何度も指摘するが小保方氏を単独犯人と決め付ける理研の姿勢は、自らが全く正常な組織をなしていない事を公に認めたようなものだ。STAP論文は小保方氏が全く単独で、独断で提出したものではない。
30歳の若い研究者が論文をねつ造し、勝手に世界一のNATUREに提出出来るような体制なら、それは日本が誇る研究機関とはとても言えない。上司はいないのか?指導は全くなかったのか?論文は誰も読まずにパスしたのか?管理体制は?
小保方氏の軽率さは何らかの罰に値するが、上司の責任はより重い。それより、私が理研の所長なら、指導・管理体制に問題があると判断する。実は所長にも重い責任がある。
所長は即座に、組織体制、倫理規定、論文指導方法、チェック体制などの見直しを実施。その上で、理研の所長が給料を半年間30%カット、上司が20%カット、小保方氏は10%カットの上、反省文提出などかな。
今回の理研の調査委員会の発表は、まるで戦時中の大本営発表のようなもので、聞く方はそうだったのかと思いつつ、逆にその意図が疑惑に満ちたものだ。世界はすぐさま反応した。日本の科学研究全体の質について疑問符が付いたのだ。
そこまでして、特定研究法人の認定が欲しいのだろうか。確かに認定されれば潤沢な研究費は得られるだろう。しかし、私が審査する立場なら、理研って組織全体の過失を封印し、若い研究員に全責任を負わすトカゲ尻尾切り集団と判定する。
こんなところに巨額の研究費を投入したら、何が起こるか分かったものではない。大切なことは何が事実かを徹底的に追求する事だ(私が提唱する戦略の基本)。
STAP論文・共著者の丹羽仁史プロジェクトリーダーは昨日の会見でSTAP細胞が成功するのを目の前で3回確認したと述べている。そうであれば、理研は過激な発言や判断を控え、着々とSTAP細胞の確認試験を実施すべきだ。
どこの組織にも石井調査委員長の様なやくざな人物がいて、常識では考えられないような無茶な判断や行動をとる。組織の体制を維持し既得権を守る便利屋だ。組織を防衛するため過激にやるほど喜ばれる。
しかし、今回、小保方氏は弁護士を付けた。これは法廷闘争も有るよとの意思表示だ。裁判では「ねつ造と決めつけた発表」は名誉棄損でやられるだろう。理研は頭が良い人達ばかりだと思うがよくよく考える事だ。
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