Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

My 未来予想図

2016-07-08 19:47:37 | エトセト等
1941 年,太平洋戦争の年の東京の生まれである.幼児期にはひもじい思いをしたが,日本経済とともに自分も成長し,まあまあ いい思いをしてきた.大学を定年退職したのは 10 年以上前だが,その後大学の教育研究環境は悪化する一方で,現役諸氏からは「うまいときに辞めましたね」と恨まれている.今は,うまいときにこの世におさらばしたいとや持っている.
今の若い人のこれからは大変だ.かわいそうに,そのことを認識しているとは思えない (自分が 20 代のときは 70 代の自分など想像する気にもならなかった).

地球の人口は 2050 年には 90 億と予想されるが,現在の農業のやり方で、そして現在の消費ペースで、100 億人を食べさせられる手段はない.

地球温暖化はすでにかなり進行している,現在の気候モードを維持するメカニズムは機能しなくなり,急激な気候モードジャンプが起こる可能性がある...すでに集中豪雨や猛暑日の連続は体感しているところであり,非可逆的な変化が生態系に起こりつつある.

原発が地球温暖化の切り札のように言う人もいるが,中西準子「原発事故と放射線のリスク学」日本評論社 (2014/3)によれば,中西さんは最近温暖化のリスクは原発のリスクに比べてまだ余裕があると考えておられるようだ.放射性廃棄物問題は置くとして,ぼく的には,中国・インドなどで原発事故が起き,全地球的な汚染が起きる可能性があると思う.海洋に囲まれているおかげで日本の環境は比較的安定だろうが,こうした「大国」からの環境難民に乗っ取られるかもしれない.

核融合は? わからない.個人的には大規模集中発電より小規模分散発電と思う.今の原発は遅れた技術だし,近い将来淘汰されると思いたい.

経済成長神話にとらわれている限り,人類に未来はない.唯一解は世界規模で人口とエネルギー消費を減らすこと,舞い上がっている人類を,世界が協力して「軟着陸」させなければならない.
しかしそれを悟る前にまず興るのは民族エゴ.北鮮や中国は民主化せず,代わりに日本も北鮮化しそうだ.各国の富国強兵政策が環境をますます悪化させる.あちこちで小競り合いが起きるが,輸出輸入が入り乱れているから,第三次世界大戦には発展しない.でも全てが疲弊する.

こんな未来が実現とすれば,かく言う自分にも いくばくの責任があるのかもしれない.
この歌が流行った頃は,まだ良い時代であった.

コメント
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