宇宙・生命・日本 1000年後のあなたに語りかけたい

巨大ブラックホールの衝突が新宇宙を形成⇒循環宇宙論、有機物質から人間への進化メカニズム(循環論理の評価)⇒戦略的進化論

日本中の組織がおかしくなっているに違いないと感じたのは1990年代後半だったがまさしくそれが赤裸々になりつつある

2018年08月05日 11時45分39秒 | 社会・経済
 毎日、報道をにぎわす山根明は、面積の広い鬼瓦のような顔、ふざけた論理とそれを押し付ける野太い声。この威圧でのし上げってきたことだろう。加えて下品なサングラス、スマホの呼び出しにゴッドファーザーの音楽を使うなどの小細工で裏社会のドンに擬態させ、手前勝手な終身会長として君臨し続けた。

 ここのところ、スポーツ界で監督・コーチなど信じられない悪行が目立つ。同時に官僚の賄賂や癒着の常態化・重要書類の破棄、強者を勝たせる偏り過ぎた民事裁判、絶対安全を国民に刷り込んできた原子力発電所のメルトダウン、東芝に代表されるトップぐるみの粉飾決済など、実は日本中がおかしくなっていたんだ。

 僕は1995年頃、田んぼの真ん中の工場で製造業を立ち上げながら、出向元の電力会社を冷静に眺める機会を得た。そのでたらめぶりに改めて気付き驚いた。また電力だけでなく、日本の組織という組織がおかしくなってきているのではないかと感じていた。

 子供の頃、21世紀は、眩しいぐらいに明るく、科学の発達で凄い未来に違いないと感じつつも 想像もつかなかった。しかしあっさりやってきた。ひもじい思いは無くなり、物質的には豊かになった。なったが精神的な高揚は無く 逆に荒廃してゆく感覚を漠然と抱くに至った。日本は劣化し続けているのだ。

 僕は山根のような人物に馬鹿なことを言われたら、即座に注意した(自分が男だと言ってるやつに限って男らしくない)。羽田のモノレールで並んでいた時、割り込んできたやくざに注意したし、展示会で大勢が前に割り込もうとしたのを押し返し「おーい前の方で威張っている奴がいるよ」などと言われたりもした。

 やくざやチンピラとはかれこれ対峙した。タバコを吸っている高校生に注意し、チンピラもどきの電力幹部の非論理な話は却下した。しかし、問題は、頑張っても誰からも支持されず 例えば電力の中で国会議員をバックにしたあほ・バカが暴れまわるのを全体が黙認して来た事だ。当たり前のことを言い行動してきたが電力では完全に将来を閉ざされた。

 愚かしい組織が出来る前兆は戦時中から有った。山本五十六がミッドウェイ海戦で大敗したのに大勝と大嘘報告し(部下を前線に送り込んで殺して口封じ)、海軍主導で一般人を含め300万人が亡くなる大戦争に展開した事。山本司令長官のおかげで日本全土が焼き尽くされ、それにもかかわらず国葬で軍神としてまつられた。今でも山本は英雄だ。

 日本がおかしくなり沈没し続ける原因は
①現代史を無視し昨日までのことがわからない(例えば、戦後、先の大戦を正確に掘り下げ反省と改革を実施しなかった)、および
②知識偏重でカビの生えた情報記憶で人間の能力を評価し、思考力の無い無能なトップを作り続けたことによる。全般的に世界へ展開しリードする力が無い。

 日本人は、現状に多くの問題点や課題があるにもかかわらず、そのまま受け入れ、改善を試みる人間を悪として排除し自分を守っている。


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