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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

今回のNHK発表もビッグバンの矛盾を露呈させた

2010年04月17日 11時11分24秒 | 思考空間

 NHKの報道によると、宇宙の端にある宇宙が誕生して6億年後の天体から131億年の時を経て光が届いたらしい。と言うことは、131億年前には、ビッグバン(宇宙誕生)のあった場所から6億光年未満の場所にこの天体が有ったということだ。何故なら、アインシュタインの理論によると、何物も光の速度を超えることが出来ないのだから、誕生後6億年の天体が6億光年も移動している訳が無い。

 すなわち、今回発見した宇宙の端の天体のすぐ近くに宇宙誕生場所があると言うことだ。宇宙の端の近くに、宇宙の中心である誕生地があると言うのもちょっと理解しがたい。更に、地球はビッグバンから137億年後の今日、宇宙の端の天体から131億光年離れた距離にいることになる。

 ここで単純に足し算と引き算で計算すると、宇宙の誕生地は、地球から125億光年から137億光年の間の距離にある。(131+6、131-6)仮に、少なめに125億光年の先に宇宙誕生地が有ったとしても、地球を含むこの銀河系は光の91%と言うほぼ光の速度というものすごいスピードで移動してきたことになる。137億光年とした場合には光速で移動したことになる。宇宙空間であるから更にこの速度は持続される。

 もし、地球が光速の91%で移動していれば、アインシュタインの理論(光速になると時間が止まる)で、時間の流れは遅くなる。ところが、地球でも太陽系でもそのような現象は起きていないのである。

 このたび発見された宇宙の端の天体と地球を結ぶ直線を地球の外側に延長させて、その外側で存在し得る天体の地球からの距離は12億光年までだ。何故なら、宇宙誕生地は最も近い場合で125億光年だからその距離から137億光年の位置は137億光年ー125億光年=12億光年となる。これも、100歩以上譲り天体が光の速度で移動した場合だ。実際にはあり得ない。

 ところが、地球は決して宇宙の端に存在するわけではない。全方位に無数の銀河系が存在するのは皆さんご存じのとおりだ。となると、宇宙にはビッグバン理論では、存在しえない天体が無数に存在することになる。しかも、今回の発表から推定するに、発見された天体の位置はほぼ宇宙誕生地付近であり、宇宙の端とは言えない。今回発見された宇宙の端が宇宙の中心で、宇宙の端は更に、遥か遠方の先の方向に存在することになる。

 最も遅い場合で、地球は光速の91%で移動しているのだから、時間はゆっくり経過することになるが(光速であれば時間が止まる)、そんなことが我々の身の回りで起きているのだろうか?

 世界の天才たちが唱えるビッグバンとはこんなものなのだ。単なる、寄せ木細工のビッグバン理論(思いつきの仮説にすぎない)を疑いも無く信じ込んで、定説のように発表する東京大学、教科書に掲載する文部科学省、報道し続けるNHKとはいかがなものか。

追記

NHKスペシャル ハッブル望遠鏡 番組あてに疑問点を指摘する文書を送付して、返事待ち。(2010.4.19)

コメント
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