宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

原発避難での焼身自殺に4,900万円の賠償命令 東電にとって予想外の厳しい金額となった

2014年09月03日 12時37分54秒 | 深刻な問題

 福島原発のメルトダウン事故は、少し間違えれば、東京を廃墟にし、日本を吹っ飛ばしかねないような深刻な事故であった。東電もさることながら、全国の電力会社関係者は驚愕したに違いない。

 電力社員は「電子力は安全」という神話を心に刻み付け、この神話に対する忠誠心を保つことにより、電力人としてのアイデンティティーを保ってきた。けなげにも全員が日本の原子力発電所ではメルトダウンなど起こり得ないと信じていたのだ。

 東電の若い 心ある社員は自ら辞めていったが、大多数の社員は開き直った。今回の判決は一般常識的には妥当なものだと思うが、これまでの電力会社の裁判としては異例のものとなった。今後も電力会社に厳しい判決が出るようになるだろう。

 私は、バッシングの風向きで厳しい判決を出すのではなく、原発の事故前に、もっと客観的な事実追及のプロセスと判断が欲しかった。電力社員は、電力会社が訴えられても、容易に退けられるものと受け止めていた。

 更に、希望するのは、賠償金だけではなく、指示命令系統や責任者を開示させる事だ。原子力本部長として「原子力は安全」を具体的な根拠を示さず社員や住民に徹底し刷り込ませた責任者が社長、副社長となる状況では誰も信じないだろう。

 どこの話か?私は頭が悪いので忘れてしまうが、例えば三国電力?五国電力?電力業界は設備産業であり、本来技術者が技術者の良心に従って、真の安全を実現すべきところ。嘘作文を書いていた事務屋がトップになるようだから深刻な事故が起こる。

 福島の事故でも当初、技術屋の広報が「メルトダウンが起きたかもしれない」と語った途端、降ろされてしまった。実際メルトダウンが有り、放射能も漏れた。緊急避難を呼びかけていたら、被爆者は大幅に軽減できた。

 自己保身を図る本来の責任者たちが、一時を凌ぐため、事実の発表を制限させ、きれいごとで済ませようとした。大本営発表が繰り返されている。

 過去に遡り、社長・会長と言えども責任が明確なら、どんどん刑務所に統監する。そういう仕組みでもって、初めて電力会社が原子力の安全性に本気で取り組むことになる。

 私が在任中、原子力部にちょっとした質問を出そうものなら、間接的に取締役から注意される状況だったから今でも、電力社内では原子力安全の会話さえタブーではないか?口にも出せない。

 電力内部では常に原子力最優先だった。原子力の安全性に疑問を呈したら課長以上には絶対になれなかった。つまり、東電内部でも、まず原子力が安全という根拠のない神話を絶対として全てが動いていたと思う。

 大切なことは事実を正面からとらえ、ご迷惑をおかけした人々に謝罪し、賠償に応じ、また自分達の間違いを反省する事だ。日本の社会では重要な間違いや事故において反省が無い。反省が無いために同じような歴史を繰り返す。

 本来、電力社内では原子力の安全性についての自由で積極的な議論が必要で、安全設備の実現について妥協が有ってはならない。

 私は何度も書いたが、真の安全性が確保されるという条件で原子力発電には賛成の立場だ。人類がいつか火星に移住しなければならない事を考えると、必ず克服すべき課題である。

 


小樽市ドリームビーチで女性客4人死傷ひき逃げ この市道の酔っ払い運転と100km/h超は当たり前とい

2014年07月15日 11時04分56秒 | 深刻な問題

 北海道はほんとに大丈夫なのだろうか?JRの度重なる事故や不祥事と言い、道警の怠慢な捜査と言い、今回の酔っ払い常習者によるひき逃げ事件と言い、北海道全体のゆるさが最近際立って顕在化している。

 飲食店従業員の海津雅英容疑者(31)は朝4時から午後4時まで12時間、仲間と酒を飲み続け、その最中に、たばこ購入のためJEEPに乗って狭い市道を100km/h以上の速度で走らせ、女性4人を死傷させた。

 白いJEEPの左前ボンネットは破損し鉄板が凹んでいた。女性が受けた衝撃を考えると実に痛ましい事である。

 脳の中もどっぷりアルコールに使った状態で運転する事が既に異常であり、あの狭い見通しの悪い道路を100km/h以上で走る事は異常すぎる神経と言わざるを得ない。高速で走りながら携帯をいじり4人をはねたのである。

