路地裏のバーのカウンターから見える「偽政者」たちに荒廃させられた空疎で虚飾の社会。漂流する日本。大丈夫かこの国は? 

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【安倍首相】:主催「桜を見る会」夕食会費補てん数百万円か

2020-11-24 08:58:50 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【安倍首相】:主催「桜を見る会」夕食会費補てん数百万円か

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【安倍首相】:主催「桜を見る会」夕食会費補てん数百万円か 

 安倍晋三前首相側が主催した「桜を見る会」の前日に開かれた夕食会で有権者に飲食代を提供したなどとして、政治資金規正法違反や公選法違反(寄付行為)の疑いで安倍氏らに対する告発状が出された問題で、安倍氏側が数年間で数百万円を補てんしていた疑いがあることが24日、関係者への取材で分かった。

 東京地検特捜部は夕食会を主催した「安倍晋三後援会」の代表を務める公設第1秘書らから既に聴取しており、ホテル側が作成した明細書を分析するなどして詳しい経緯を調べている。

 夕食会は2度目の安倍政権が発足して以降、2013~19年まで毎年開かれており、安倍氏の地元・山口の支援者ら約800人が参加していた。関係者によると、会費は1人5000円だったが足りなかったため、安倍氏側が差額を穴埋めした疑いがある。一方、安倍氏はこれまで国会答弁などで「事務所から費用の補てんはない」と否定していた。

 問題は昨年11月、共産党議員が、桜を見る会に安倍氏の後援会関係者が多く含まれ「私物化」していると指摘。今年5月、全国の学者や弁護士が告発状を提出した。(共同) 

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・安倍前首相主催の「桜を見る会」を巡る疑惑】  2020年11月24日  08:58:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【安倍前首相主催の「桜を見る会」疑惑】:再燃で菅首相に火の粉…安倍氏秘書ら任意聴取

2020-11-24 08:58:40 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【安倍前首相主催の「桜を見る会」疑惑】:再燃で菅首相に火の粉…安倍氏秘書ら任意聴取

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【安倍前首相主催の「桜を見る会」疑惑】:再燃で菅首相に火の粉…安倍氏秘書ら任意聴取 

 安倍晋三前首相側が主催した「桜を見る会」の前夜祭で有権者に飲食代を提供したとして、公選法違反(寄付行為)の疑いなどで告発状が出された問題で、会場のホテル側が作成した明細書が存在し、安倍氏側が費用の一部を補てんした内容が示されていることが23日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部は、安倍氏の公設第1秘書らを任意で事情聴取。安倍氏への聴取も検討するとみられる。官房長官として安倍氏を支えた菅義偉首相にも大打撃となる。

19年11月、「桜を見る会」を巡り、記者団の質問に答える安倍首相(当時)(共同)19年11月、「桜を見る会」を巡り、記者団の質問に答える安倍首相(当時)(共同)

   ◇   ◇   ◇

 昨年11月、共産党の田村智子参院議員が取り上げ、安倍氏の「私物化」が問われ続けた桜問題。中でも法律に抵触しかねない前夜祭での飲食代提供疑惑が、安倍氏の首相退陣から2カ月を経て、動き始めた。

 安倍氏が「提示はなかった」としてきた、会場の都内高級ホテル側が作成した明細書の存在が明らかになった。さらに特捜部の調べで、安倍氏側がホテル側への支払総額と参加者の会費との差額分を負担した可能性があることが分かった。

 差額分の負担額については不明だが、数百万円単位とする報道もある。

 今年5月、弁護士らが提出した告発状によると、前夜祭では1人当たりの飲食代が少なくとも1万1000円するが、参加者から5000円ずつしか徴収せず差額を提供した公選法違反の疑いがあるとしている。後援会の政治資金収支報告書に収支を記載しなかった疑いもあるという。

 これまで安倍氏は、5000円の会費について「ホテル側が設定した価格だ」などと、補てん疑惑を否定。ホテル側から「明細書の提示はなかった」とも主張した。会場のホテルで会合を開いた場合、野党は「1人5000円ということはあり得ない」と指摘。ホテル側が「明細書を発行しないケースはない」と回答したことをもとに、野党から追及を受けた安倍氏は「回答はあくまで一般論だ」と、突っぱねていた。

