路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【政府】:皇位継承検討、先送り浮上 有識者会議、来春以降も

2019-10-21 22:52:30 | 【皇室・天皇・褒章・皇后・皇太子・元号・宮家・皇室財産・皇族の戦争責任】...

【政府】:皇位継承検討、先送り浮上 有識者会議、来春以降も

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政府】:皇位継承検討、先送り浮上 有識者会議、来春以降も 

 安定的な皇位継承策を協議するため、政府が年内に設置する方向で検討している有識者会議を巡り、来春以降への先送り論が浮上していることが分かった。関係者が21日、明らかにした。野党の一部は女性・女系天皇を容認する方針を打ち出しており、政府は国民統合の象徴である天皇を巡る議論が紛糾しかねないと警戒しているとみられる。

 具体的には、来年4月19日に秋篠宮さまが皇嗣となったことを国内外に宣言する儀式「立皇嗣の礼」が終わってからの議論を想定。有識者会議については、有識者が主体となって議論する形式ではなく、政府側が必要に応じて有識者からヒアリングする形も模索している。(共同)

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政策・皇室・安定的な皇位継承策を協議】  2019年10月21日  22:52:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER】:県議会で証明された三反園鹿児島県知事の「嘘とごまかし」 

2019-10-21 08:45:20 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【HUNTER】:県議会で証明された三反園鹿児島県知事の「嘘とごまかし」 

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER】:県議会で証明された三反園鹿児島県知事の「嘘とごまかし」  

 「3年間、私に会おうとしなかったのは何故か?」――県知事への挑戦権を譲ってくれた恩人のこの問いかけに一切答えず、虚言を弄して県民を欺こうとする三反園訓鹿児島県知事。先月19日、鹿児島県議会の議場には、絶対に子供に見せられない最低の大人の姿があった。
 質問者は、2016年の知事選で原発に関する「政策合意」を結び候補者一本化に協力した共産党の平良行雄県議会議員。同氏の追及によってあぶり出された、三反園の“嘘とごまかし”を検証する。

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■「政策合意」とその経緯
 問題の「政策合意」とはどのようなものだったのか、改めて実物の内容を確認しておきたい。

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 “約束”は5項目。最後の一文「伊藤知事の4選を阻止し、上記を実現するために、先行する三反園訓が出馬し、平良行雄は出馬を見送ることで合意した」によって、候補者一本化のための政策合意であったことは明白だが、肝となったのが“熊本地震を受けての原発の一時停止”、“原子力問題検討委員会の設置”、“廃炉を前提の原発行政”であることは言うまでもない。

 では、どのような経緯でこの合意が交わされることになったのか――。当事者である平良議員は先月の県議会質問の中で、政策合意の内幕について、およそ次のように述べている。

・2016年6月に、三反園氏側の代理人を通じて県知事選の候補者一本化に向けて協議したいとの申し出があり、これに応じた。

・鹿児島市内のホテルで、三反園氏の方から政策合意の案が提示され、意見を出し合った。

・三反園氏は、「約束を守りますから、信じて下さい」と何度も言った。

・③の「原子力問題検討委員会(現・鹿児島県原子力安全・避難計画防災専門委員会)」設置の意味について三反園氏は、「廃炉にするため(に設置する)」と言った。

・三反園氏は、検討委員会に原発反対派も賛成派も入れると約束し、翌日に行った候補者一本化の記者会見でも同じことを述べた。 

 ■立会人も三反園の嘘を厳しく批判
 候補者一本化の話し合いには三反園・平良両氏のほか2名の立会人がいたのだが、その一人で2012年知事選に出馬し20万票を集めた反原発・かごしまネット事務局長の向原祥隆氏(右の写真)は、次のように語っている。
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 「候補者一本化までの経緯は、平良さんが県議会で明かしたとおりです。政策合意にあたって三反園さんがおっしゃったこと――『廃炉を前提』も、『私を信じて下さい』も、『反原発派も検討委員会に入れる』も、すべて本当。間違いありません。『私を信じて下さい』は3回も4回も聞きました。もうひとりの立会人も、しっかりと聞いていたことです。しかし、『廃炉を前提』が嘘だったことは明らか。『反原発派も検討委員会に入れる』という約束も反故にされました。『私を信じて下さい』も含めて、どれもが県民を騙すための言葉だったということです。」

 反原発派を騙して手に入れた知事の座だったからこそ、三反園氏は政策合意の当事者である平良氏や向原氏には会えなかった。会えば、約束違反を厳しく咎められるからに他ならない。県議会で都合の悪い質問に対する答弁を、部下の職員に押し付けて逃げる姿勢そのまま。厳しい追及を避けて保身を図るのは、まさしく詐欺師・ペテン師の生き様だ。

 ■ペテン師知事の「嘘とごまかし」
 3年ぶりに会うことになった平良県議との、県議会での直接対決は1時間。三反園は、何度聞かれても面会拒否の理由について一切答弁せず、政策合意に関する虚言を並べてごまかし続けた。答弁の冒頭に「政策合意について、であります」と断ったのは彼なりの意思表示だったようだが、長々語った政策合意についての説明は、嘘とごまかしばかりとなった。
 
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 「政策合意も踏まえながら」と言いながら、政策合意の前提であり最も需要なキーワードであるはずの「廃炉」は一度も出てこない。知事就任後、三反園は「原発に頼らない社会づくり」という言葉でごまかしてきただけで、「廃炉を目指す」という意思表示を行ったことはないのだ。それどころか、知事選直後に選挙事務所を訪れた知人に対し、原発事業者である九州電力に「悪いようにはしない」と伝えるよう頼んでいた。

