菌は空気中の煤塵(小さなごみ)に付着して浮遊する。ダイヤモンド・プリンセスでは特に乗客の場合、部屋の開閉も少なく、空気が殆ど再循環する中で、密閉期間も長かった事から、煤塵濃度が高まり、各室に菌が漂っている可能性が高いと推定する。
自由度の大きい乗員は逆に菌を受けやすく、部屋は乗客に比べて劣悪で、かつ部屋が密閉空間であることには変わりない。
昨日も44人が陽性になった事がこれらを裏付ける。従って、空調の空気系統にもよりますが、全員が保菌者になっている可能性が有る。
今後必要な措置
- 全員を陸上の安全な施設に移し、万全のサービス体制で隔離する
- 各部屋の浮遊菌、落下菌を調査し、空調の空気系統との関係を調べ、原因究明に役立てる
- 客船など、空調機の再循環経路に一定の割合でへパフィルターを設置するよう基準を設けるべき。例えば日本の港を出入りする大型クルーズは空気再循環に対して30%はへパフィルターを通すことなどを義務付けるなど(世界初の基準となりえる)