このたびの電気学会での発表は、今までがそうであったように、座長以外は全く質問が無く、暖簾に腕押し、またまた質問無し発表の記録が更新された。ハトに豆鉄砲か?ただ、発表の方法はちょっと工夫した。
発表する自分向けには0.01秒単位で進行を管理できるよう動画的にスライドを作成、同時に見る人を飽きさせないようにした。パワーポイントで動くスライドを作るちょっとした技を考えた。然し大変な手間で作業だけで3日以上かかった。
何故進化論?宇宙論もそうだが、最初からピンとこない、おかしいという印象が有って、ある日、独自のインスピレーションが湧く。循環する論理は学生運動の時代に弁証法のイメージから発展させた究極の評価ロジック、哲学でもあり科学でもある。それが生物のサイクル(循環)と結びついた。
生物はどの部分、断面をとっても循環(サイクル、1方向のループ)を形成している。進化とはこの循環を増強、もしくは環境に合わせて適応してゆくことだ。従って、循環を評価するシステムが生物には存在するとの仮定が成り立つ。
宇宙物理学者の一部は材料を集めてガラガラポンとやれば偶然に偶然が重なって突然生命が誕生し、自動的に進化する確率の問題と考えている。実は生命誕生と進化には環境条件に加えてプロセスがきわめて重要なのだ。
今から思うと、最初に評価システムに着目したことが、筋としては非常に良かった。新たな科学情報が次々発表される中で、大きな方向転換も無く、枝葉を伸ばすように仮説が育ち充実してきた。
当初、生物は新たな発展を図るため、計算機のように仮想空間でシミュレーションしているのかとも考えた。その点では、今回、生物自体が実空間であらゆる可能性を試み、情報を蓄積し、評価したと、仕組を明確にし決着させた。
人はなかなか、新たな考えを受け入れがたい。物質から人間まで同じメカニズムで進化というロジックからして、世界で僕しか発表していないし(多分)、昨年から強調している生化学的ソフトウェアによる進化駆動力もフレッシュではあるね。
ただ、奇をてらっているわけではなくて、何度も反芻しながら検証し組み立てた。進化には評価システム(あるいは優れた評価方法)が必要で重要な役割を果たすことが理解される。
自然界では海から川、山に海水が逆流する現象は有りえない。優れた評価とその的確な実行は進化の一方向性(ポテンシャルの高い方向への移動)を保証するものだ。進化のコアは優れた評価である。
「しかし、何者がどのように評価するのか?」と質問を受けると答えられなかった。長い間の宿題だったね。今回最も重要だったのは、この評価システム形成とそのメカニズムを具体的に明確に示したことだ。
また、電気学会で発表することに、僕自身も多少の抵抗が有った。今回、記憶素子(遺伝子)、上書き、ソフトウェアという電気ではお馴染みの材料やテーマが登場し、違和感は減少した。今後、電気系の学生らが関心を持ってほしい。
≪電気系学生には、例えば「HSPと分子シャペロン、水島徹著、1,015円」をざっと最後まで読んで欲しい。タンパク質がただの物質ではないことを理解できる。電気電子とは全く異なる驚異の世界だ。若い君が読んだら大げさでなく人生が変わるかもしれない≫
思い付きの集大成であることを否定しないが、僕は見かけによらず自分には厳しいから、理解できないような論理組み立てや構想は自分自身が受け入れない。自分が相手だから、妥協する必要が無い。
ダーウィン説は全面否定はできないにしても、自然選択の一言では具体的進化事象を説明できない。個々の特異な進化について説明できなくてもそれを実現するメカニズ、選択の条件や方法は説明できなくてはならない。
MY進化論は物質から人間までの進化を達成した仕組みを説明するマクロフレームを建設したのだ。部分的にはまだまだ大きな穴もあり、今後、大きく修正するところも出てくるかもしれない。仮説の具体化はリスキーではある。しかし、基本的なフレーム構造は変わらないだろう。
僕の仮説はしばらく、あるいは長年、誰も受け入れないだろう。ただ、何度も書いたことだが、非常に高度な遺伝子の存在が明確になっており、この遺伝子に書き込み、読み取るソフトウエアが存在しないわけがない。それが循環論理の評価システム(ESCL)を含む生化学的ソフトウェアだ。
追記:戦略的進化論の名称について
生物の個々の進化には戦略性が見て取れる。昆虫と花の関係、擬態、遺伝子再構築の免疫システム、種競争原理設定など我々の感覚だけでも戦略性の感じられるものが多いが、実は進化そのものが戦略的である。自己保存という目標を満たすため、合理的な手段が大胆に的確に採用されている。最高レベルの戦略が進化にはみられる。
然るに、国内では戦略という言葉が理解されていないのではないか。適正な目標が掲げられているか?目標を満たす最適な手段か?まずは優れた評価方法で正しく評価され、正しく実施されるのか?というところからスタートしなければならない。