 「私の考え方や施策につきましては、県議会や定例記者会見、広報紙などあらゆる機会を通じて丁寧にお伝えしている」というが、知事は前述したように厳しい追及では部下の職員を盾に使い、自分は二ヤつきながらそばで見ているだけだ。「担当部署に聞け」で逃げるのが記者会見での常套手段。県庁内からも、「歴代最低」の声が上がる。

 「委員の選任につきましては、人柄、これまでの経験、実績、周りの評価などを総合的に判断いたしまして、中立公正に、技術的、専門的見地から意見、助言をいただける方を選任した」というのも真っ赤な嘘。検討委の委員長が九電から2億円もの研究費をもらっていたことが明るみに出ている上、委員の人選理由を示す公文書が1枚も残されていないことが、HUNTERの県への情報公開請求によって分かっている(参照記事⇒「鹿児島県原子力専門委 人選理由説明できず」。

 嘘とでっち上げを、ここまで平然と語る政治家は、そうそういない。

 ■「嘘つき県政」打倒の動き
 面会拒否についての答弁を頑なに拒み続けた三反園。以後、「先ほどから答弁している通り」のくり返しになるのだが、政策合意に関する再質問に苛立ったのか、余計な話をして墓穴を掘っていた。
 
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 注目すべきは「この政策合意を見ればよく分かる」と「このとおり、行っている」の二つの言葉。まず、合意内容の④には《両者は知事就任後、原発を廃炉にする方向で可能な限り原発に頼らない自然再生エネルギー社会の構築に取り組んで行くことで一致した》と謳っているが、述べてきた通り、三反園は知事として「廃炉を目指す」という意思表示を一度も行っていない。三反園が嘘つきであることは、確かに「よく分かる」。

 「このとおり」は“政策合意のとおり”の意味のはずだが、この合意の前提が「廃炉」であり「反原発派を委員に入れた検討委」であったことは、平良氏の県議会発言と立会人の証言で明らか。ならば三反園は、“政策合意を反故にした”ということになるだろう。

 知事になった三反園は、九電に原発停止を申し入れ、特別な検査をやらせたという実績をつくることで原発にお墨付きを与えた。次いで九電のお抱え学者が仕切る検討委を設置して、県民を欺く道具に仕立てた。いずれも「政策合意」を逆利用したアリバイ作り。騙された反原発派と県民の中から、「打倒!嘘つき県政」の声が上がるのは、当然の成り行きなのである。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・社会 【社会ニュース】  2019年10月02日  09:40:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 
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【HUNTER】:ペテン師・三反園訓鹿児島県知事を追い詰める「9.19」県議会質疑

2019-10-21 08:45:10 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【HUNTER】:ペテン師・三反園訓鹿児島県知事を追い詰める「9.19」県議会質疑

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER】:ペテン師・三反園訓鹿児島県知事を追い詰める「9.19」県議会質疑 

 今月19日の鹿児島県議会で予定される、ある県会議員の一般質問に注目が集まっている。
 質問に立つのは、共産党の平良行雄議員。2016年の鹿児島県知事選挙の際、反原発派の代表として立候補表明しながら、三反園訓氏との間で原発に関する「政策合意」を結び出馬を思いとどまった人物だ。彼こそが、三反園県政誕生の最大の功労者と言える。
 その平良氏は、いまや三反園知事の最大の敵。県議会質疑の行方次第で、三反園氏の政治生命が終わりを迎える可能性がある。

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 ■三反園氏から言い出した「廃炉を前提」
 2016年の鹿児島県知事選挙で三反園氏が勝利を収めたのは、反原発派との間で話し合いがまとまり、現職・伊藤祐一郎氏との選挙戦で候補者一本化が実現できたからだ。立候補表明を済ませていた平良氏が降りるにあたって担保となったのが、「政策合意」だった。

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 簡単に交わされた合意ではない。それぞれの支持者に押される形で、三反園-平良両陣営が協議を重ねたが、候補者一本化の話は一度破談に――。再協議を持ちかけたのは、『川内原発の停止要請と反原発派を入れた検討委の設置』を提案した三反園氏だった。

 再協議の場で三反園氏は、「廃炉」を前提に「政策合意」するとした上で、平良氏ら関係者に何度も「私を信じてもらいたい」と訴えたという。生き残りをかけて必死になっていた三反園氏。「政策合意」は、平良氏らが三反園氏の言葉を信じた結果である。

 ■勝敗を決めた反原発派の票 
 2012年の鹿児島県知事選挙で、反原発派が担いだ向原祥隆氏の得票は約20万票。翌年に行われた伊藤祐一郎知事(当時)へのリコール(解職請求)で15万という署名が集まったことを考え合わせると、“反伊藤票”は、15~20万票あるとみられていた。

 上から目線の県政運営で評判を落としていたとはいえ、現職・伊藤氏の壁は厚い。新人2人が出馬した場合は“反伊藤”の票が割れ、共倒れは確実だ。「何としても知事になりたい」――長年勤めたテレビ朝日を辞め、選挙にかけていた三反園氏にとって、候補者一本化こそが至上命題だったのである。

 政策合意を交わして平良氏を降ろしたことで、知事選での得票は、三反園氏の426,471票に対し伊藤氏が342,239票。候補者一本化が功を奏した結果である。「脱原発」を願う有権者の票がなければ、三反園県政は誕生していなかった。

 ■騙された県民
 「反原発の知事誕生」として全国の注目を集めた三反園氏だったが、就任直後に態度を一変させる。反原発派との連絡を断ち、平良氏側からの面会要請も無視。何回かけても電話に出ず、メールへの返信もなかったという。

 政策合意の前提だとしていた「廃炉」は言葉にも出さず、平良氏らに「反原発の方々など幅広い人に入ってもらう」と確約した「鹿児島県原子力安全・避難計画防災専門委員会」(合意書では『原子力問題検討委員会』)の委員には、反原発派ではなく九州電力から研究費をもらっていた学者を入れるなど、合意内容は事実上反故に――。初登庁を前にした時点で、関係者に「悪いようにはしない」と九電に伝えるよう依頼していたことも分かっている。騙されたのは県民。三反園訓は、とんだペテン師だったということだ。