 私は運転歴45年で間違いなく海津雅英容疑者の6倍以上の経験となる。私は良い道では相当飛ばす場合も有るが、あの道は出しも40km/h程度である。前から車が来た場合や、何かが飛び出した場合、それ以上の速度では対処できない。メリハリが重要。

 ところが複数の地域住民がドリームビーチの酔っ払い運転は当たり前、今後も間違いなく酔っ払い運転や100km/h以上の走行は出ると予想しており驚かされる。一緒に飲んでいた仲間も、店も運転を止めていない。

 かつて、福岡は市職員が酔っ払い運転で、車後部に衝突し海に落下させて子供3人と父親を死傷者させるなど問題になったが、ゆるすぎる北海道も怖い。


韓国セウォル号では沈没前に一等航海士が社長に50分携帯電話し事故処理の指示を受けていた

2014年05月01日 18時53分02秒 | 深刻な問題

 今回のセウォル号沈没で高校生を含む大量死者・行方不明者を出した最も大きな原因は船内放送で「絶対に動かないで下さい。動くと危険です」と繰り返した事だ。素直に「ハイ」と返事している高校生の携帯動画が残っている。

 動画では、傾く船の中で必死に姿勢を保とうとする高校生達の姿が映っている。最初は明るい会話も有ったが、次第に助からないと覚悟したつぶやきも出てきた。

 高校生達が逃げ出す時間は2時間も有ったのだから、もし、「今すぐ、脱出してください」と放送すれば、ほぼ全員が船外に脱出できたに違いない。実際、日本の兄弟船である「ありあけ号」では大人など全員が救助されている。

 高校生の身体能力は大人が予想する以上にすごい。以前タクシーの運転手が語ってくれた事であるが、車の直前に高校生が自転車で飛び出し、絶対衝突したと思ったが、ひょいとかわした。高校生では良く有る事らしく身体能力、耐久性が高い。

 もっとも、日本のありあけ号では船長が浅瀬に船を乗り上げさせ、転覆を防ぐとともに、全員の安全を確認して、船長は最後に救助されているのである。実に立派な船乗りの魂だ。

 日本国内では殆ど報道されていないが、セウォル号が傾いている最中、一等航海士が操舵室から社長に携帯電話、時間は50分に及び、事故処理について指示を仰いでいた。その上で、「絶対に動かないで下さい」と船内放送を繰り返している。

 セウォル号のオーナーはオカルト教団の責任者。教団は集団自決など数多くの事件を起こしている。セウォル号の船員の殆どはこの教団の信者であることを考えると、乗船客より信者(上級船員)救出を最優先した可能性が強く疑われる。

 本来は全船員は自分の身を挺して船室を隈なく探し、乗客に脱出を促し、救命ボートなどに乗せなければならない。ところが、今回、上級船員は全員、船員しか入れない部屋で集合し、船長は下着姿で救助されている。

 船長の服装や帽子で一般通路などを移動すると人目につき、救助を求められるし、逃げようものなら大騒ぎになる。救助船も船員の逃亡を許すはずもない。そこで、まず人目に触れないよう、乗船客は動かないよう放送したのではないか。

 乗客の移動を封じ、船長をはじめ船員は、船員服を脱ぎ下着姿になった上で、秘密のルートで脱出した事が疑われる。船員のモラルも低いが、教団のオーナーの命令には逆らえなかっただろう。

 以上の根拠として、入社したばかりの20歳ぐらいの若い女性船員(上からの指示が伝わっていないのではないか)が高校生に救命具を配り、自分が装着していた救命具も渡した事をあげたい。高校生はあなたは良いのですかと聞いている。

 その美しく若い女性船員は次の乗船客を探して、奥へ消えていった。そして献身的な優しい女性船員は助からなかった。東日本大震災で津波の危険を放送し続け、亡くなった若い女性が重なってくる。

 悉く問題だらけのセウォル号だったが、このような天使もいた。

 


こうすれば沈没した韓国船セウォル号の乗客の多くを生存させて救出できた!