発表する自分向けには0.01秒単位で進行を管理できるよう動画的にスライドを作成、同時に見る人を飽きさせないようにした。パワーポイントで動くスライドを作るちょっとした技を考えた。然し大変な手間で作業だけで3日以上かかった。
何故進化論?宇宙論もそうだが、最初からピンとこない、おかしいという印象が有って、ある日、独自のインスピレーションが湧く。循環する論理は学生運動の時代に弁証法のイメージから発展させた究極の評価ロジック、哲学でもあり科学でもある。それが生物のサイクル(循環)と結びついた。
生物はどの部分、断面をとっても循環(サイクル、1方向のループ)を形成している。進化とはこの循環を増強、もしくは環境に合わせて適応してゆくことだ。従って、循環を評価するシステムが生物には存在するとの仮定が成り立つ。
宇宙物理学者の一部は材料を集めてガラガラポンとやれば偶然に偶然が重なって突然生命が誕生し、自動的に進化する確率の問題と考えている。実は生命誕生と進化には環境条件に加えてプロセスがきわめて重要なのだ。
今から思うと、最初に評価システムに着目したことが、筋としては非常に良かった。新たな科学情報が次々発表される中で、大きな方向転換も無く、枝葉を伸ばすように仮説が育ち充実してきた。
当初、生物は新たな発展を図るため、計算機のように仮想空間でシミュレーションしているのかとも考えた。その点では、今回、生物自体が実空間であらゆる可能性を試み、情報を蓄積し、評価したと、仕組を明確にし決着させた。
人はなかなか、新たな考えを受け入れがたい。物質から人間まで同じメカニズムで進化というロジックからして、世界で僕しか発表していないし(多分)、昨年から強調している生化学的ソフトウェアによる進化駆動力もフレッシュではあるね。
ただ、奇をてらっているわけではなくて、何度も反芻しながら検証し組み立てた。進化には評価システム(あるいは優れた評価方法)が必要で重要な役割を果たすことが理解される。
自然界では海から川、山に海水が逆流する現象は有りえない。優れた評価とその的確な実行は進化の一方向性(ポテンシャルの高い方向への移動)を保証するものだ。進化のコアは優れた評価である。
「しかし、何者がどのように評価するのか?」と質問を受けると答えられなかった。長い間の宿題だったね。今回最も重要だったのは、この評価システム形成とそのメカニズムを具体的に明確に示したことだ。
また、電気学会で発表することに、僕自身も多少の抵抗が有った。今回、記憶素子(遺伝子)、上書き、ソフトウェアという電気ではお馴染みの材料やテーマが登場し、違和感は減少した。今後、電気系の学生らが関心を持ってほしい。
≪電気系学生には、例えば「HSPと分子シャペロン、水島徹著、1,015円」をざっと最後まで読んで欲しい。タンパク質がただの物質ではないことを理解できる。電気電子とは全く異なる驚異の世界だ。若い君が読んだら大げさでなく人生が変わるかもしれない≫
思い付きの集大成であることを否定しないが、僕は見かけによらず自分には厳しいから、理解できないような論理組み立てや構想は自分自身が受け入れない。自分が相手だから、妥協する必要が無い。
ダーウィン説は全面否定はできないにしても、自然選択の一言では具体的進化事象を説明できない。個々の特異な進化について説明できなくてもそれを実現するメカニズ、選択の条件や方法は説明できなくてはならない。
MY進化論は物質から人間までの進化を達成した仕組みを説明するマクロフレームを建設したのだ。部分的にはまだまだ大きな穴もあり、今後、大きく修正するところも出てくるかもしれない。仮説の具体化はリスキーではある。しかし、基本的なフレーム構造は変わらないだろう。
僕の仮説はしばらく、あるいは長年、誰も受け入れないだろう。ただ、何度も書いたことだが、非常に高度な遺伝子の存在が明確になっており、この遺伝子に書き込み、読み取るソフトウエアが存在しないわけがない。それが循環論理の評価システム(ESCL)を含む生化学的ソフトウェアだ。
追記:戦略的進化論の名称について
生物の個々の進化には戦略性が見て取れる。昆虫と花の関係、擬態、遺伝子再構築の免疫システム、種競争原理設定など我々の感覚だけでも戦略性の感じられるものが多いが、実は進化そのものが戦略的である。自己保存という目標を満たすため、合理的な手段が大胆に的確に採用されている。最高レベルの戦略が進化にはみられる。
然るに、国内では戦略という言葉が理解されていないのではないか。適正な目標が掲げられているか?目標を満たす最適な手段か?まずは優れた評価方法で正しく評価され、正しく実施されるのか?というところからスタートしなければならない。
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