Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

カバーデザインで すったもんだ

2018-05-12 10:22:26 | お絵かき
新装版が 15 日発売だそうだ.

左がそのカバーだが,著者をツンボ桟敷においてかってに決められたので,大いに不満.過去の経験ではカバーイラスト担当さんとのやり取りが楽しかったのだが...

狼はウルフで,螺旋は音階で,5は5度円で...と,よく考えられている.しかしこうした盛りだくさんの意味は,本の中身を読まなけばわからない.一目でキャッチーな図柄のほうが良いと思う... とは言え,これは描いた方の責任でない.
全体的に寂しい印象.色数を少なくしてコストを抑えたのよ,という J 子説がもっともらしい.

- こちらからはじめに具体的に要求すればよかった,と反省.
- 本文担当の編集さんとのメールのやり取りだけで進めるのは限界がある.
- 大出版社の編集さんは装幀には立ち入らない,という印象も得た.文芸書では違うかもしれない.

表紙のラフ (という専門用語があるらしい) の段階のファイルはもらったのだが,受験参考書みたい,というのが第一印象.専門家に相したら,バックに色をつけたら楽しい感じが出る,とのご宣託.それを出版社に伝えたのと平行して,徒然なるままに自分で試みたのが右だが,無料素材からの写真と,GIMP を使ったチョンボである.

連休前にカバーはどうなりましたかと,先方に聞いたら,ほとんどラフそのままで印刷に回しましたとの返事.
いまさらチョンボ作品を見てもらっても,後の祭りで意味がない.精一杯文句を言った挙句,本が売れたらカバーを作り直すというこで妥結した.でも,新装版があまり売れない公算と,こちらはボケてこの件を忘れてしまう公算が大.
コメント
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