大変残念なことだが、維新の会は存亡の危機に立たされている。慰安婦問題は有力な政党の代表が軽々に触れるような問題ではない。テーマとして難しすぎるし、取り上げること自体が極めてリスキー。賢明な人間なら避けるだろう。
取り上げるべき重要テーマは山ほどある。韓国の慰安婦に会うらしいが(とってつけたように?)、それなら、なおさら会う前に断定的なことを言うべきではない。まわりにアドバイスできる人間はいないのか?しゃべくり自己破壊者の道を進むのか?
日曜日にもテレビ朝日で出演し、くどくどと自己の正当性を述べたようだが、前回も書いたように、何も言わず坊主になって1か月ぐらい謹慎すれば、人気が以前にも増して上昇したはず。正しいとか正しくないとかそんな次元ではなく、この問題をひっぱればひっぱるほど、傷口が広がり回復不可能になる。
想像するに、橋下には焦りが有り、安倍首相の助けに回って得点を稼ぎたかったのではないか。
私はじっくり大阪の改革に取り組み、その成果を発信して行くのがベストだと思う。橋下も全能ではない。間違いも犯す。間違った時は反省し頭を下げ、本来あるべき方向に修正すべきだ。そうでなければ政党を正しくリードできない。
日本人はきっぱりとした態度、潔さには拍手を送る。桜が好きな国民性だ。頭を丸めて「悪うございました」と謝罪する。一切、へ理屈は言わない。これしか無いが、橋下の性格からして出来ないだろうから深刻。