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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

立ち上がれなくなった母の歩行リハビリを一人で実施する方法

2014年11月11日 12時22分32秒 | 健康・病気

 母がデイケアセンター(サクラ)のベッドから落ちて足を骨折し自力では歩けなくなり、運動歩足が深刻になった。毎日座ってばかりだと、早晩寝込むことになり、早急に寿命を縮める。

 デイケアでは職員数が多く、歩行のリハビリでは手伝って頂いた。デイケアでは補助歩行器を使った。しかし、補助歩行器は持つ位置が高い事、自由に動く事で不安定であり、母は嫌がった。

 今年、特別養護老人ホーム(三清荘)に移り、2本バーのついた設置型リハビリ器が3階に有ったのでリハビリが円滑にできるようになったと思ったのが勘違い。職員数が少ないので手伝いがいない場合に実施できなくなった。

 ある日、無謀かと思ったが、一人で母のリハビリを敢行してみた。母も90歳近いとはいえ50kg近くある。リハビリ器に車椅子をつけ両手でBARを握らせ、背後から脇の下に両手を入れ持ち上げ、自分で立ってもらう。

 ここが最も重い。その状態で、BARの左側に回りながら右手で、母の右腰の衣服を掴む。右手で体を引っ張り上げながら歩かせる。問題は方向転換(車いすに座る時)が難しいのと、片道で終える場合に車椅子がついてこない事。

 2回試み、困った時はたまたま近くの部屋の職員が見るに見かねて手伝ってくれたので(方向転換時に一緒に支えて貰った)、何とかなった。同じ悩みを抱える人もいるに違いないと三清荘に相談した。

 施設長を含め、関係者と打合せしたが、議論はかみ合わなかった。特別養護老人ホームも所詮ビジネスベースで、税金補助でもなければ余計な事はしないし、部屋さえ満杯になればよしというところか。福祉事業って何なんでしょうね。

 いよいよ万事休す。しかし、母が衰えこのまま寝込むのを放置も出来ない。少しでもましになるよう、マッサージを頼むことにした。医者と相談し、紹介を受け、週に2~3回マッサージしてもらっている。

 マサージ師はリハビリも出来るという事だったが、1回あたり30分で一人では限界も有る。結局方向リハビリできるのは私一人しかいない。

 そこで、一人でリハビリする方法を考えた。母にはBARをしっかり握って貰い、出来るだけ自力で姿勢を保てるよう声をかけ、右手で母のズボンのベルトのあたりを持ち歩行補助しながら、左手で車いすを移動させることとした。

 私が高齢者乍ら筋力が有るから出来る事で、普通の男性ではちょっと無理か。しかし、週2回でもやらないと確実に母の筋肉が落ちる。動物は重力に逆らう筋肉が有って生きてゆけるのだ。

 痴呆症の母のリハビリだから、「どうせ死ぬんだから殺せ」とか「死んだ方がまし」とか、そういう言葉をリハビリ中に何度も聞かされることには慣れた。困るのは、全く動いてくれない事だ。

 母が辛うじて覚えているおじさん(弟)やおばさん(妹)の名前を使ったり、思いつく限りの喜びそうな言葉を並べて、ほめて、笑顔を見せて、騙し騙し歩かせる。

 終わったら、良かったね、良かったねと良い印象を持たせるようにする。痴呆症でも感情的なことは覚えている。何やってんだか分からないが、兎に角歩かせなければならない。

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