Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

モードとフリー : わたしのジャズ入門 (これで終り)

2018-12-03 09:51:27 | 新音律
モードについては関心はあるが,ジャズのモード曲をちゃんと演奏したことがない.講座となるとモードを避けて通るわけにも行かなかったが,はなしが地についていなかったと思う.電化ジャズ・フュージョンは,時間がないことを口実にサボった.

トップの画像はこのブログの内容とは無関係です.

さて,スイングジャーナル (SJ) が唯一のジャズ雑誌であった時代には,ジャズの理論っぽい記事もときどき登場した.
当時の (例えば So What などの) 楽譜には,Dm とコードが指定してあるものと,D.Dorian とモードが指定してあるものが混在していた.SJ 誌曰く (前田憲男さんだったかな?) : Dm はD F A だが,これを崩してその間を埋めて DEFGA... とするのがモードであって,モードとコードには大した違いがない.
ぼくの認識は今もこの程度.

同じ曲の調性を変えるのが「移調」なら,モードをかえるのは「移旋」である.モードの違いを示すには,移旋にしくはない.
まず思いつくのは,長調⇄短調の移旋.
https://youtu.be/WKo33pDvwYc
はこれをトルコ行進曲で実演している.
https://blog.goo.ne.jp/ablerail1007/e/debb54a75e26c9d6f12b5c5a0d8b6678
では「カロミオベン」による7旋法 (すなわちモード) の演奏を紹介した.フリジアンのこの曲がいいと思う.

フリージャズ の糸口となったのはオーネット・コールマンだが,彼の「ロンリー・ウーマン」という曲の演奏体験はブログに書いた.
https://blog.goo.ne.jp/ablerail1007/e/619109b37a3770a8dddd14c6a8d3dbce

フリージャズ というより,現代音楽体験ともいうべきものも
https://blog.goo.ne.jp/ablerail1007/e/3f392428f2aab8d1373d74184da9c04d
に書いた.Youtube 音源が6年後も存在しているのは奇跡.聞いてみるとなかなかいい...と自演自賛.オーディオファイルに保存することにした.

講座はトニー・ベネットとレディ・ガガの Don't Mean a Thing で終わりにした.下のブログではジャズとは違う目的でこれを利用した.
https://blog.goo.ne.jp/ablerail1007/e/8eed1a2c85f410a0bb5bc6c2dcc6a542

バイオリンで始まる下の動画は,1943年のエリントン楽団.

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