 知事選の公約だった九電への原発停止要請は行われたものの、まさに形だけ。通常点検と同レベルの「特別点検」でお茶を濁し、「鹿児島県原子力安全・ 避難計画防災専門委員会」は、原子炉の安全性を検証しないまま、営業運転にお墨付きを与えた。HUNTERの鹿児島県への情報公開請求で、専門委の人選理由が記録として残されていなかったことも明らかとなっている。

 知事就任から1年の記者会見で平良氏と会おうとしない姿勢について問われた三反園氏は、裏返せば「会う必要がない」となる「必要があればどなたとでもお会いしたい」を連発。最大の恩人であるはずの平良氏を卑下する態度で、記者団を呆れさせていた。

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 その三反園氏をあわてさせているのが、知事になってからずっと避け続けてきた平良氏。4月の統一地方選挙で、鹿児島市・鹿児島郡区から出馬した同氏は、幅広い支持を得て勝ち抜き、県会議員になったのである。三反園氏にとって「必要」があろうがなかろうが、県議会で質問されれば対決するしかない。そして、その場面は、もうじきおとずれる。

 都合の悪い話になると、部下の職員を矢面に立たせて逃げまわってきた知事も、今度ばかりはその手が通じない。「政策合意」の件については、当事者である知事が答えるしかないからだ。“恩人”の問いかけに、知事がどんな態度で臨むのか――関係者が固唾を飲んで見守るなか、3年間耐えてきた平良氏は19日、県議会での質問に立つ。(*写真が平良行雄県議。県議会HPより)

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・社会 【社会ニュース】  2019年09月06日  08:50:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 
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【HUNTER】:三反園鹿児島県知事 県民裏切る“ドタキャン”の実態

2019-10-21 08:45:00 | 【地方自治・都道府県市町村・地方議会・議員年金・デジタル田園構想・地方地盤沈下】

【HUNTER】:三反園鹿児島県知事 県民裏切る“ドタキャン”の実態 ■欠席理由に虚偽の疑い

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER】:三反園鹿児島県知事 県民裏切る“ドタキャン”の実態 ■欠席理由に虚偽の疑い 

 三反園訓鹿児島県知事が、いったん出席の返事をした県内の会合やイベントを直前になって欠席する、いわゆる“ドタキャン”が、2017年(平成29年)からの3年間で計10回に上っていたことが分かった。
 県への情報公開請求を通じて明らかになったもので、これまで表面化していた4件をはるかに超える数字。10回のうち、欠席理由の裏付けがとれるケースはたった2件で、他の8件については県側の主張が虚偽である可能性があることも分かった。

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 ■あやしいドタキャン理由
 HUNTERが鹿児島県に開示請求したのは、三反園知事の就任以来、いったん「出席」の返事をしながら何らかの理由で「欠席」になった会合やイベントと、その欠席理由が分かる文書。県外分を含めて11件あったが、下に10件の県内分だけをまとめて表にした。欠席理由が分かる文書は1件分(台風5号対策)のみだったため、他のドタキャン理由は所管課に確認した。

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 結論から述べれば、上掲の表の中で「欠席理由」を赤字で記したものは、県側の説明が虚偽である可能性が否定できない。

 ■崩れたアリバイ
 まず、2017年(平成29年)8月5日の「全国障害者問題研究会第51回全国大会」。県の説明によれば、台風対策のため欠席したことになっているが、県の公式ホームページに掲載された「知事の動き」によれば、下の写真で明らかな通り、鹿児島中央駅前で開かれたイベントには参加していた。(*以下、ドタキャン当日の動きを示した画像は、すべて県のホームページより)

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 2018年(平成30年)1月13日の「『西郷どん』大河ドラマ館オープニングセレモニー」は、“体調不良”(県側説明)で欠席したことになっているが、今年6月の鹿児島県議会定例会でも指摘されたように、志布志市内のホテルで開かれた港湾整備の着工式に参加していた。“体調不良”は真っ赤な嘘だ。

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 同年7月8日の「鹿児島祇園睦會総決起集会」は大雨対策で欠席したとされてきたが、実際には全国商工会連合会会長の就任祝賀会に出席し、挨拶していた。知事にとって「大雨対策」は、ドタキャンの言い訳でしかない。 

7月8日.png

 これまで報じてきた今年1月25日の「鹿児島工業倶楽部新年会」については、ドタキャン理由の「庁内会議」が証明不能(参照記事⇒「鹿児島県知事ドタキャン問題 “庁内会議”の証明できず」)。同じ時間帯に開かれていた別の会合には、しっかりと参加していた。

1月25日.png

 三島村の焼酎お披露目会も、ドタキャン理由である「庁内会議」は証明つかず。この日は、別の二つのイベントに出席し、笑顔をを振りまいていた。

三島村1.png三島村2.png

 自己都合によるドタキャンを糊塗するため、偽りの理由で県民を欺いた三反園知事……。土曜・日曜に公費視察を集中させ、事実上の「選挙運動」に充てる非常識な男に、これ以上鹿児島県政を任せてはなるまい。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・社会 【社会ニュース】  2019年08月21日  08:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 
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【社説①】:EU離脱先送り 英議会は具体策提示を

2019-10-21 05:05:50 | 【外交・外務省・国際情勢・地政学・国連・安保理・ICC・サミット(G20、】

【社説①】:EU離脱先送り 英議会は具体策提示を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説①】:EU離脱先送り 英議会は具体策提示を 

