オーバーシュートは電気工学で、値が理論や予定より行き過ぎる場合に使う。こんな官僚的な言葉使いが出るようでは、まじめさ、切実さが感じられない。倒産の瀬戸際にいる多くの事業者や家庭で怯えている人々には何のプラスにもならない。
まず、会議に先立ってクルーズ船や北海道などの十分な分析結果、無作為抽出の陽性検査結果、中国をはじめとする世界の対策と効果、これらに基づく具体的対策が求められる。日本中が、国全体、地域別(都道府県の陽性者の大小、人口密度など)、スポーツや音楽のイベントなどにおける具体的対策を求めている。
コロナは未知のウイルスだ。専門家がただ集まったとしても分からないことだらけ。実効ある対策を打てるだけの具体的データ、分析結果が無いと責任ある結論が出せない。会議招集者は、科学的根拠に基づく分析結果が出ていますか?と確認し、メンバーを選択すべきだ。
僕の経験では専門家は結構厄介だ。専門知識が有り、確固たる意見を持っている。それだけに石頭も多く、新しいテーマに対して結果が出せず、むしろ解決の障害になった。個人的なことだが、僕が若い世代に健康でも負けないのは、医者と薬を信用せず、自分で考えた健康法を長く実践してきたからだ。
皆さんが知りたいのは、学校、ビジネス、スポーツ、通勤通学、日常生活に関して今どうすべきなのかだ。オーバーシュートが心配なら対象となる東京では何をどうすべきなのか?多分、案が無いから受けを狙ってオーバーシュート、クラスターなどを連発する。流行語大賞をとりたいか。
今後、倒産が増え、国全体が冷え込む。地域、ビジネスや行事の種類によっては条件付きで開始できるはず。今問題になっている大阪と兵庫の移動に関して、テレビでは自家用車で移動したので、問題はないと言った人がいる。これは人間の知恵だ。
学校は、ネット授業に併用させて、密集しない地域の徒歩、あるいは自家用車で登校できる生徒を対象に、低密度での交代制授業を開始しても良いと思う。
専門家会議はこれまでの状況をきちんと分析し、結果をネットで発表すべきだ。国民はバカではないから自分で考えることが出来る。対策については、むしろ専門家ならではのコロナ収束(終息目標)の具体案を発表して欲しい。
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