2014年04月23日 15時25分04秒 | 深刻な問題

 SEWOL号は1週間になるというのに、全員の安否も確認できていないという状況で、パク・クネ大統領への風当たりも厳しくなっている。救出が長引く原因に潜水士の実質的な船内活動時間が15分という制限がある。

 昨日22日夕方、風呂の準備をしていて、ふと、これなら乗客の多くを生存させ、短時間で効率よく救出できたかもしれないという方法を思いついた。

 SEWOLは転覆し、船底が上を向いていた。それを利用し、船底が天に向き安定するよう、4~10個ぐらいのアンカーを船体上部(実際の位置はひっくり返っているので海底方向)に取り付け、アンカーは海底に設置させる。

Photo

 この状態で、ホースまたは、潜水用ボンベを用いて船の下部で船室の開口部から空気を入れる。例えば、潜水士は大勢でボンベを担いで潜り、客室のドアから入り、廊下などで空気を放出する。

 空気は軽いので、どんどん上部に移動する。つまり船底に向けて空気は上がって行く。潜水士はただボンベを持ち込み空気放出すれば良い、臨界戦術で作業ははかどる。

 これにより、比較的短い時間に船内の海水が排出する事になる。空気にとって泥水も水の冷たさも障害物も関係ない。どんな隙間からでも空気は侵入し、海水を追い出す。

 現状のように空気が少なく冷たい水に浸かった状態で長時間閉じ込められた場合、生存する事は厳しい。空気さえあれば、何とか生き延びることも可能だ。最低限度の生存条件を確保し、探索も極めて容易になる。

 もし、船底が天に向かっていないと、空気が漏れるのでアンカーを4~10個ぐらいセットして固定する。最初は2個ぐらい設置し、順次増加させる。

 海水が排出すれば、閉じ込められた人たちも自主的に安全な方向に移動できて助かる。救助員も中に入り、ライトを手に持ち、どんどん活動できる。潜水よりは100~1000倍ぐらい楽になる。

 空気の粘性は水の100分の1、比重は1000分の1だ。現状のように実質15分の船内作業で、泥と障害物の中を探索など非効率極まりない。

 潜水ボンベは10リットルから18リットル。仮に12リットルで200気圧のボンベだと、1本が2.4?。上部20mに空気を満たすとして、平均2気圧、1本が1.2?になるんですか?

 海水追い出しに必要な空気を3万?とすれば、ボンベ2.5万本。100人のダイバーが潜れば、1回20分として、83時間(3.5日)での供給となる。船内空気が徐々に増えれば生存率は急速に高まる。

 一方、エンジン付き大型コンプレッサーは1時間9000?ぐらいで、2気圧としても10台あれば、1時間かからない。

  機械の力を借りれば、計算上、1時間ぐらいで、船の中の海水を追い出し、空気で満たすことが出来る。だからたとえば、最初は潜水士がピストン輸送にてボンベで空気供給し、準備できたら機械に切り替える。

 複数の空気ポンプの空気を集めるヘッダーを設置し、ヘッダーから高圧空気をホースで送る。ヘッダーは販売しているしパイプのカットと溶接で簡単に製造できる。ホースの先は潜水士が船内に導く。

 救済方法について、最初は海中の簡易基地を設置する方法から考え始めた。しかし、ズバリ、船を転覆したまま固定して空気を入れるのが最も人命救済に適し、かつ効率的との結論になった。

 今回の救出の問題点を指摘すれば、最初にマクロデザインの救出戦略が無かったという事。潜水士の探索が困難を極めるかは分かっていたはずで、計算すれば生存状態での救出が困難な事は容易に推定できた。

 救出用の海中基地を作るだけでも、救出は数倍効率化した。例えば、ドーム型で下部が解放された基地を作ると、潜水士は海中基地で準備し、休憩しながら船内に探索に行ける。海上まで浮上して再び潜水する無駄が省ける。

 勿論、今回提案した方法は文明の力、エンジンポンプを利用して大量の空気を船内に供給し、船内の海水を短時間に追い出す方法で、生存率や救出効率、救出時間に圧倒的な差がある。

 映画ポセイドンアドベンチャーを想い出した。転覆した船の中を空気を求めて移動し、最後は天井の船底にたどり着き、助かるというストーリー。今回も、工業ポンプで短時間に海水を追い出してやれば、自力で助かる人も大勢出てくる。