 英国の欧州連合(EU)からの離脱問題は、またしても決着しなかった。

 ジョンソン英首相がEUとの間で合意した離脱協定案について、英下院は採決の先送りを決めた。

 先に成立した離脱延期法は離脱案が19日までに承認されなかった場合、英政府が来年1月末まで期限延期をEUに申請することを義務づけており、英政府はこれに従い離脱期限の延期を要請した。

 問題なのは、ジョンソン氏が期限である今月末までに離脱を強行する構えをいまだに見せていることだ。延期要請の書簡で自らの署名を拒否し、延期に否定的な別の書簡もEU側に送った。

 「合意なき離脱」は英国のみならず世界の経済、社会生活に混乱をもたらす恐れがある。何としても避けなければならない。

 ジョンソン氏は強行突破せず、対話を通じた打開策を見いだす方針に転じるべきである。

 離脱を巡る最大の焦点は、英本土と海を隔てた英領北アイルランドと、地続きのEU加盟国アイルランドとの国境管理問題だ。

 ジョンソン氏は、離脱後もアイルランドと国境を設けないが、北アイルランドのみ実質的にEUの単一市場に残す修正案を示した。

 これでは英本土と北アイルランドの間に「事実上の国境」が引かれることになりかねず、閣外協力している北アイルランドの地域政党や野党は反発していた。

 採決では賛否の拮抗(きっこう)が予想されたため、さらに議論を求める超党派グループが先送りを求める動議を提出し、野党などが賛同した。

 「決められない議会」は保守党が少数与党だからだ。党内は強硬離脱派から残留派までいて一枚岩ではない。最大野党・労働党のコービン党首は国民投票の再実施を訴え、与党に聞く耳を持たない。

 各議員は大局的な観点を見失っていないか。英国が国民投票でEU離脱を決めてから既に3年4カ月がたち、国民や国際社会からはしっかりした対応策を決めてほしいと訴える声は強まっている。

 下院は先送りしただけでなく現実的な具体策をまとめるべきだ。

 延期にはEU加盟国首脳による全会一致の同意が求められる。

 EU側はこれまで2回、期限の延期に応じている。3回目を認めるには、英下院の総選挙実施や国民投票の再実施を条件につけるべきだ、といった声がくすぶる。

 だが、合意なき離脱はEUにも悪影響が及びかねない。加盟国は冷静に対応してもらいたい。

 元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2019年10月21日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

 

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【社説②】:ラグビーW杯 日本躍進 強化の継続を

2019-10-21 05:05:40 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【社説②】:ラグビーW杯 日本躍進 強化の継続を

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【社説②】:ラグビーW杯 日本躍進 強化の継続を 

 ラグビーのワールドカップ(W杯)の日本代表はきのう、準々決勝で南アフリカに敗れ、今大会の戦いを終えた。

 3度目の優勝を狙う強豪に真っ向勝負を挑んだ。4戦全勝でアジア勢初の決勝トーナメントに進出した力が、本物であることを証明した姿は多くの人を勇気づけた。

 歴史を塗り替えた日本代表の活躍と試合に臨む真摯(しんし)な姿勢が、称賛と表敬に値することに異論はあるまい。心から拍手を送りたい。

 今回の結果は入念に準備した計画と実行に裏打ちされたものだ。3勝しながら1次リーグで敗退した前回大会の雪辱を果たした。

 日本は次回フランス大会の出場権を得た。地元開催の優位性はなく、真価が問われる大会となる。今後の強化策をどう打ち出すか。史上最高の成績を未来につなげる戦略が不可欠だ。

 躍進の最大の要因は、世界一とされた練習量や、常に15人が立った状態でプレーしようという意思の統一と実践にあったといえる。

 鋭い出足でスペースを消し、2人がかりでつぶす防御が光った。攻守の切り替えと集散も良く、強化したスクラムは互角に奮闘。自由な展開ラグビーは王者ニュージーランドと見紛う場面もあった。

 一人一人が役割を果たし、組織が持てる以上の力を発揮する。日常生活でもお手本となるような理想的組織の在り方を示した。

 合宿は、今年だけで240日間に達した。80分間精度を維持する豊富な運動量と当たり負けしない体は、努力のたまものだ。

 リーチ・マイケル主将(東芝、札山の手高出)ら史上最多の15人を数えた外国出身選手の存在も大きい。体格面の底上げにとどまらない。むしろ日本の技術を学び、能力を開花させた選手も多い。

 多様な経験や価値観の融合こそ、ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC)が目指した「ワンチーム」の具現化だ。2007年から3代続いた外国人のHC起用の戦略が結実したと言ってよい。

 2000年代のプロ化解禁やプロアマ混合のリーグ創設も世界との差を縮めた。引き続き観客動員策を練り、振興を図りたい。

 残念なのは、南半球最高峰リーグ、スーパーラグビーに参加する日本のサンウルブズの21年での除外が決まっていることだ。

 海外の強豪と試合を重ねることは、日本代表強化の中核だった。今回の活躍で日本を見る世界の目が変化した今こそ、継続して試合機会の確保に努めたい。

 元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【社説】  2019年10月21日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【卓上四季】:「前へ」の執念

2019-10-21 05:05:30 | 【社説・解説・論説・コラム・連載・世論調査】:

【卓上四季】:「前へ」の執念

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【卓上四季】:「前へ」の執念

 財布を拾って、届けようか、自分のポケットに入れようかと迷うのではいけない。「瞬間に『あっ落ちてる、届けよう』と思うんじゃなくちゃね」。それがラグビーだという▼明治大ラグビー部監督を長年務めた北島忠治氏の語録だ。ボールの所へ行った瞬間に的確な判断が求められる。迷うよりは「前へ」。北島氏はスクラムを押すことがすべての原点だとして「重戦車フォワード」を育て上げた▼その執念が乗り移ったような戦いぶりだった。ラグビーワールドカップで史上初のベスト8入りを果たした日本代表。タックルを受けてもとっさのオフロードパスでボールをつないだ。体格で勝る相手に対しても引かず、トライを重ねた。きのうの南アフリカ戦も死力を尽くした▼北島氏の教え子の一人、丹羽政彦北海道ラグビー協会W杯準備委員長は「フィジカルを鍛え、最後まで戦い抜く力がついてきた」と強さの理由を語る▼きのうは元日本代表監督の平尾誠二氏の命日。平尾氏は日本が世界に誇れるものとして情報戦略を挙げた。日本代表は対戦相手を研究し、組み立てたゲームプランを実行した▼まさに日本ラグビーの集大成。次はどこまで躍進するか、今から楽しみだ。札幌で行われた2試合で、海外から訪れたファンの熱心さも知った。強豪国は、ラグビーが生活に密着しているという。ファンの力が日本代表を育てることも忘れまい。2019・10・21

 元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース 社説・解説・コラム 【卓上四季】  2019年10月21日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【ラグビーW杯】:リーチ充実 最後までチームの先頭に

2019-10-21 05:05:20 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【ラグビーW杯】:リーチ充実 最後までチームの先頭に

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ラグビーW杯】:リーチ充実 最後までチームの先頭に 

 残り時間は、1分を切っていた。3―26で敗退は濃厚だ。リーチは低く構え続け、相手に2度、体をぶつけた。走り抜く体力は「日本が世界一」と言っていた。最後まで、そのチームの先頭に立った。

 試合後の会見でジョセフ・ヘッドコーチが誇ったのも、終了間際の5分間だった。「決して諦めなかった」。隣に座ったリーチが続ける。「80分まで戦い続けられたのは、このチームの強さ。きょうは南アフリカが素晴らしかった」

  • 試合後、スタンドの拍手に応えるリーチ・マイケル主将(中央)と日本代表のメンバーら(藤井泰生撮影)
  試合後、スタンドの拍手に応えるリーチ・マイケル主将(中央)と日本代表のメンバーら(藤井泰生撮影)

 リーチには今大会に向け「努力して全てのことをやってきた」という自負がある。だから前日のミーティングでも、チームを鍛錬した刀に例えて選手に言った。「ハードな練習で何度も何度も火入れし、たたいて強くした刀は、世界でも負けない強度を誇る」

 日本の強さを知らしめた大会だった。初の8強入りを遂げ、開幕時10位の世界ランキングは過去最高6位に浮上。「ハードワークという考え方は日本スポーツの核心だ」。大会中、英紙ガーディアンは報道した。

 元稿:北海道新聞社 朝刊 主要ニュース スポーツ 【ラグビー・ラグビーワールドカップ(W杯)】  2019年10月21日  05:00:00  これは参考資料です。転載等は各自で判断下さい。

 

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【ラグビーW杯】:リーチ主将「胸を張ろう」8強敗退も歴史の開扉いた

2019-10-21 05:00:20 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【ラグビーW杯】:リーチ主将「胸を張ろう」8強敗退も歴史の開扉いた

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ラグビーW杯】:リーチ主将「胸を張ろう」8強敗退も歴史の開扉いた 

 <ラグビーワールドカップ(W杯):日本3-26南アフリカ>◇準々決勝◇20日◇東京・味の素スタジアム

 新たな歴史の扉を開けてきた日本代表の戦いが終わった。世界ランキング6位の日本(A組1位)が、同4位の南アフリカ(B組2位)に3-26で敗れ、準々決勝で敗退した。

 自国開催の舞台で1次リーグを無傷の4連勝で首位突破。初の決勝トーナメント進出を決め、列島をラグビー一色に染め上げた1カ月。「ONE TEAM」を旗印に躍動した日々を戦い抜いた。準決勝のカードは26日がイングランド-ニュージーランド、27日がウェールズ-南アフリカとなった。

試合後、整列しリーチ・マイケルのかけ声であいさつする日本代表(撮影・清水貴仁)

  試合後、整列しリーチ・マイケルのかけ声であいさつする日本代表(撮影・清水貴仁)

南アフリカに敗れ、悔しそうに膝をつくフランカー・リーチ(撮影・鈴木みどり)

  南アフリカに敗れ、悔しそうに膝をつくフランカー・リーチ(撮影・鈴木みどり)

試合を終えラファエレ(左)と抱き合うリーチ(撮影・清水貴仁)

  試合を終えラファエレ(左)と抱き合うリーチ(撮影・清水貴仁) 

   ◇   ◇   ◇

 南アフリカがボールを蹴り出すと、リーチは右膝をつき、天を見上げた。荒い呼吸で秋の夜風を吸い込んだ。初めて進んだ準々決勝。日本代表の戦いが終わった。ふーっと息を吐くと、もう、誰よりも強い主将の姿がそこにあった。ピッチでの円陣。ともに戦った仲間に「下を向く必要はない。胸を張ろう。今後の態度が大事だ」と力を込めて言った。涙を流す稲垣とがっちりと握手。ファンの待つスタンドにゆっくりと進み、深々と頭を下げた。

 世界を驚かせてきた歩みは8強で止まった。だが、大会を通じ、日本の強さをこれでもかと見せつけた。「このチームの主将ができて誇りに思う。3年前から努力し、勝つためにすべてのことをやってきた。今日は南アフリカが素晴らしかった。80分戦い抜けたのはこのチームの強さ。多くのファンに感謝したい」。

 持てる力は出し切った。前半は3-5と理想的な接戦に持ち込んだが、後半はセットプレーで守勢に回り、3度目の優勝を狙う強国の圧力にのみ込まれた。1対1の局面で少しずつ押し込まれ、3、8、23分に立て続けにPGで失点。25分には中央からのラインアウトを確保され、40メートル後退。中央を突かれ、守り続けてきたゴールラインを破られた。じりじり開いていく点差。真っ赤に染まったスタジアムの祈るような声援も届かず、29分には再び左サイドにトライを奪われた。

