宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

東大官僚はものすごく頭が良い、どうしようもない欠陥商品

2010年04月04日 15時39分21秒 | 思考空間

 今年度、中国のGDPが日本のGDPを抜くということで、日本が過去の国になったんだと、テレビのキャスターが嘆いていた。最も尖鋭な情報を追いかけているテレビ人がなんじゃそりゃ。私は、1995年ごろ、日本が過去の国になったことを感じていた。何故なら、日本はバブル崩壊以降、なんら有効な経済政策をとれず、ただ税金をばらまいて、膨大な借金を作っただけだったからだ。

 実は、日本を支配していたのは東大官僚で、日本では誰もが認めるスーパーエリートだ。今でも日本中のパパとママが自分の子供を東大に入れたいと思っている。その東大でも、上から5番目ぐらいの成績の卒業生が、旧大蔵省に入省し、日本を動かしてきた。その最も優秀な東大官僚が、地方と合わせ1200兆円にもなろうという、大借金を作ってきた。

 大蔵省が箸の上げ下げまで管理指導してきた銀行が、やくざを使って地上げし、バブルになった。そのバブルを大蔵省の一部局が何の戦略もなく、政府の了解も得ずして、勝手に崩壊させた。例の総量規制だ。

 確かに東大官僚はものすごく頭がよいのだが、反面、ものすごくあほ馬鹿間抜けで、馬鹿の3乗ともいえる。彼らはわかりやすく言えば、15円の商品を買い、1万円を払って、釣銭の1円2円を必死に数え、そのほかの大きな釣銭には関心を払わないようなものだ。どうでもよいことに神経を使い、非常に大切な、ど真ん中のテーマには反応しない。

 難しいテーマ、新しいテーマは先送り、棚上げ、封印し、簡単なテーを完璧に作成する。前例のないテーマ、教科書のないテーには対応できない。ベルリンの壁崩壊は、従来の常識やルールが通用しなくなった。そこで、日本のスーパーエリートは対応できなくなり、ただ、ばらまくこと、自らの利益を獲得することにその才能を発揮し始めたのだ。

 日本人全員の意識・羨望と実態のかい離に見られるこのパラドックスはほとんど語られてこなかったが日本にとって非常に不幸なことだ。