僕の方法は簡単だ。例えば、発電所の岸に沿って例えば幅30mぐらいの縦横に平べったい底無しプールを作る。このプールの長さは岸方法に十分とる。ポイントはプールの水位を海より高くすることだ。1mでも2mでも良い。このヘッド差で、原発方向に水が来なくなる。
電力中央研究所や農林水産省に実験プールが沢山あるから、実験して適切なプール幅を決める。僕は弱電系の人間だが、専門外の装置や設備は沢山開発し、世界初なんて数えられないぐらい上場企業中心に設置してきた。僕はコアなところだけ考える。後はプロに任せる。
このプール方式は、安倍首相、菅首相に提案したが、不採用というか見てもいないだろう。しかし、その後、成績優秀な連中が考えた「冷凍壁方式」は、仮に優れていたら手を叩いて賛成した。しかし、単なる思い付きで成功する保証が無かった。やはリと言うべきか失敗した。
今の希釈方式は、汚染水を捨てることに変わりない。そういう、反論を生み得る方式は戦略上、僕の頭では選択できない。
ここまで来たら国際コンクールを開催するのが良い。世界中の放射能分析チームを呼んで、日本、中国、ロシアの希釈冷却水の計測精度を競わせる。12年間やって、毎月、上位3チームを選出し1億を筆頭に払い、放射能濃度を発表する。
中国の出方が面白い。排水を提供しないと中国は笑いものになるし、提供すれば高濃度でやはり笑いものになる。福島は検出限界以下というから、世界中に良い宣伝ができる。」