 時々、私のアイデアをテレビで喋る人(専門家など過去2テーマ)がいる。そんな時は少なくともこのブログ名「宇宙・生命・日本」を紹介して欲しい。


袴田死刑囚は無茶で強引な警察権力で貴重な人生を奪われた 最新科学の勝利

2014年03月28日 18時16分57秒 | 深刻な問題

 袴田死刑囚の再審が認められたことは大変良かった。色々課題のある日本の司法だが、今回は正しい判断で、そんなにひどい国ではない事が分かった。

 48年間の人生を戻せと言われても、戻しようが無い。まずは検察が即時抗告を止めること、その上で開放感を味わってもらい、可能な限りの楽しい余生を送って頂きたい。袴田さんを無理やり死刑囚にした関係者は全員謝罪すべきだ。

 検察の即時抗告はメンツと組織防衛以外の名のものでもない。この連中は人の命なんて何とも思っていない。恐ろしい組織だ。司法関係の記者に会いに行くと何とそこは検察関係の監視付ビルの中。マスコミを完全に取り込み支配している。

 袴田死刑囚の事は以前からニュースで知ってはいたが、詳細が分からなかった。事実関係を知るに至って、警察が無理やり袴田さんを死刑囚にするための出鱈目をやっていたことが分かった。

 証拠として、最も重要なポイントになったのは衣服などについていた血液のDNAが袴田死刑囚と一致しなかった点だ。検察側の検査でも一致しなかったというから再審判決は当然すぎるほど当然。

 DNA鑑定の技術は年々向上しており、今では古い血痕からも精度よくDNAが判別できる。マンモスの化石からもDNAが分析できるかと期待されている。

 味噌樽から見つかった衣服は1年も浸かっていると、完全に味噌のこげ茶のに染まってしまう。証拠として提出されたような白っぽいものではない。これは明らかに警察のねつ造ですね。ようやるわ。

 一方で、死刑判決文を書いた元裁判官(静岡地裁)、熊本典道さんは今も悔やんでいる。途中から裁判に加わり「こんな証拠で死刑にするのはむちゃ」と先輩の裁判官2人に訴えたが説得できなかった。

 ニュースでも「袴田君に謝りたい。申し訳なかった」と言い。疲れ切ったような表情で涙があふれていた。真面目で正直な人なんだな。残り二人の先輩判事は全く意に介さないところだろう。上訴しろと怒っているかもしれない。

 警察のお粗末さは、私自身の経験でも良く分かる。昔、母が下宿をやっていた。無理を頼まれ好意で部屋を貸していた人が財布を無くしたと言い、捜査に来た警察が何の証拠も根拠もなく、思い付きで喋る。

 部屋を借りていた人は、自分で購入した鍵をかけて外出していた。誰も中に入れない。捜査に協力しようと親切にしていたら「これは外部の犯行ではないな」などと言うのである。まるで私が犯人ではないか。子供だったが傷ついた。

 鹿児島県の志布志事件では無罪の人々が警察の厳しい尋問を受け、13人のうち耐えきれず、6人が警察の言うとおりに「自白」した。昔から、警察は証拠より、自白に頼っていたし、日本人はどちらかと言うと精神的に弱い。

 死刑された人の中には無罪の人もいただろうね。ひどい話。司法関係者や警察は、野蛮で無茶苦茶なやり方がまかり通っていた事実を正面からとらえて、猛反省し、今後のあり方を考えるべきだ。


宮城交通の夜行バス衝突事故 直前の小野善広教諭の懸命な声かけ 自分なら何が出来たか

2014年03月05日 10時54分02秒 | 深刻な問題

 小野義広教諭は奥様の退院などで夜行バスに乗り金沢から帰る途中だった。小矢部川SAの直前でバスは左側ガードレールに2回接触し、最前列左にいた小野教諭は安全ベルトをはずし、小幡運転手に駆け寄り「起きろ、運転を代れ」と声をかけた 。

 しかし、わずか10秒ぐらいの事で、間に合わず、トラックに衝突、小野教諭は車外に投げ出され致命傷を負った模様である。

 入院していた奥様が家族を連れ、現場を訪れ、小野教諭が倒れていたあたりで、「痛かったでしょう」と泣きながら語り掛けた。声をあげた切実な訴えかけで、思わず涙が出てしまう。