 1次リーグから数えて5試合目。体はぼろぼろだった。それでも、ピッチに立った全員が力の限り走り続けた。試合前、君が代を歌い終えたSH流は泣いていた。左にレメキ、右に田村。肩を寄せ合った仲間の体温が、これまでの日々を思い出させた。点差が開いても、全員が足元に突き刺すようなタックルで耐えしのいだ。逃げない。ただボールを必死に追った。

 80分間、死力を尽くした。試合後のスタジアムには、31人の勇者を心からたたえる拍手が鳴り響いた。歩んできた道に間違いはなかった。史上初のベスト8。色あせない結果とともに、どんな相手も恐れない姿は日本中の感動を呼んだ。ジョセフ・ヘッドコーチは続投する方針で、23年フランス大会へ、道は続く。3度目のW杯を終えた34歳の田中は、涙をぬぐい言った。

 「ずっと思い描いてきた光景が目の前に広がっていた。15年W杯を見た選手が今回活躍した。この大会を見た若い選手が頑張れば、また次の道が開く。これが日本ラグビーの幕開け。日本は進化していける」

 桜の戦士の歩みは止まらない。【奥山将志】

 ▽プロップ稲垣 家族のようなチームで、この31人でもう試合が出来ないことを考えると悲しい。このチームでプレー出来たことを誇りに思う。

 ▽フランカーのラブスカフニ 南アフリカが改めて強いことが分かった。(南ア出身だが)日本代表として8強に進めたことは非常に誇りに思う。最高のチームだった。ファンのみなさんもありがとう。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース スポーツ 【ラグビー・ラグビーワールドカップ(W杯)】  2019年10月21日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【ラグビーW杯】:ONE TEAM、絆が示したラグビーの素晴らしさ

2019-10-21 05:00:10 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【ラグビーW杯】:ONE TEAM、絆が示したラグビーの素晴らしさ

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ラグビーW杯】:ONE TEAM、絆が示したラグビーの素晴らしさ 

 <ラグビーワールドカップ(W杯):日本3-26南アフリカ>◇準々決勝◇20日◇東京・味の素スタジアム

 ホームの重圧と闘った31人の魂は、人々の心をこれでもかと揺さぶった。1次リーグ突破を決めたスコットランド戦の瞬間最高視聴率は53・7%を記録。「盛り上がるのか」という大会自体への不安を、日本の活躍が消し去った。命をかけた肉弾戦。全試合で、混じり気のない勇気、桜のジャージーを背負う覚悟をみた。初の8強進出。歴史の扉をこじ開けた姿に、多くの人が感動し、自らの人生や生活を重ね合わせた。

試合後、円陣を組み、話をするリーチ(右)(撮影・狩俣裕三)

  試合後、円陣を組み、話をするリーチ(右)(撮影・狩俣裕三)

南アフリカに敗れるも、笑顔で記念写真に納まる日本フィフティーン(撮影・鈴木みどり)

  南アフリカに敗れるも、笑顔で記念写真に納まる日本フィフティーン(撮影・鈴木みどり) 

 強い組織とは何なのか-。15年W杯、前任のジョーンズHCが猛練習と管理型の指導で世界の扉を開いたとすれば、ジョセフHCは、それぞれの選手が、自ら判断できる「個」を育てることでチーム力を引き上げた。肉体、持久力を徹底的に鍛え、リーチを中心に自分たちで考え、世界を驚かすチームを作りあげた。決勝トーナメント進出を決めると、福岡、稲垣が口をそろえた。「4年間、いろいろなものを犠牲にしてきた」。全員が共有した強固な意志のもと、ともに過ごした日々が、大舞台でもぶれない集団を作りあげた。

 リーダーとは何なのか-。けがの影響で開幕から調子が上がらずに苦しんだリーチ。アイルランド戦では3大会目のW杯で初の先発落ちも味わった。それでも、現状を受け止め、足もとを見つめ続けた。台風の被害が出る中で行われたスコットランド戦。「鬼になる」と魂のタックルで決勝トーナメント進出を決め、重責を果たした。それでも試合後のインタビューでは、運営に携わった人への感謝、被災者への思いを語る姿があった。「キャプテンが最強でないと勝てない」-。自ら繰り返してきた言葉通り、主将として背中でチームに安心を与え続けた。

 仲間、絆とは何なのか-。試合に出場できずに大会を終えた5選手の献身がチームを支えた。給水役を務めた徳永らが相手の動きを分析し、スクラムでは木津が対戦チームに似たやり方で先発組と対峙(たいじ)。悔しさを押し殺し、持ち場に徹した思いは、主力選手に伝わった。直前にメンバー落ちした山本がSNS上でチームソングを会場全体で歌うようファンに呼びかけ、テレビ解説を務めたスーツ姿の布巻がピッチでうれし涙を流した。合言葉は「ONE TEAM」。強い結束が、記憶に残る4つの勝利につながった。

 3年かけて細部まで徹底的に追求したスクラムには日本の技術が詰まっていた。死闘となったスコットランド戦。「我慢しろ」と互いに声をかけ続けた15人の姿には、ルールを守る意味、忍耐があった。試合中に小競り合いになった田村は、SNS上で相手選手と“和解”。2人のやりとりには、ノーサイド、相手へのリスペクトがあった。スコットランド戦2日前の非公開練習。会場の外で声をからすファンに気付いたラブスカフニは、自ら歩み寄り、1人1人に丁寧に感謝を伝えた。「日本代表は外国人ばかり」。7カ国にルーツを持つチームの多様性は、そんな声をかき消した。

