昔 山用品店で見かけたものだが,地元のコーヒー豆点に置いてあったのでふらふらと購入.商品名はコーヒーバネット.アウトドア用品のユニフレームが 1992 年から売っているそうだが,やっと円錐フィルターが普及したのが追い風らしい.

左はいつも使っている「ハリオ式円錐ドリッパー」(じつは円錐型は「コーノ式」が元祖だそうだ).ハリオには渦巻き状に上から下へと突起が連なっていて,これに沿って湯が流れる.バネットでは水路がないので湯の滞留時間が長くなるようだが,時間を測ったわけではない.
ドリッパーの壁は粉を圧迫するので,ネルで入れるように美味しくないという説があるそうだが,バネットでは粉が思う存分膨れる.
ハリオ式の突起はドリッパーの壁と紙フィルタとの密着を防ぎガスを逃すと称しているが,この点ではバネットの方が徹底している.
ただしバネットは軽くて扱いにくい.でも使用後は釘にでも引っ掛けておけばいい.
一般の台形フィルタでも円錐に近く折りめを付ければ使用できる.
味は...ちょっと濃いかな.違うとは思うがうまく表現できない.ハリオ式と大した違いではないから,やっぱり無駄遣いだった.