 バス事故が多発し、ルールも改正されたが、今回もまた痛ましい事故となった。11連続勤務とはいえ、運転手2人交代制。問題は小幡運転手が無呼吸症候群で、体の異常だったか。例えば、睡魔が襲い、無呼吸で失神したかもしれない。

 小野教諭はとっさに動き声をかけた。大変勇気ある立派な行為であったことを大前提に、何がベストだったか考えた。大変幸いなことに我々は冷静に事件を検証し、シミュレーションできる。

 最も難題は運転手がシートベルトをしている事。65~70kgの体重?でハンドルにうつぶせになっている上にシートベルトがかかっているので、簡単には運転席を入れ換われない。

 金沢高校ウェイトリフティングの顧問だった小野教諭でも簡単ではなかっただろう。

 この緊急事態の優先順位は方向とアクセル解放&ブレーキだ。まずはハンドルが動く範囲で左に切り、ガードレールと接触させ、出来るだけ速度を落とす。

 次に運転手の脚がアクセルに乗っている可能性が有る。運転手には大変申し訳ないが、すぐさま、シートベルトの解除ボタンを押し、腕を掴んで運転席から引き吊り落とす。ディーゼルなので多少エンジンブレーキがかかる。

 運転席に座ってブレーキをかけるなんて、口で言うは簡単だが、スーパーマンでなければできる早業ではない。震える手でハンドルを操作し、危険な衝突を避けるのが精一杯だろう。

 アメリカでは乗客がバスをコントロールして危機を回避したニュースが有った。変な話だが今後も起こり得るトラブルなので、テレビで何ができるか、何をすべきか検証してみたらどうだろうか。

 少しでも、今後の事故を防ぐことが出来れば小野教諭も喜んでいただけるに違いない。

追記:最初にこの事故をニュースで知った時、昔、高速で何度か居眠りしかかった事を思いだした。ほんの一瞬、0.3秒ぐらいか睡眠に入りかけて、慌てて起きたことが3回ぐらいは有ったように思う。

 今こうして生きているのも単に運が良かっただけかもしれない。とても他人ごとには思えない。兎に角、連続で走る時は、1時間に1回程度休憩をとる事を今後も心がけよう。

 

 


福島原発の処理状況を見ながら電力会社とは一体何だったのかと改めて思う

2014年03月03日 19時03分15秒 | 深刻な問題

 もし、3.11が無かったら、東京電力は引き続き日本の電力業界を圧倒的にリードし、世界一の電力会社として君臨していただろう。その権力・地位、資金力、影響力たるや微動だにしなかったに違いない。

 しかし、東京電力は力や地位や多くを失い、今や放射能水がタンクから漏れる度に、現地のバルブ操作を間違えたことが分かるたびに、管理や解決能力の低さを厳しく批判される状況である。東電は多くの若い社員が会社を去った。

 「もし」「たら」はあまりにも残酷な対比を作ったのである。

 電力10社と呼び、中央3社と呼ばれた大手の東京、関西、中部、中規模が東北、中国、九州、小規模が北海道、北陸、四国で、そして更に小規模の沖縄で構成されている。

 電力業界は中央3社がリードする場合が多く、その中でも東電は別格だった。地方電力で新たな開発(共通テーマに関し)を提案しても東電で拒否され、実現しないケースが多い。大体は東電が採用し、何年かを経て地方にも普及するのである。

 電力会社は株式会社ではあるが普通の企業とは異なる。先鋭的な官僚とも言われ、似ているところも有るが、これもちょっと違うかな。

 全体的に技術屋が多く、その大半は高卒で営業所や発電所などの現場を担う。極めてユニークなのは本店と呼ばれる御殿に住む、世の中を知らない住人達。

 本店は一際立派なビルで社会の喧騒から遮断されている。その中で、厳しい世間とはかけ離れた、常識とは別物の世界が展開される。元は地域独占と総括原価方式による殿様商売だ。積み上げた原価に報酬率(利益)を上乗せできる。

 ユーザーはこのエリアは電気代が高いからと不満が有っても他の電力供給者から買えない。一般社会では価格競争で売値が決まるので、原価も利益率もへったくれも無い。場合によっては赤字でも販売される。

