僕が学生だった頃、慎太郎はプレイボーイに連載し、時々読んでいた。女性と待ち合わせし、自分は待ち合わせ場所から離れた場所で、その女性を眺めている なんてな文章を書いていた。意地の悪いへんてこりんな性格だなと思い毛嫌いしていた。慎太郎は女性的なんだな。
慎太郎は女性にもてただろう、もてたからといって、女性に失礼なことをするのは許されるべきものではない。
三島由紀夫氏に対しては、俺はそんな貧弱な体ではないと言ったらしい。失敬な男だ。確かに三島由紀夫は身長は低かったかもしれないが、その鍛えた精神力は物凄い。切腹の時、乱れなく腹一文字に切り裂いたというから、誰も絶対に真似できない。
理由はともかく、三島由紀夫は日本で最後の武士だったんだ。中身は慎太郎とはえらい違いだった。
青嵐会(せいらんかい) を作って右翼風だったが、自分の内部とは異なるスタイルが願望だったのか。都知事を長い間勤めて、世の中を変えてきたというが、口ほどには改革も変化も無い。
東京マラソン、築地市場の移転、排ガス規制が成果、銀行は失敗したか。文系だと強い権力を持ってもこの程度なんだ。真の発想力が無いな。しかし、慎太郎は口では色々言っても優しさが有ったらしい。チャーミングとか誰かが言っていた。それで周りには好かれた。
数年前か、「死んだら」、「死ぬ」とか死をテーマに女性小説家が書き始め、慎太郎も同じトーンで「老いさらばえて」などといい、活字に載るから、死にたい奴は死を商売にせず、世の中を騒がさず、勝手に静かに死んでくれと書いた。
その辺の騒ぎは収まって、ここ数年良かったと思っていたら、昨日から突如、石原慎太郎の報道が出始めた。
僕は比較対象ではないが、唯一共通点は、橋下徹が首相になるべき人物と思った点だろう。慎太郎は橋下の演説を褒めたが、僕は大阪での実績を買っている。日本は隅々まで徹底的に改革しなければならない。
最近、橋下はフジテレビ?で少しづつ、喋り方を工夫し始め、声のトーンが高くなったり、喋りの休みを入れないのを直している。まだまだだけど、好まれる喋り方になればいつか首相になるチャンスが出来る。
慎太郎も橋下徹の成長を後押しして欲しい。