 安倍氏の公設第1秘書や地元・山口の支援者らが、特捜部に任意で事情聴取されていたことも分かった。第1秘書は「安倍晋三後援会」の代表を務めている。取材に「何も知らないし何も言えない」と答えた。安倍氏の事務所は「捜査に協力し、真摯(しんし)に対応している」などとするコメントを発表した。

 一連の流れが事実とすれば、安倍氏が首相として国会で続けた答弁の内容とはズレが生じる。特捜部は立件の可否を検討しており、必要に応じて安倍氏の聴取も検討するとみられる。

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【話題・政局・安倍前首相主催の「桜を見る会」を巡る疑惑】  2020年11月23日  22:40:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【政界地獄耳】:解散総選挙前再合流、立憲水面下の攻防/11.18

2020-11-24 07:44:00 | 【政党・自民・立憲・維新の会・公明・国民民主・共産・社民・れいわ・地域政党他】

【政界地獄耳】:解散総選挙前再合流、立憲水面下の攻防/11.18

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳】:解散総選挙前再合流、立憲水面下の攻防/11.18 

 ★立憲民主党内がごたごたしている。新しい立憲民主党ができあがって2カ月ほどたつが、解散総選挙が近いといわれる中、党は綱領をより具体化する基本政策をまとめようとしている。月内に発表する予定で、各部会から政調に政策を上げて、取りまとめをはかる。今月13日、全議員対象でその会議は開かれたものの、当日は衆院で委員会が立ち出席できない議員もいたため、18日午後6時から再度会議が開かれる。

 ★この不自然な動きの背景には政調会長・泉健太がいるといわれる。最近の党政調は、国民民主党で党代表・玉木雄一郎の側近だった泉が会長になって変質したと、党内で評判だ。立憲の議員が言う。「なにしろ泉政調には、泉が党代表選で党代表・枝野幸男と戦った維新の党出身者ら若手・中堅の泉選対メンバーが多数いる。どうも立憲文化と合わない動きが多い」。実はこの基本政策の中の環境政策で原発の扱いが、旧民主党の政策にまで後退したと党内で話題だ。立憲は元来、資源エネルギー政策に強い姿勢で臨む覚悟だが、泉が相当マイルドにしたのではないかという。

 ★17日付の中日新聞1面は「全トヨタ労連自公含め連携 旧民主系のみから転換」の見出しが躍り、与党へのシフトもあり得ることを示唆する記事が出た。立憲幹部が言う。「玉木を含め国民民主党の面々、股さきになっている連合民間労組の先行きを案じ、解散総選挙前に再合流ができないかの攻防が水面下で行われているのだろう。原発政策のマイルド化は、電力を取り込みたい思いからだろう。その危機感の一端が、記事になったということではないか」。野党統一は、先日の社民党との合流失敗といい簡単ではない。自分たちの理念や筋を守りながら、国民のために働くという大前提を忘れずにまとめていく生みの苦しみを今、連合も立憲も抱えている。(K)※敬称略

 ◆政界地獄耳

 政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)

 元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】  2020年11月18日  08:09:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【「桜を見る会」の疑惑】:安倍氏側、5年間で800万円超補填か…ホテル側が差額受領の領収書作成

2020-11-24 06:45:30 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【「桜を見る会」の疑惑】:安倍氏側、5年間で800万円超補填か…ホテル側が差額受領の領収書作成

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【「桜を見る会」の疑惑】:安倍氏側、5年間で800万円超補填か…ホテル側が差額受領の領収書作成

 安倍晋三前首相(66)側が主催した「桜を見る会」の前夜祭を巡り、会場のホテル側に支払われた総額が、昨年までの5年間に計約2300万円に上ったのに対し、参加者からの会費徴収額は計1400万円余りにとどまっていた疑いのあることが関係者の話でわかった。

桜を見る会で参加者と記念写真に納まる安倍首相(2019年4月13日、東京・新宿御苑)