 電力会社は赤字を出すと叩かれるが、一方、儲け過ぎると叩かれる。また、人事には自民党国会議員の影響力が強い。つまり、利益は保証されながら儲けすぎてはいけない、自民党国会議員が人事に手を突っ込む。まともな企業論理が育たないわけだ

 電力会社でやっているのは経営ごっこであり、経営ではない。それでいて経団連の会長など、よくもやったもんだと呆れ返る。座りは良いし、それらしき事は言える。何しろ金は莫大にある。しかし、世の中の事をまるで知らない。

 本店は魔界であり、気持ちの悪い男関係社会だ。特に事務屋はその極みというか、表面は紳士、中身は嘘つき、詐欺師、やくざという、ガラパゴスでも見られない、場面・場所で色変わりの早い極端生物だ。

 それにしても、自分を引き上げてくれるバックがいるから実力が有るという感覚は、もう異常としか言いようがない。上との人脈作りに掛ける努力と恥も外聞もなくサービスに勤しむ姿は見事。仕事よりアフターファイブ、土日が最重要。

 某副社長は「石橋を叩いて、叩いて、渡らなかった」と言い、某技術系社長は「技術的な実績が無かったのでこれから作りたい」と退任後、子会社で 開発を始めた。

 電力会社のトップは、典型的なイエスマンで、言われたことだけをきちんとこなし、ミスなく目立たず、人柄の良い・・というパターンが多いが、某社長はおよそ私の知る限りで電力社員として最も下品、ちょっと世の中変わったかと思う。

 忘年会の催しにおいて複数の人間で顔を作ったところ、鼻の役で後ろ向きにぶら下がっていたH君の尻の穴に指を突っ込んだのが現社長だ。30歳代で社長候補(多分口頭で伝えられる)となるから、怖いものが無い。

 父親が故後藤田正晴元官房長官の後援会長だったことから飛ぶ鳥を落とす勢いだった「バックだけ大物」とは仲間で、バックだけ大物が私に関して嘘だらけの情報を流し、下品氏にも伝えていた。

 私のブラック情報は何度か大量に流された。ある発電所の次長は私を見るなり「あれ、君は普通の人間じゃないか」と言い、営業部時代は、営業所からこんな噂が流れていますが本当ですかと問い合わせが来た。

 ある日から、下品氏は距離を置き、全く口も利かなくなった。ああいう手のひらを反すようなやり方は同じ人間とは思えない。ましてや、今や電力会社の社長だ。世の中どうなっているのか。

 バックだけ大物は長身で、自分では「ワイは大物や」とか言っていたが、やることがせこすぎる。嘘の噂を流し、嘘の報告を取締役会に上げ、加えて40億円ぐらいは使ったプロジェクトを失敗した責任者が常務になった。

 私は原子力プラントの着工で最も大きな問題だったテーマを解決し、電力有効利用技術の開発は電気温水器など主なもので50以上あるし、直接間接の電力需要開発は7,500kwぐらいになるか。

 出向中、半導体とシステムしか知らない人間が機械製造業を立ち上げ、自分で営業し開発した装置などが平均4.5億円、間伐材利用の柱製造装置(開発後、他の製造部門に気前良く移管:量産)が1億円程度で年平均約5.5億円受注していた。

 他にも実績は色々山ほど有って、自慢話に聞こえて耳障りだからやめるが、そういう仕事人間は電力会社では邪魔な存在であることが良く分かる。

 最後に一つだけ、私が若い頃、担当した原発用の水理実験設備建設では「安全を最優先する」と宣言し、上司が何と言おうと安全性を満たさないと判断した方式は採用せず、徹底的にこだわり、数か月悩みぬいて解決させた。しかし生意気だったね。

 評価の言葉もかけて貰えなかった私の仕事だが、福島原発の事故を見るにつけて、よくやったと思う。しかし、余りに電力会社が理想とはかけ離れ、重要なところがいかさまで、活躍の場が閉じられたので55歳で辞めた。辞めて良かった。


中国によるPM2.5攻撃は益々激化する 日本政府は何故抗議しないのか

2014年03月02日 11時05分20秒 | 深刻な問題

 私は中国に仕事で結構出かけた。驚いたのは都市の上空を覆い尽くすスモッグだった。中国大陸を車で移動していると巨大なキノコ型スモッグが上空まで達していた。東京でも見られたが、それをはるかに超えていた。上海では空気に色がついていた。

