東京などのプロドライバーの間で、プリウスが殺人車と呼ばれているらしい。実際に、最近の暴走車事故ではプリウスタイプ車の事故が多い。今月3日の大阪市此花区伝法の高齢ドライバー事故現場だったか、ニュースで車の後方を映し出した。車名がプリウスのようで、はっきり読めたのは最後のα。
調べたらプリウスにはαのモデルが有った。ハイブリッドでよく売れているモデルらしい。知人によると金持ちの老人が好んで購入し、貧乏だと買えないらしい。僕の印象として、ぶっ飛ばしている車を見ると多くがプリウスだった。ハイブリッド車は強力なモーターを搭載し、加速が鋭い。
プリウスが急発進するのは、この強力なモーターのせいだ。電池もリチウムイオン電池は内部抵抗が小さく、ハイパワーだ。ちょっとアクセルを踏めば、ロケットのようにしかも静かで違和感なく、強力なトルクを発生させるのだ。
音がしないのも被害を大きくする。20歳代の耳の良い若者でも、ハイブリッド車の接近に気付かない。かすかにウィーンと音がするのはインバーターの発信音だ。これじゃ耳が良くても気付かないから子供も事故に巻き込まれ易い。
プリウスに限らず、ここ数週間の急発進や暴走などの事故(ニュース番組)を注意してみると、実にトヨタ車が多い。これは一体何なのだ。
トヨタ車に対して、ベンツの場合は明確な設計ポリシーの差が有る。ベンツドライバーなら知っているが、通常のベンツ車は、アクセルを強く踏んだ場合、逆に加速が落ちる。ブレーキと間違ってアクセルを強く踏んだ場合にフェイルセーフとなるのだ。
ベンツを運転していてライラする場合もある。ベンツで加速するにはむしろゆっくりアクセルを踏んでいかなければならない。次に、ベンツの場合、社内は静かでも外ではノイジーだ。高級車がうるさいのはおかしいかもしれないが、ドイツでは車外である程度音がするのが当然と考えられている。
3番目にベンツはオール電子ミッションとなっており、コンピューターが判断して、誤操作を出来るだけ防止する。しかも操作が単純で、指で操作できる。このほかにも、パンクを検知するセンサーが有ったり、仮に事故を起こしても運転者も被害者もダメージを抑える構造になっている。
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