Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

明日がない?

2016-07-03 17:17:09 | エトセト等


新聞のカラムに映画・昭和残俠伝のセリフが引用してあった.
「あっしら,明日のことを考える余裕がないんだ.今日のおまんまが食えりゃ,それでいいんだ.」
ヤクザでも,会社員でも同じことであり,これが中高年の判断基準で,選挙を通じて政治に反映されてきた.

例えば 原発.
今後絶対事故は起こらないと思っている人はいない.でも,忘れた頃にやってくるのなら構わないと思っている人は多い.
事故は確率だが,より深刻なのは確定的な問題.原発を運転すればするほど放射性廃棄物がどんどん溜まること.電力料金にこの処理費用は恣意的に入れていない...というより,この問題については推進派は口をつぐんでいるというのが正しい.そもそも現実的な廃棄物処理方策がない.この問題は原発ができたときから,次世代へとバトンタッチで先送りされ続けている.

例えば 国の財政赤字.
これについては一億不感症.
国の借金時計というサイトがある.
赤字をなくすには支出を抑え (すなわち,バラマキをやめ),増税するのが直裁な解だが,明日のことを言っても票にならないから,政治家にその気はない.これも先送りだ.

ちなみに政治の方針が,時間的には「明日のことを考えない」であるとすれば,空間的には「遠くのことを考えない」である.政治家が大事にするのは,第一に自分の地縁血縁の人たち,次に自分と利益の繋がった人たちであろう.
福島がひどいことなっていても,大多数には遠い世界のことである.

18 歳なら,明日のこと・遠くの人のことを考える余裕がじゅうぶんあるはず.
でも,選挙権をあげますと言われても,投票先がない❓ 自分で考えてください.

コメント
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