 北京ではPM2.5が500マイクログラム(WHOの安産基準の20倍)を超える日が多くなった。ビル群が雲で覆われたように見えなくなっている。人はマスクなしでは外を歩けない。

 先進国でこの状況であれば対策を求める国民の大規模デモをはじめと、激しい追及を受けて政権が倒されるだろうが、中国では共産党一党独裁で、選挙も無いのでびくともしない。

 それどころか、今後一層、汚染物質の排出が進む。何故なら、中国の国家的目標が経済でアメリカを追い抜き、軍事力でアメリカを凌駕する事だから。中国政府は死人が出ようが、北京が視界ゼロになろうが、強引に経済を成長させる。

 環境浄化の考えもあまりないだろう。何しろ、汚い下水の油をくみ取り、食品用に「下水油」で売るような国民性だ。中国の食事は安いが何を食べさせられているのか分からない。

 何度も書いたように中国の経済成長は日本がモデル。しかも数倍パワーアップされている。問題は中国の量的拡大が止まらない事だ。日本のバブルはアメリカが大蔵省に蛇口を締めさせる(総量規制)ことで崩壊させた。中国は誰も止められない。

 今年2月に入って、中国は為替市場で直接大量介入して、元を暴落させている。落ち込んできた貿易を引き上げるためだ。今のところ、世界からの目だった抗議が出ていない。日本が為替介入したら非難の的になる。

 中国の戦略は強い軍事力をバックに、経済を成長させ、更に軍事力を高めるものだ。中国は軍事力が強大で経済影響力が大きいので、アメリカも抗議しにくい。

 2000年時点で中国の意図は明確だったが、つい先頃までアメリカは気付かなかった。アメリカの軍事費は世界の中でも圧倒的な額で中国を問題にしなかったし、アメリカの軍事技術の進歩が著しいのでとても中国が追いつけないと考えられていた。

 ところが先の米下院でケンダル次官は5年後の中国軍事力は脅威になると証言したのだ。アメリカ軍の軍事予算に占める人件費が大きく、中国軍の人件費比率は小さい。実質軍事費は早急に逆転する。

 安倍首相は靖国参拝を強行し、莫大なダメージを受けた。私はむしろ、子供じみた意地の張り合いより、PM2.5が日本に悪影響を及ぼしている事を科学的に立証し、抗議すべきだと思う。


中国は必ず尖閣諸島だけでなく日本全土を獲りに来る 日本の中国侵略への倍返し

2014年01月21日 14時32分53秒 | 深刻な問題

 中国は旧ソ連で未完成であった航空母艦ヴァリャーグを入手し、完成させ遼寧(りょうねい)と名づけた。満載:67,500t 、全長 305.0m で67機を搭載できる。これに続き、自前の2隻目を建造中。将来は4隻の空母を持つ計画。

 併せて、中国は月に軍事目的の基地を建設し、アメリカなどに対して圧倒的な軍事優位を狙っているとも噂されている。アメリカは中国の宇宙開発を懸念しており、NASAが機密情報漏えい防止のため中国籍の研究者の会議出席を禁止した。

 私はかつて電気学会で人工衛星上の軌道に宇宙工場を建設すべきと発表した。無尽蔵の光を利用した発電、無重力を利用した特殊合金や高性能薬を製造するが、同時に地球近傍の宇宙に基地を持つ事は軍事的にも極めて有利になる。

 中国は戦略的でしたたかで、かつて日本がアメリカと戦うことになった背景に、中国がアメリカを誘導したとの説が有る。アメリカは正義感強く、お人好しで騙されやすい。中国はまた世界の工場を日本から中国へ移すべくアメリカを口先で動かした。

 共産党の一党支配で自由選挙の無い中国を世界の工場にしたことはアメリカだけでなく世界にとって、取り返しのつかない失敗だった。当時、キッシンジャー博士らは経済成長した中国が自由主義世界に転換すると楽観視していたのだった。

 中国のしたたかさは半端じゃない。100年単位で過去にやられたことを倍返しする。そのため、がむしゃらに経済成長を驀進させた。2013年度の中国の経済成長率は7.7%、片やアメリカは1.56%。いつの日か中国がアメリカを追い抜くことは明らかだ。

