Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

黒後家蜘蛛の会

2018-05-02 10:04:18 | 読書
正確なタイトルは「黒後家蜘蛛の会 1」.
アイザック・アシモフ, 池 央耿 訳,創元推理文庫,東京創元社; 新版 (2018/4)

惹句によれば「SFの巨匠アシモフが著した,安楽椅子探偵ものの歴史に燦然と輝く連作推理短編集が,読みやすい新装版として隔月で刊行開始 !」だそうだ.

Amazon の内容紹介より*****
弁護士、暗号専門家、作家、化学者、画家、数学者の六人からなる〈黒後家蜘蛛の会〉と給仕一名は、月一回〈ミラノ・レストラン〉で晩餐会を開いていた。会では毎回のようにミステリじみた話題が出て、会員各自が素人探偵ぶりを発揮する。だが常に真相を言い当てるのは、物静かな給仕のヘンリーだった ! *****

ミステリとしてはお粗末だが,お粗末と指摘すると野暮と言われそうな雰囲気の作品集.

例えば,サマータイムをトリックに使った作品がある.ご幼少のみぎり,アメリカに占領されていた時代? と,その後の留学時代とでサマータイムを経験したが,サマータイムを忘れて時間がちぐはぐになっても,その日のうちに気づくのがふつうである.このように,何年も騙され続けるなんて,あり得ない.

翻訳というハンデもあるかもしれない.
AND/OR (NORかも)をネタにした作品があるが,ピンとこなかった.原文ではどうなっているんだろう.
マッチブックをネタにした作品では,マッチブックがなんだかわからない.若い人にはマッチそのものもわからないかもしれない.

半分まで読んだところで,放置状態.
これに比べるとシャーロック・ホームズものはちゃんと書いてあったなあという印象.
コメント
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