 ラグビーは面白い。スポーツは面白い。19年秋。日本代表の熱が、日本中を豊かにした。【奥山将志】

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース スポーツ 【ラグビー・ラグビーワールドカップ(W杯)】  2019年10月21日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【プロ野球】:鳥谷まだ夢の途中、阪神退団も「ピンチはチャンス」

2019-10-21 05:00:00 | 【経済・産業・企業・起業・関税・IT・ベンチャー・クラウドファンティング

【プロ野球】:鳥谷まだ夢の途中、阪神退団も「ピンチはチャンス」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【プロ野球】:鳥谷まだ夢の途中、阪神退団も「ピンチはチャンス」 

 まだ夢の途中-。今季限りで阪神を退団する鳥谷敬内野手(38)が20日、シーズン終了後初めて公の場に姿を現し、夢を持つ大切さを語った。

 東京・三鷹市内で「みたか夢フェスタ2019」に参加し、夢を題材にしたトークショーでは退団を「ピンチじゃなく、チャンス」などと主張。球団から引退勧告を受けて現役続行を決断した鳥谷なりの「決意表明」の様相を呈した。

鳥谷は「みたか夢フェスタ2019」トークショーで子どもたちの質問に笑顔で答える(撮影・島根純)

  鳥谷は「みたか夢フェスタ2019」トークショーで子どもたちの質問に笑顔で答える(撮影・島根純)

鳥谷(後列中央)は「みたか夢フェスタ2019」で子どもたちと記念撮影(撮影・島根純)

  鳥谷(後列中央)は「みたか夢フェスタ2019」で子どもたちと記念撮影(撮影・島根純)

鳥谷敬は「みたか夢フェスタ2019」の出店で名前を書いた札を手に笑顔(撮影・島根純)

  鳥谷敬は「みたか夢フェスタ2019」の出店で名前を書いた札を手に笑顔(撮影・島根純)

鳥谷は「みたか夢フェスタ2019」の出店で子どもたちとふれあい笑顔を見せる(撮影・島根純)

  鳥谷は「みたか夢フェスタ2019」の出店で子どもたちとふれあい笑顔を見せる(撮影・島根純) 

   ◇   ◇   ◇

 去就が注目される鳥谷がシーズン終了後、初めて公の場に姿を見せた。「終わらない夢を」と題したトークショー。立ち見を含めて約150人が詰めかける中、自身の状況をダブらせるかのように1時間半にわたって熱いトークを展開した。

 「夢をかなえた後もすごく大事。夢がかなった時にはまたその先にもたくさんの困難とかいろんなことがある。常に夢や目標をもってやっていくことが重要だと思う」

 巨人とのクライマックスシリーズ・ファイナルステージを終えて1週間。16年間のタテジマ生活に別れを告げてもなお、人気は絶大だった。商店街を練り歩き、子どもたちと職業体験を行い、被写体として写真店の撮影にも参加した。居合わせた妙齢の女性は「モデルみたい…」と目がハートだ。野球のユニホームを着た男の子からは「僕の夢は鳥谷選手になることです!」と宣言された。

 トークショーでは決意表明のような言葉もあった。挑戦することの重要性を説いた時だ。「小学校の頃にコーチから言われた言葉がある」と切り出した。

 「ピンチと思うなら、チャンスと思え。その言葉をずっと今でも大切にしてきた。今回阪神を辞めることもピンチじゃなく、チャンスだと思っています」

 質疑応答では子どもたちからの質問が殺到した。女の子から「好きな動物は何ですか?」と聞かれ「ここは虎って言った方がいいのかもしれないけど…ゾウ!」と返して場内を沸かせた。「自分のできることは野球なので」と話した鳥谷。阪神で2085安打を積み重ねた実力者が、新たな夢に向かって歩み始める。 

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース スポーツ 【プロ野球】 2019年10月21日  05:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【ラグビーW杯】:稲垣啓太「優勝してくれ」危険タックルの野獣と和解

2019-10-21 01:09:50 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【ラグビーW杯】:稲垣啓太「優勝してくれ」危険タックルの野獣と和解

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ラグビーW杯】:稲垣啓太「優勝してくれ」危険タックルの野獣と和解 

 <ラグビーワールドカップ(W杯):日本3-26南アフリカ>◇準々決勝◇20日◇東京・味の素スタジアム

 日本代表のプロップ稲垣啓太(29=パナソニック)が、同じ背番号1の南アフリカ代表ムタワリラにエールを送った。

 稲垣は前半10分ごろ、ムタワリラに持ち上げてたたきつけるようなタックルを食らった。これが危険なプレーと判断され、ムタワリラはシンビン(一時退場)となっていた。ムタワリラは「ビースト(野獣)の愛称で知られ、115キャップを誇る。

日本対南アフリカ 前半、危険なタックルを受けるプロップ稲垣(撮影・鈴木みどり)

  日本対南アフリカ 前半、危険なタックルを受けるプロップ稲垣(撮影・鈴木みどり)

日本対南アフリカ 前半、危険なタックルを受けるプロップ稲垣(撮影・鈴木みどり)

  対南アフリカ 前半、危険なタックルを受けるプロップ稲垣(撮影・鈴木みどり)

 稲垣は試合後、自らのツイッターでハグし合う写真をアップするとともに「彼をずっと尊敬していたし、それは試合が終わった今でもそう。俺に対して危険なタックルがあったかもしれない。でも故意ではないのは分かっている。気にしなくていい、ありがとう。優勝してくれよな」とつぶやいた。 

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース スポーツ 【ラグビー・ラグビーワールドカップ(W杯)】  2019年10月21日  01:09:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【ラグビーW杯】:SH流大「南アフリカが強かった。全部出し切った」

2019-10-21 01:09:40 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【ラグビーW杯】:SH流大「南アフリカが強かった。全部出し切った」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ラグビーW杯】:SH流大「南アフリカが強かった。全部出し切った」 