 まずは1996年の台湾危機の際アメリカが空母2隻を台湾海峡に急行させて威圧したお返しだ。中国近海にアメリカ空母が接近すると複数の空母で挟み撃ちにし、撤退させる。アメリカのアジア方面での軍事展開は著しく制約されるようになる。

 次に中国を侵略した日本を逆に侵略し支配する事である。中国は早晩軍事力でアメリカに肩を並べあるいは追い抜き尖閣諸島を獲りに来る。尖閣諸島の占領で九州や本州への侵攻が現実化する。

 軍事力を行使しないでも巨大化した経済力で、次々、世界企業を買収する手が有る。トヨタなども将来、中国マネーが買い占めるかもしれない。未来の日本人は中国が買い占めた企業で働くようになるかもしれない。

 中国の悪魔帝国実現を阻止する手は、大きく三つある。一つは経済成長を鈍化させるため投資や貿易を制限する事、二つ目は中国国民を目覚めさせ自由投票の選挙制度を導入させる。

 三つめは日本に戦略的な経済発展手法を確立し成長率で中国と同等、もしくは上回ることだ。いつの日かこれらを実現させないと悪魔帝国は地球を飲み込む。

 

 


マルハニチロの農薬注入場所は水系統の可能性が高い

2014年01月06日 22時49分14秒 | 深刻な問題

 先程の報道ステーションではマルハニチロ子会社(㈱アクリフーズ)の冷凍食品製造4系統全てで農薬が混入していたらしい。商品が1部屋に集中する包装過程が疑われるものの、従業員の証言で現実には難しいとの報道。

 私はサラリーマン時代、新規事業として機械製造業を立ち上げ、冷凍食品メーカートップグループ数社の製造ラインなどを数多く受注した。開発製造して据え付けた。今でも、現場の状況は手に取るように分かる。

 アクリフーズの所在する群馬県大泉町には元の味の素冷凍食品が有り、何十回か訪れた。元味の素冷凍食品には大型のお結び焼きラインなど2ラインを収めた(東京電力の需要を1,000kWぐらい増やしたか)。懐かしい場所だ。

 食品製造工場の中に外部の人間が入って農薬を注入するのは事実上極めて困難である。まず、①外部の人間が製造現場へ入る許可を申請しても却下され、特別な事情が有り②許可が下りても身分証明し、③記録を残し、④渡された作業服を着て、⑤現場に担当者が一緒に来るし、⑥大変目立つ。

 社内の人間の場合は単独で行動できるし、怪しまれず場所移動も可能である。ロッカーに農薬(例えばジュースボトルなどへの詰め替え)を一時的に隠しても、まず分からない。作業着にポケットは無いが例えば、シャツの中とか袖には隠せる。

 通常、食品工場の作業場には監視カメラはついていません。だから、ビデオ記録で確認ができない。

 風呂に入りながら考えたが、私は水系統の可能性が有ると思う。何故なら①水道配管は元が一緒で、②配管場所には入りやすく、③見つからずに農薬注入しやすく、④材料洗浄工程で塩素が使われている場合異臭が分かりにくい、⑤材料を合わせた状態でも様々な臭いが発生しており分かりにくい。

 配管注入は水道の内圧の問題が有り、場所的な侵入は簡単だが、注入ポンプなどが必要になる。材料洗浄や髪の毛やごみ取り(自動装置が有る)の場所では解放状態なので投げ込みが可能である。

 水系統以外では、材料を混ぜ合わせている大きなステンレス器(回転させながら混ぜる)に農薬を入れる手が有る。液体農薬を落下させるのでほんの数秒で済むから、気付かれにくい。

 その後の報道ではコロッケのころもの部分に農薬が有ったらしい。今回疑われている包装工程の前段ではトレーに詰める作業が行われていて、トレー詰めの装置が有り機械がミスしたもの女性作業員がなおす。しかし、大抵作業は目いっぱいで余裕が無い。

 作業員は1ラインに少なくとも二人はいて、合計8人ぐらいにはなるから、普通はここでの農薬注入は難しいはず。また、大量のコロッケ衣に農薬を付着させるのは作業的に大変難しい。

 先に記述したような衣の材料洗浄、衣を作る練り工程を疑うべきだ。これらでは簡単に、一瞬で、効率よく農薬を投入できる。