路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【HUNTER】:自民党とヤクザの接点(下)|福岡で相次ぐマル暴企業の事件

2020-11-13 23:59:20 | 【暴力団(暴力団対策法)・親分、子分、兄弟分の縁・日本最大の暴力団、山口組...

【HUNTER】:自民党とヤクザの接点(下)|福岡で相次ぐマル暴企業の事件

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER】:自民党とヤクザの接点(下)|福岡で相次ぐマル暴企業の事件 

 人や地域社会の安心・安全を守るのが政治家なら、それを脅かす存在が暴力団――。本来、対極にあるべき両者だが、戦前からいまに至るまで“汚れたつき合い”は亡くならない。特に保守政治家とヤクザ・右翼の関係は歴史的なもので、かつては組幹部が地方議会の議員として権勢をほしいままにするケースさえあった。

 暴対法の成立以降、さすがに直接的なつながりを持てなくなったせいか、政治家が付き合うのはマル暴のフロント企業や親交者。これも歴史的な流れなのだが、フロントや親交者の多くが「土建屋」である。福岡県の事例を確認しておきたい。

■耐震補強・手抜き業者「大島産業」の暴力体質

 大樹総研を接点にした滉王と政治家の関係に注目が集まる中(参照記事⇒「自民党とヤクザの接点(上)|菅政権のフィクサーはマル暴企業の顧問」、政・業癒着が公共工事を歪め、国民の安心・安全を脅かすという、とんでもない“事件”が発覚した。

 中日本高速道路(NEXCO中日本)が発注した跨道橋(こどうきょう)の耐震補強工事で、受注者の「大島産業」(福岡県宗像市)が、指定された鉄筋を入れずに手抜き工事を行っていたというもの。大惨事を招きかねない事態の裏で、福岡4区選出の国会議員がNEXCO中日本に圧力かけてもみ消しを図った疑いも浮上しており、政権の足もとを揺るがす事態となっている。

 大島産業は、過去にヤクザまがいの暴力的な社内体質が問題になった会社。暴力団との関係を指摘する関係者もいることから、事件の拡大が懸念される状況だ。ここでもチラつく「暴力」と政治家の関係――。ある元暴力団幹部は、苦笑交じりにこう話す。
 「昔の福岡では、ヤクザ者と政治家の区別がなかった。背中に彫り物(入れ墨)をしょった議員さんなんて、ざらにおったわけよ。港湾や土木には、ヤクザのしのぎがかかっていて、関係が深い。言うならば、福岡の政・官・業の、業はヤクザ。まあ、フロントというんかねぇ。暴対法やらなにやらで厳しい世の中になったせいで、足を洗った形で、土建屋が本業になった連中は少なくない。その連中、本質はヤクザやけん時々地が出る。現役の組関係者との付き合いもなくならない。しかし、荒っぽいけど、カネ離れはいい。政治家に裏金渡しても、罪悪感がない。カネを渡せば付き合いが深まり、政治家は言うことをきかざるを得なくなる。それがヤクザのやり方。一度はまると、抜けられんとやね」 

 ■県連会長や麻生副総理側に渡った黒いカネ

 取材に応じた元組幹部の話を裏付けるような事案は、指定暴力団の本拠がある久留米でも起きている。

 今年7月、福岡県警は、久留米市に本社を置く建設会社「メンテック」の実質経営者で、昨年6月に朝倉市の復旧事業にからんだ贈収賄事件で役員が逮捕された「九州防水」の社長を、県の出先である久留米県土整備事務所に虚偽の貸借対照表を提出したとして建設業法違反の疑いで逮捕した(その後、罰金刑に)。一連の事件を引き起こした九州防水グループ(現在はキューボウグループ)の代表は、地元のヤクザ組織との関係で知られた人物。ハンターが注目したのは、同グループの代表と自民党議員の「切っても切れない関係」(久留米市の選挙関係者)だった。

 九州防水グループの代表者は、自民党福岡県連会長を務める原口剣生県議の選対本部長。県議会議員選挙の際には、その人物が選挙事務所を仕切っており、カネのつながりがあることも分かっている。

 原口県連会長が代表を務める政党支部「自由民主党福岡県久留米市第二支部」が福岡県選挙管理委員会に提出した2017(平成29年)年分の政治資金収支報告書によれば、九州防水は同年10月、60万円を同支部に献金していた。

 九州防水グループの代表者は、麻生太郎副総理が代表を務める「自由民主党福岡県第八選挙区支部」にも献金していた。同支部が県選管に提出した政治資金収支報告書によれば、九州防水グループの代表者は、2017(平成29年)年10月に、個人で10万円を同支部に献金していた。黒いカネが、県連会長や副総理に流れていたことは紛れもない事実である。

