大学ジャズ研のコンサートがあり,そのなかにアップライトベースだけのデュオがあった.漢字のユニット名が付いていたが,申し訳ないことに忘れてしまった.
この記事の趣旨はベースの音域での聴きわけは難しいと言うことだ.
高さの違う2音を聴いたとき,高さの違う2音をはっきり認識できるのは,2音の周波数が500Hz以下なら,100Hzくらいとされている.五線譜の下に1本足したC音が261Hzである.オクターブ下ではこれが半分の130Hzとなる.ただしHzは1秒間の振動数.
これは音叉の音・時報音などの単一周波数音について言えることで,ベースの音はもっとスペクトルが複雑だから,事情はやや異なる.しかしこの事実はジャズの理論書にも,ピアノの和音の作り方やピアノとベースのぶつかりの回避の目安となる Low Interval Limit に定量的に反映されている.
ベースふたつの場合.100Hzあたりでごそごそやられるので,高さが離れた音でも団子になって聞こえる.聴いているだけだと,どっちがとっちか分からない.ただしプレイヤーのほうもそれは百も承知らしく,MCで「聴いててわからないでしょう」などとのたまっていた.曲はスペインと,チャーリーパーカーの曲で,もっぱら奏者も観客も早引きの運指と表情を楽しんだ.
弓と指だと,パルスと持続音だから聞き分けやすい.もうひとつピアノとかギターとか,高音域もでる楽器を入れて,ソロを増やした方が...と思うのだが,ふたりだけでやることにこだわっているのかもしれない.
YouTube で,ピーターソンと,レイ・ブラウンとペデルセンの2ベースというのを見たことがあったな.
この記事の趣旨はベースの音域での聴きわけは難しいと言うことだ.
高さの違う2音を聴いたとき,高さの違う2音をはっきり認識できるのは,2音の周波数が500Hz以下なら,100Hzくらいとされている.五線譜の下に1本足したC音が261Hzである.オクターブ下ではこれが半分の130Hzとなる.ただしHzは1秒間の振動数.
これは音叉の音・時報音などの単一周波数音について言えることで,ベースの音はもっとスペクトルが複雑だから,事情はやや異なる.しかしこの事実はジャズの理論書にも,ピアノの和音の作り方やピアノとベースのぶつかりの回避の目安となる Low Interval Limit に定量的に反映されている.
ベースふたつの場合.100Hzあたりでごそごそやられるので,高さが離れた音でも団子になって聞こえる.聴いているだけだと,どっちがとっちか分からない.ただしプレイヤーのほうもそれは百も承知らしく,MCで「聴いててわからないでしょう」などとのたまっていた.曲はスペインと,チャーリーパーカーの曲で,もっぱら奏者も観客も早引きの運指と表情を楽しんだ.
弓と指だと,パルスと持続音だから聞き分けやすい.もうひとつピアノとかギターとか,高音域もでる楽器を入れて,ソロを増やした方が...と思うのだが,ふたりだけでやることにこだわっているのかもしれない.
YouTube で,ピーターソンと,レイ・ブラウンとペデルセンの2ベースというのを見たことがあったな.