 <ラグビーワールドカップ(W杯):日本3-26南アフリカ>◇準々決勝◇20日◇東京・味の素スタジアム

 世界ランキング6位の日本(A組1位)が、同6位の南アフリカ(B組2位)に3-26で敗れ、準々決勝で敗退した。

日本対南アフリカ 試合を終え抱き合う流大(左)と田村優(撮影・清水貴仁)

  日本対南アフリカ 試合を終え抱き合う流大(左)と田村優(撮影・清水貴仁)

 SH流大は「南アフリカが強かった。反則を多く出したことで相手にチャンスを与えてしまった。ただ、やりたいことは全部出し切った。悔いはない」と振り返った。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース スポーツ 【ラグビー・ラグビーワールドカップ(W杯)】  2019年10月21日  00:02:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【ラグビーW杯】:松島「持ち味出せた」ノートライも世界相手に手応え

2019-10-21 01:09:30 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【ラグビーW杯】:松島「持ち味出せた」ノートライも世界相手に手応え

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ラグビーW杯】:松島「持ち味出せた」ノートライも世界相手に手応え 

 <ラグビーワールドカップ(W杯):日本3-26南アフリカ>◇準々決勝◇20日◇東京・味の素スタジアム

 日本のエースが、存在感を世界に示した。チームトップで今大会5トライのWTB松島幸太朗(26=サントリー)はトライこそ奪えなかったが、攻守で輝きを見せた。

 プレッシャーを背負いながら戦った全5試合。今後は海外挑戦を視野に入れるなど、2度目の大舞台で世界を相手に確かな手応えをつかんだ。

南アフリカに敗れ、目頭を押さえる松島(左手前)(撮影・鈴木みどり)

  南アフリカに敗れ、目頭を押さえる松島(左手前)(撮影・鈴木みどり)

南アフリカのコルビとハイボールを競り合うWTB松島幸太朗(右)(撮影・狩俣裕三)

  南アフリカのコルビとハイボールを競り合うWTB松島幸太朗(右)(撮影・狩俣裕三)

前半、タックルを受けながらも突破を図るWTB松島幸太朗(撮影・清水貴仁)

 前半、タックルを受けながらも突破を図るWTB松島幸太朗(撮影・清水貴仁) 

   ◇   ◇   ◇

 南アフリカの高い壁に屈しなかった。身長の低さを狙われて、何度もハイボールを蹴られた。しかし松島は、ことごとくキャッチ。競り合いになっても、驚異のボディーバランスで耐え抜いた。勝機を見いだすためにカウンターアタックを仕掛けたが、簡単には突破できず。快足をマークされた80分。「やっと終わったという、プレッシャーから解放された気持ちがある。もうちょっとやりたい気持ちもあったけど」と思いを吐露した。

 2度目のW杯で、その名を世界にアピールした。初戦のロシア戦で3トライと爆発し、第3戦サモア戦ではW杯通算5トライ目を決めて日本の最多記録を更新。最終戦のスコットランド戦も含め、1次リーグ4試合で5トライと大車輪の活躍だった。南アフリカのディフェンスを崩しきることはできなかったが「成長した部分は相手のモメンタム(勢い)を消すこと。前回大会に比べて自分の持ち味を出すことができた」。

 世界の壁を何度も突破し、初の8強入りに貢献した。「自分の自信になったし、これからの代表にとってもいい経験になったと思う。今のスタンダードをしっかり保っていきたい」と、さらなる成長を誓った。

 W杯を終えたが、視線はすでに世界に向いている。「海外のチームからいい話があれば、柔軟に考えていきたい。いろいろな国の文化や考え方を学べるのはいいこと」。大会前から視野に入れていた、欧州挑戦への気持ちがさらに強まった。世界的WTBへと成り上がった日本の至宝が、30歳で迎える大舞台でさらに世界を驚かす存在になる。【佐々木隆史】

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース スポーツ 【ラグビー・ラグビーワールドカップ(W杯)】  2019年10月21日  00:00:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【ラグビーW杯】:フッカー堀江、今後の代表活動は未定「休んでから」

2019-10-21 01:09:20 | 【スポーツ全般・屋内外の競技種目・オリ、パラ、デフリンピック・国民スポーツ大会】

【ラグビーW杯】:フッカー堀江、今後の代表活動は未定「休んでから」

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【ラグビーW杯】:フッカー堀江、今後の代表活動は未定「休んでから」 

 <ラグビーワールドカップ(W杯):日本3-26南アフリカ>◇準々決勝◇20日◇東京・味の素スタジアム

 フッカー堀江翔太(33=パナソニック)は持ち前の粘りは見せたが、後半に力尽きて完敗を認めた。

日本対南アフリカ 稲垣(左)、坂手(右)と笑顔で引き揚げる堀江(撮影・鈴木みどり)

  日本対南アフリカ 稲垣(左)、坂手(右)と笑顔で引き揚げる堀江(撮影・鈴木みどり)

日本対南アフリカ 南アフリカに敗れるも、笑顔で記念写真に納まる日本フィフティーン(撮影・鈴木みどり)

 日本対南アフリカ 南アフリカに敗れるも、笑顔で記念写真に納まる日本フィフティーン(撮影・鈴木みどり) 

 4年前の再現はかなわず「自分たちのやるべきことは全部出せた。南アフリカが強かっただけ。レベルの違いが出た」と、すがすがしい表情で語った。今大会を「集大成」と位置づけて、史上初の8強進出に貢献した。40歳まで現役を目指しているが、今後の日本代表の活動については「今は何も考えられない。休んでから体と家族としっかり相談したい」と話した。 

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース スポーツ 【ラグビー・ラグビーワールドカップ(W杯)】  2019年10月20日  23:55:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい

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