 ■ヤクザと自民党の歴史

 自民党の裏面史には何人ものヤクザや右翼が登場する。いずれも、その世界では「大物」として名の知れた人たちだ。新たな日米安全保障条約が締結された1960年(昭和35年)には、予定されていた米国のアイゼンハワー大統領来日に備えて、岸信介政権下の自民党が「アイク歓迎実行委員会」を組織。博徒、テキ屋、右翼ら数万人を動員して大統領の来日に反対する左派勢力に対抗した。

 鳩山一郎が率いた自民党の前身「日本自由党」の結党資金を提供したのが、戦前・戦中に大陸で特務機関を操っていた児玉誉士夫だったことは、戦後政治史の中で語られてきた事実。アイク歓迎実行委員会と裏社会の人間たちの橋渡しをしたのは、のちにロッキード事件で表舞台で引っ張り出されることになる児玉だった。

 世の中で暴力団追放の機運が強まるに従い、政治家とヤクザの表立った関係は減っていったが、それでも昭和50年代までは、国会議員が刑務所に入ったヤクザの幹部のため“面会”に行くことがあった。今では考えられないことだが、国会議員の面会を受けた組員には箔が付くため、組側が議員に面会の依頼を行っていたのだ。福岡県選出の政治家も例外ではなく、当時の参議院議員や衆議院議員が、平然と受刑中の組員に面会に行っていた。

 国会議員がヤクザの箔つけに協力していた理由は一つ。政治家とマル暴が、ウインウインの関係だったからに他ならない。それほど自民党の政治家と暴力団は、親しい関係にあったということだ。

 ここまで述べてきた通り、自民党の政治家が直接手を組む相手は「不良土建屋」を中心とするフロント企業や親交者に変わったが、マル暴との関係は立ち切れていないとみるべきだろう。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・行政 【政治・行政ニュース】  2020年11月11日  08:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER】:自民党とヤクザの接点(上)|菅政権のフィクサーはマル暴企業の顧問

2020-11-13 23:59:10 | 【暴力団(暴力団対策法)・親分、子分、兄弟分の縁・日本最大の暴力団、山口組...

【HUNTER】:自民党とヤクザの接点(上)|菅政権のフィクサーはマル暴企業の顧問

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER】:自民党とヤクザの接点(上)|菅政権のフィクサーはマル暴企業の顧問 

 戦後の日本を蝕んできたのは“政・官・業” の癒着である。政治家と業者が票とカネで結びつき、役人は政治家の言うことをきくフリをして恩を売り、それぞれが我が世の春を謳歌してきた。「鉄の三角形」とも称される、汚れた国家構造だ。

 政官業のうち、「業」は主に土建屋。残念なことに、悪事を働く土建業者の中には暴力団のフロントや親交者が数多く含まれている。

 指定暴力団の数が日本一の福岡県では近年、暴力団との関係が明るみに出て、事業停止や社名変更を余儀なくされるケースが続出。そうしたマル暴企業が、地域社会にしっかりと根を張り、たくさんの公共事業を請負っている現実に驚かされることが少なくない。

 問題は、暴力団を背景にした土建屋と政治家が、公然と親密な関係を築いていること。自民党とヤクザのつながりが垣間見える“事件”が相次ぐ、福岡県の現状をまとめた。

 ■菅首相とマル暴企業の接点

 今年5月、福岡県久留米市の土木工事業「滉王(ひろたか)」の代表者らが、建設業法違反(虚偽申請)容疑で福岡県警に逮捕された。6月には、県警が滉王の役員を暴力団親交者と認定し県内の自治体に通告したことで、同社は事業停止に追い込まれている。

 永田町関係者の間で滉王が注目を集めたのは、安倍晋三の突然の退陣を受け、官房長官だった菅義偉が新総理に就任してからのこと。暴力団との関係が明らかとなった滉王の関係者が、菅首相と親しい“永田町のタニマチ”だったことが分かったからだ。

 滉王が2018年に久留米市内で開いた忘年会に「特別ゲスト」として出席していた、民間のシンクタンク「大樹総研」の矢島義也(本名:義成)会長である。忘年会には大樹総研の社長と矢島会長が出席。社長が乾杯の発声をし、矢島氏が閉会の挨拶を行っていた。下がその時の式次第だが、矢島会長が滉王の「顧問」に就任していたことが分かる。

 大樹総研の創設は2007年(平成19年)。資産家の矢島氏が、静岡で昔からの友人関係にあった鈴木康友氏(元民主党衆院議員。現・浜松市長)が選挙に落選して浪人中だったため、同じように落選して充電中の政治家が、しっかり勉強できるようなシンクタンクを作ろうということで立ち上げた組織だ。設立時のこうした経緯から、旧民主党の政治家たちとの関係が深い。 