  桜を見る会で参加者と記念写真に納まる安倍首相(2019年4月13日、東京・新宿御苑)

 東京地検特捜部は、差額の計800万円超を安倍氏側が補填(ほてん)していた可能性があるとみて、捜査している。  前夜祭は昨年まで、政治団体「安倍晋三後援会」(山口県下関市)が「桜を見る会」の前日に東京都内のホテルで開催。毎年、安倍氏の地元・山口県の支援者ら数百人が1人5000円の会費で参加し、飲食が提供されるなどした。  関係者によると、前夜祭の費用は2015年から昨年にかけて、年約300万~600万円余りかかったものの、参加者から集めた会費は年200万~300万円台だった。差額は多い年で約250万円に上っていたという。  ホテル側は、安倍氏側から差額を受領したことを示す領収書を作成し、安倍氏側に渡していたといい、特捜部も領収書の存在を把握。ホテル側や安倍氏側から提出された資料を分析するとともに、安倍氏の公設第1秘書や私設秘書のほか、地元の支援者ら少なくとも20人以上から任意で事情を聞いた。  前夜祭を巡っては、差額分を安倍氏側が補填していたのではないかと野党が追及。市民団体なども政治資金規正法違反や公職選挙法違反の容疑で特捜部に告発状を提出していた。  安倍氏はこれまで、「後援会としての収入、支出は一切なく、事務所側が補填したという事実も全くない」と説明。安倍氏の事務所は23日、「告発を受けて説明を求められたので、捜査に協力し、真摯(しんし)に対応している。詳細については、差し控える」とのコメントを出した。

 元稿:讀賣新聞社 主要ニュース 政治 【政局・安倍首相主催の「桜を見る会」を巡る疑惑】  2020年11月24日  06:45:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【「桜を見る会」の疑惑】:安倍前首相の事務所がコメント 「捜査に協力、真摯に対応」 秘書の任意聴取

2020-11-24 00:11:20 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【「桜を見る会」の疑惑】:安倍前首相の事務所がコメント 「捜査に協力、真摯に対応」 秘書の任意聴取

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【「桜を見る会」の疑惑】:安倍前首相の事務所がコメント 「捜査に協力、真摯に対応」 秘書の任意聴取

 安倍晋三前首相の事務所は23日、安倍氏が首相在任中に主催した「桜を見る会」をめぐり、秘書や地元支援者が東京地検に任意で事情聴取されたことに関するコメントを発表した。「先般、刑事告発されたことを受けて説明を求められたので、捜査に協力し、真摯(しんし)に対応している。なお、詳細についてはコメントを差し控える」としている。

 元稿:産経新聞社 主要ニュース 政治 【政局・安倍首相主催の「桜を見る会」を巡る疑惑】  2020年11月23日  19:34:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【「桜を見る会」の疑惑】:安倍前首相公設第1秘書ら聴取 前夜祭差額補塡か 東京地検

2020-11-24 00:11:10 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【「桜を見る会」の疑惑】:安倍前首相公設第1秘書ら聴取 前夜祭差額補塡か 東京地検

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【「桜を見る会」の疑惑】:安倍前首相公設第1秘書ら聴取 前夜祭差額補塡か 東京地検 

 安倍晋三前首相(66)の後援会が主催した「桜を見る会」の前夜祭を巡り、公職選挙法(寄付行為の禁止)違反と政治資金規正法違反(不記載)容疑で前首相らに対する告発状が出されていた問題で、東京地検特捜部が、前首相の公設第1秘書らから任意で事情聴取していたことが関係者への取材で判明した。特捜部は立件の可否を判断するため、前首相への事情聴取も検討している模様だ。

安倍前首相公設第1秘書ら聴取 「桜を見る会」前夜祭差額補塡か 東京地検

東京地検が入る庁舎=金寿英撮影

 関係者によると、地検は、会場となったホテル側が作成した前夜祭の費用の明細書を入手。それによると、ホテルに支払われた費用の総額は、会費の総額を上回っているといい、差額分を前首相側が負担した可能性が浮上しているという。

