乙宝寺の境内には、お寺自体の施設以外に神社だとか石碑だとかが点在しています。
その中で、いささか不気味な場所がありました。
一番上の写真に「血の池」と案内板へ書かれていますが、名前を聞いただけで不気味ですよね。
遥か昔、医学が発達していなかったので子供のうちにあの世へ旅立ってしまう子たちが多かったようです。
早世した子供の遺体を葬る時、血の池と呼ばれる場所へ葬ったそうですが、供養をすると遺体を葬った翌日から三日間池全体が真っ赤になったことから血の池と呼ぶようになったそうです。
この池はちょうど窪地になっていて、流れこむ水源は見当たりませんでしたが、浅い水をたたえていいました。
いわれを先に聞いたこともありますが、池を見ると何となく赤く感じてしまいました。
親が早世した子供を思って供養した結果の血の池ですから、本来は不気味だと感じてはいけないのですが。