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巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

ガンは進化ではないのかと、進化仮説の発表会で座長から聞かれた in 北海道科学大学

2019年04月14日 18時41分22秒 | 生命

 確かに、新ダーウィン仮説では遺伝子の変化が進化とされているようで、この定義ではガンはゲノムが変化し暴走しているのだから進化に違いない。更に、ガンは免疫に偽情報を送って騙し、血管を集中的に引き寄せるなどしたたかな戦略が見られる。

 僕の仮説は、物質進化の後期ステージから記憶装置を使った評価システムを形成し、自己保存=発展をはかっているとするもので、この差を簡単に説明させて頂いた。僕がダーウィン説に99%譲ったとしても、重要な遺伝子を残す機能は最低限度必要だ。

 ダーウィン説では遺伝子のランダムな変化と突然変異が柱だ。だとしても、重要な遺伝子を壊したのでは進化どころではない。ランダムに遺伝子を壊すと、時間と共に、継続が必要な重要遺伝子は悉くなくなる。

 そこで、名称はともかく、重要な遺伝子を判別し、それを保護する機能は最低限度、必要になるのだ。逆に言えば、評価システムが有れば、あたかもあなたが存在して、有利な選択(選択の前に評価が必要)を実施し、発展の一方向で進化できるのだ。

 遺伝子を利用した働き(解読、タンパク質の製造)は工場内の材料や機器の製造に似ている。しかし、製品や装置を作る制御機能を持たないと、材料や部品がたまる一方で、そのままではガラクタの山だ。

 僕は従来の遺伝子を固定遺伝子、制御の機能を持つゲノム(従来はガラクタと呼ばれた)を制御遺伝子と呼ぶ。ただし、制御遺伝子の名称は「進化する遺伝子概念」のアイデアを採用した。