スーパーカブで明日香村へ
奥明日香の古道 “小峠” を歩いてきた。
先日 「芋峠」 へ行ったが、その東に続く古道である。
香芝から山麓線 ~高田バイパス ~橿原 ~明日香・石舞台の東から県道15号線へ入り ~明日香村栢森へ ~集落の中の細い道を山の中へ向かう
案内板があった
行者の石像まで峠道は1300mである
古道 小峠・芋峠道
この峠は昭和20年頃まで大和国中から吉野への生活道でした。 吉野へ輿入れする花嫁は駕籠に揺られ、タンス・長持・ホッカイ(御櫃等の台所用品)等を担いだ縁者等は提灯行列をして峠を上って行きました。
---- 中略 ----
万葉時代の、天武・持統天皇が吉野離宮へ通われた道もこの道とされています。
---- と書かれてある
小峠入口から栢森の集落方面を望む
バイクを停めて峠へ向かう
ここまで250m、コンクリート舗装の作業道である。 しかし、杉の枯枝と枯葉で覆われている。
ここから先は本当の “古道” である。
杉林の中、雨が降れば川になりそうな道だ!
少し進むとマシな古道になる、相変わらず杉林の中である
古道沿いには小さな石地蔵が鎮座されている、行き交う人々の無事を祈願しているのだろうか?
短い急な坂を上ってまもなく峠に到着した
峠です、何も変わったものはない、単なる “峠” だ
〔 行者480m 〕 の標識と、峠の説明板と、朽ちかけた丸太製のベンチがあるだけ
説明版には次のように書かれていた
ここから南西に見える山が高取山です。 昭和の始め頃までは高取城址の石垣も見えていました。 分教場で学ぶ子供達の遠足はここでした。
弁当を食べて、黄葉・紅葉の輝く山を画用紙に描き、山を駆け巡って遊びました。
夏はヤマアジサイのうす水色の花が、冬はアオキの赤い実が、そして、草木に被われた石地蔵が古代からの歴史を見つめています。
しかし、今は峠の木々も生い茂り高取山はチラッとしか見えない、また高取山の木々も生い茂って石垣は全く見えていない、、、
少し休憩の後、行者へ向かってさらに歩く、古道は枯葉の絨毯、フンワカフンワカ~
古道・小峠の終点へ着いた
すぐ近くに役行者の石像がある、その向こうには芋峠の入口がある
そして飛鳥川の上流も、、、小さな滝を造って静かに流れていた
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