 設立当初は、鈴木のSと矢島のYで「S&Y総研」。日銀を辞めて政界に転じ、落選した経験のある池田健三郎氏(2000年に石川3区から民主党公認で出馬し落選。2003年には神奈川県大和市長選挙に出馬し落選)が2009年に入社したことで飛躍のきっかけをつかみ、熊谷弘元通産相、山口敏夫元労相など矢島氏の父親とつながりのあった政治家との縁で永田町や霞が関へと人脈を広げたという。

 2010年頃には政治・経済がらみの発言や著述で活躍していた徳川宗家19代・徳川家広氏と接点が生まれ、同氏が大樹総研の役員に就任(その後退任)。社名を徳川宗家のことを表す「大樹」と変更したのはその頃だ。

 矢島氏本人は高卒だが、スタッフには東大卒の財務省キャリア官僚出身者から元法務大臣、辣腕弁護士まで一流ブランドをそろえるようになる。ちなみに、かつて客員研究員として名を連ねていた若田部昌澄氏は、現在の日銀副総裁である。

 矢島氏と友人関係にあった野田佳彦氏が総理になるや、さらに人脈が拡大。政策立案や選挙対策で評価を上げ、さらには政局における縁の下の力持ち的存在として知られるようになる。

 ■存在感増すフィクサー・矢島義也氏

 一部の関係者だけが知る存在だった大樹総研が注目されるようになったきっかけは、2017年10月に行われた総選挙の際、細野豪志衆議院議員に渡ったとされる5,000万円の裏金問題。裏金を提供したとされる「JC証券」の親会社「JCサービス」と、細野氏への資金提供を斡旋したとみられていた大樹総研が、東京地検特捜部の捜査対象となり関係先の家宅捜索が行われてからだ。立件は見送られた模様だが、細野氏はその後、矢島氏が親しいとされる二階俊博自民党幹事長が率いる「志帥会」に入会している。

 特捜部の捜査対象となっていた大樹総研の矢島氏は、今年になって大物ぶりを見せつける。菅首相は、地銀再編の仕掛人であるインターネット金融大手SBIホールディングスの北尾吉孝社長と昵懇の仲だといわれているが、両人を引き合わせたのが誰あろう矢島氏。マル暴企業「滉王」の顧問だった矢島氏が、国の金融政策に影響力を及ぼした格好だ。

 フィクサーとしての存在感を増す矢島氏と関係を深める菅政権――。危険な臭いがつきまとっているのは確かだ。(以下、次稿) 

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・行政 【政治・行政ニュース】  2020年11月10日  08:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【HUNTER】:三反園前鹿児島県知事が自民党公認をもらえない理由

2020-11-13 08:30:30 | 【選挙・衆院選、参院選、補選・都道府県市町村長・地方議会・公職選挙法・買収事件】

【HUNTER】:三反園前鹿児島県知事が自民党公認をもらえない理由

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【HUNTER】:三反園前鹿児島県知事が自民党公認をもらえない理由 

 今年7月の鹿児島県知事選挙で2期目を目指して落選した三反園訓前鹿児島県知事。選挙後は衆議院鹿児島2区内の各自治体で朝立ちや戸別訪問を繰り返し、総選挙に出馬する意向を示していたが、ここに来て周辺に漏らしたとされるのが「二階派に入りますから」という発言。剛腕幹事長の力を借りて自民党公認を取り付けたいところだろうが、厳しい政界のこと。浪人中の人間の思惑通りには動かない。三反園氏が公認をもらえない、その訳とは……。

 ■「二階派に入ります」

 三反園氏は落選後、鹿児島県内の各市町村で朝立ちを実行。マイクを握って主張を展開するわけではなく、ただ“手を振る”というスタイルで注目を集めてきた。

 県民には意図が伝わらず、「三反園さんは何をやっているのだろうか?」、「鹿児島市長選に出るのか、総選挙狙いかのどちらかではないのか」などと訝る声が上がる状況だったが、9月頃から活動を衆議院鹿児島2区内に集中。同区内に政治活動用の看板を増やした他、戸別訪問まで行うようになっていた。
(*鹿児島第2区は、鹿児島市内の谷山・喜入の各支所管内、枕崎市、奄美市、指宿市、南さつま市、南九州市、大島郡で構成。下の図参照)

 三反園氏の狙いが鹿児島2区からの出馬であることは誰の目にも明らか。そうした中、今月になって県内の政界関係者や報道機関の記者の耳に入ってきたのは、「二階派に入ります」という本人が語ったとされる一言だった。話はまたたく間に永田町まで広がり、今月11日に三反園氏が二階俊博幹事長を訪ねたことで、「2区の自民党公認を狙っているのでは?」(自民党の地方議員)と憶測を呼ぶ状況になっている。

 二階幹事長は、三反園氏がテレビ朝日のコメンテーターだった時代から良好な関係を保ってきたとされる大物政治家。知事選の終盤戦では、三反園氏支援のためわざわざ鹿児島に入り、建設業界や創価学会に票の積み増しを頼んだほどだった。

