんたを捕まえて八つ裂きにしてやるわ。脅しじゃないわ。だから、死にたくなければセッビョルをすぐに返しなさい。」
見つかった靴はセッビョルのモノだったようです。
ウジンは、ジフンに、心の準備をした方が・・・と言いました。
そして、とうとうセッビョルの遺体が発見されました。1話で出て来た、子供の遺体発見の池と同じ
セッビョルの死因は溺死。
どこかに監禁されていたようだとウジンは言いました。身体に抵抗の痕がある・・・と。
セッビョルが誘拐犯から逃げている途中、足を滑らせて池に落ち溺れたとみられる・・・と。死亡したのは、誘拐されて7日後のようだと。
セッビョルの死は、スヒョンに大きな衝撃を与えました。49日が過ぎても、彼女は立ち直れなくて、セッビョルの部屋に閉じこもっていました。
ジフンもまた、怒りと悲しみを胸に秘めていました。
彼は、スヒョンが許せなかったのです。
初恋の人ウジンと会っていたから、娘は誘拐されてしまったのだと思っているのです。
しばらく別居しよう・・・とジフンは言いました。
そんなジフンの元に1通の封書が届きました。中には、数枚の写真?
それを見て、ジフンは、犯人が分かった・・・と言いましたよ。そして、今から殺しに行く・・・とスヒョンに伝言し、車をどこかに走らせています。
え~っあの写真何
その頃、ドンチャンは、ヤクザに追われてました。
妻を寝取ったとヤクザに言われるのですが・・・。そう言うシーンあったっけ?誤解
ま、とにかく、殺される~っと、逃げ出したドンチャン。
ゴミ箱に隠れてほっとしたのですが、そこに刑事の後輩から連絡が入りました。
兄ドンホの死刑が確定した・・・と言うのです。それも、今日・・・。
時の大統領キム・ナムジュンは、死刑肯定論者で、セッビョルの誘拐犯は、それに対抗しているようです。
今回のセッビョルの事件を挙げて、キム大統領はあくまでも犯人と戦うと宣言。そして、就任後初の死刑執行を行うとイ秘書室長が発表したところだったんです。そして選ばれたのが(?)ドンホということなんです。
ドンホが被害者を殺害して貯水池に捨てたのを目撃したと裁判で証言したドンチャン。
実の兄の犯罪を証言することは、ドンチャン自身、物凄い葛藤と罪悪感に苛まれて来たのが良く分かります。
殺人事件だから、いつかはそんな日が来ると覚悟してはいたものの、流石にショックでした。
結局、ヤクザに捕まってしまって、池に重しをつけて放りこまれてしまいましたよ。
そこに偶然スヒョンも。
彼女はセッビョルの元に行こうとしていたのです。
二人とも池の底に沈んで行きました。
スヒョン・・・いえ、イ・ボヨンさんの迫力の演技には驚きました。ここまでダイナミックな彼女の演技は、見た事がありません。
泣けて来ましたよ、私も。
続きは、今夜、もうすぐです。