
お習字ごっこの題材は駅名短歌である.書き出しで筆に墨を含ませすぎたと思ったが遅かった.「法隆寺」をまず最初にかけばよかった,でもそれではリズムがくずれる?
「謎の百科事典もどき」ウェブサイト Enpedia によれば,偶然短歌は「文字列抽出プログラムを使って日本語版ウィキペディア上の文章から自動で抽出された,5・7・5・7・7 のモーラをもつ文字列のこと」だそうである.手に取ったことはないが,「偶然短歌」という本が売れているのだそうだ.
この定義によれば,(1)出典は日本語版ウィキペディアでなければならず,(2)プログラムで抽出しなければならない,というふたつの厳しい条件がある.
この「駅名短歌」は上記の偶然短歌の定義を満たしていないかもしれないが,古都巡礼の風情が感じられる傑作.3/10 朝日新聞に出ていた例で,関西線の駅名たち.

このページには十例の駅名短歌が出ているが,東京育ちとしては.ベストはやはり
浜松町 田町品川 大井町 大森鎌田 川崎鶴見
である.鶴見川崎のほうが座りがいいと思えるのが,ちょっと残念.