大飯原発を巡っては橋下徹も大きくブレた。然し、言い訳せず、敗北と言い切ったところが橋下徹らしい。最初の過激な発言(民主党を倒す)に対しては、本人が読んではいないだろうが、このブログでアドバイスした。
この件に関して元自民党で民主党にも詳しい情報筋が、官僚の入れ知恵で、民主党が関西広域連合にかなりの金を配り、橋下を孤立させて追い込んだと断言した。その金は内閣官房費機密費から出ているという。昔、自民党はこの手で社会党を抱き込んだらしい。
私は正直、今回のブレで支持者が30%ぐらい減ったのではと心配した。ところが、もし衆議院比例区で投票するとしたらとの毎日新聞調査で、大阪維新の会が28%と、民主党(14%)、自民党(16%)を合わせたぐらいあった。これでは民主党も自民党も恐ろしくて、解散できない。
官僚と野田首相の狙いはずばり、橋下徹の人気をガタ落ちさせることだったと、情報ツウが言う。ところが毎日新聞の調査結果で分かったように、影響は有ったと思われるが、官僚のもくろみは見事外れた。小沢を外し、自民党と組んで解散し、政界再編する計画は無くなった。
今まで大きくブレたことのない橋下がくブレた理由が分からなかった。今日の日経記事でその辺のことを書いていた。私がアドバイスできるのは、日本でも有数のブレーンがいるのだから、頭に来た時、悩んだ時、腰を低くして、相談すること。
橋下が頭が良いのは分かるが、ここは古賀茂明とか中田宏に相談すれば、異なる視点のアイデアが出るし、最も良い点は、いざとなったら相談相手が火消しになってくれることだ。独断で喋った内容はなかなか火消しが難しい。最早、橋下は単なるバラエティー弁護士ではない。日本を救い得るリーダーだ。
橋下のようなリーダー(発言力と能力があり、現実に政治的パワーを持つ人物)は今後20年は出ない。是非、暗殺されないようくれぐれも注意して、全力投球して欲しい。