 菅政権の生みの親といわれる二階氏が三反園氏のバックについて、鹿児島2区の自民党公認を奪うのではないか――。ざわつく県政界にあって、前知事を嫌う自民党関係者は、怒りを露わにこう話す。
 「絶対に阻止する。三反園は、一番強いはずの首長2期目で、自民・公明の推薦をもらいながら自らの失態で再選を逃がした。自公の票がなければ、惨敗だったろう。国対委員長として政権を支えておられる森山(県連)会長に恥をかかせておいて、なにが自民党公認か。冗談じゃない」

 たしかに、世の中はそれほど甘くない。三反園前知事がどれだけ二階幹事長と親しかろうと、自民党公認を得るのは難しい。自民現職を押しのけて無理やり三反園氏を公認すれば、二階幹事長自身が大きな矛盾を抱え込むことになるからだ。

 ■山口3区

 10月4日、山口県内で開かれた河村建夫元官房長官陣営の決起集会の壇上に、二階幹事長や林幹雄幹事長代理、武田良太総務大臣など二階派の面々数十人がズラリと並んだ。――。

 二階派の会長代行を務める河村氏は山口3区選出。参議院から山口3区への鞍替えを示唆した林芳正元文部科学相を牽制するためのデモンストレーションだった。
(*山口3区は、山口市の一部、宇部市、萩市、山陽小野田市、美祢市、阿武郡で構成)

 「『売られた喧嘩』という言葉がある…(略)…政治行動のすべてをなげうって我々はその挑戦に受けて立つ」ケンカ腰でまくし立てた二階氏の言葉を補うように、林幹事長代理は「(林氏が出馬を強行すれば)除名もあり得る」と踏み込んだ。

 自民党の公認は“現職優先”が不文律。林氏が公認候補の足を引っ張るようなマネをすれば、党を除名するぞという警告だった。この幹事長派閥の動きが、他の選挙区に大きな影響を及ぼすことになる。

 ■福岡5区

 政令市福岡の周辺都市である春日市や大野城市、那珂川市、筑紫野市、朝倉市、太宰府市、朝倉郡、福岡市南区の一部などで構成される衆院福岡5区の現職は、麻生派の原田義昭元環境大臣。そこに、福岡県議会の栗原渉元議長が「自民公認」を求めて手を挙げた。

 栗原県議は農水相や総務庁長官を歴任した太田誠一氏の元秘書。原田氏が所属する派閥「志公会」のトップは麻生太郎副総理で、太田氏との関係は決して良くはない。

 麻生氏としては、なんとしても自派閥の原田を守りたいところだろう。しかし、栗原氏は自民党県議団の推薦を得るなど着々と地歩を固めており、業界団体の一部からは待望論が出るほど。県連と党本部の調整は難航しそうだ。

 地元の評判がいま一つの原田氏にとって、救いの神となっているのが二階派。幹事長派閥が山口3区で「現職優先」を断言したことで、「福岡5区も現職優先」と主張し始めている。

 田川市など福岡県の東部に地盤を持ち、麻生氏とは犬猿の仲である武田総務相でさえ「現職優先は福岡5区も同じ。山口3区と違う対応はできない」と話している。では、鹿児島2区はどうなのか――。

 ■鹿児島2区

 鹿児島2区の自民現職は金子万寿夫衆院議員である。金子氏は町議、議員秘書を経て県議6期、この間県議会議長や全国都道府県議会議長会会長も務めたベテラン政治家だ。現在、衆議院議員として当選3回。出身地の奄美を中心に堅固な地盤を誇る。

 三反園氏が2区で公認を得るためには、その金子氏に引退か比例区転出かの決断をしてもらうしかない。しかし、金子氏が「公認は、現職の俺だ!」と言い張れば、いかに剛腕の二階幹事長といえども三反園公認をゴリ押しすることはできない。ゴリ押しすれば、山口3区や福岡5区の現職が、公認の大義名分である「現職優先」を主張できなくなるからだ。もちろん、二階氏自身も自己矛盾で評価を下げることになる。金子氏としては「鹿児島2区も、山口3区や福岡5区と同じ。現職優先!」で通せば済む。

 何としても三反園公認への道をひらきたい連中がいるらしく、ここに来て鹿児島県政界で囁かれ出したのが「金子代議士は4,000万円もらい、比例区に回ることになる」という噂。出所不明のこの話は、今月に入って広がり、金子氏の耳にも届いているという。

 関係者によれば、この噂話を聞いた金子氏が発したのは「現職優先。公認は私」。短い言葉が、三反園氏とフェイクニュースを流している連中への怒りの強さを物語っている。

 元稿:HUNTER 主要ニュース 政治・行政 【政治・行政ニュース】  2020年11月13日  08:30:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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