 前夜祭は、政財界人や各界の功労者らを招いて開く公的行事「桜を見る会」の前日に、前首相の公設第1秘書が代表を務める「安倍晋三後援会」(山口県下関市)が、2013年から東京都内のホテルで開催してきたとされる。

 2019年4月、「桜を見る会」であいさつする安倍首相(当時)=東京・新宿御苑

 全国の法学者らが提出した告発状は、18年4月に開かれた前夜祭には、前首相の支援者ら約800人が1人5000円の会費で参加したが、1人当たりの最低料金は1万1000円だったと指摘。前首相と公設第1秘書、後援会の会計責任者の3人には、共謀して差額を補塡(ほてん)した公選法違反と、前夜祭の収支を政治資金収支報告書に記載しなかった政治資金規正法違反の疑いがあるとしている。

 前首相はこれまでの国会答弁で「価格はホテル側が設定したもので、会費は受付で事務所職員が集め、ホテル側に渡した。後援会としての収入、支出は一切なく、政治資金収支報告書への記載の必要はない」と説明していた。

 前首相の事務所は23日、「刑事告発されたことを受けて説明を求められたので捜査に協力し、真摯(しんし)に対応している」とのコメントを出した。【志村一也、二村祐士朗、国本愛】

 元稿:毎日新聞社 主要ニュース 政治 【政局・安倍首相主催の「桜を見る会」を巡る疑惑】  2020年11月23日  18:35:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【安倍首相】:主催の「桜を見る会」と堕ちた官僚たち。問題点はここだ!

2020-11-24 00:06:30 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【安倍首相】:主催の「桜を見る会」と堕ちた官僚たち。問題点はここだ!

『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【安倍首相】:主催の「桜を見る会」と堕ちた官僚たち。問題点はここだ!

 ◆「普通に汚職ですよ」ある官僚は言い切った。たかが花見と侮るなかれ。この問題は、ここまで緩んだ長期政権と総理の周りにいる官僚たちの成れの果ての姿である。/森功(ノンフィクション作家) 

文藝春秋digital記事TOP桜を見る会

 ■安倍政権から招待客数が膨れ上がった

「観光バスを連ねて馳せ参じた大勢の地元後援者」や「ホテルニューオータニ前夜祭の有権者買収疑惑」。「招待者名簿という公文書の廃棄」から「年々肥大化する行事支出」。さらには「首相夫人とデリバリー業者との蜜月」や「紛れ込んだ反社会勢力との交友」……。

 内閣総理大臣主催の桜を見る会にまつわる醜聞が、年を越してなおとどまるところを知らない。森友加計問題をはじめ、防衛省や厚労省の隠蔽・改ざん問題でさらけ出してきた安倍晋三政権の見苦しさが、極まった感すらある。

 たかが花見と侮るなかれ。シンプルなだけに問題がよりいっそう伝わりやすい。野党は攻める手を広げ過ぎて問題の焦点が定まらない、というまさにピントの外れたマスコミの指摘もあるが、むしろここまで緩んだ長期政権の成れの果てに見える。

「公職選挙法や政治資金規正法違反の疑いがあるという前に、17台もバスを仕立てて税金で政治活動をする。普通の感覚で見て、汚職です。総理大臣という職を汚している」

 政府のある高級官僚に感想を求めると、そう切って捨てた。大きな焦点の1つが膨れ上がった招待者の数である。

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2019年の桜を見る会

 所管官庁である内閣官房と内閣府が作成した2019年1月25日付の〈「桜を見る会」開催要領〉によれば、4月13日開催の〈招待範囲〉は、皇族や元皇族、各国大使、国務大臣、各省庁の事務次官および局長等の一部、都道府県知事および議会の議長等の一部、その他各界の代表者等となっている。人数は〈計約1万人〉だ。しかし集まったのは1万8000人を超える。桜を見る会に関係する別のある官僚は、こう指摘した。

「1万8000人のうち1万人はほぼ毎年人数が決まっています。各省庁から定年を前にした部長級以上の幹部職員を数人ずつ選び、皇族枠や大使枠も同じように、招待人数に変化がありません。したがって問題はそれ以外の8000人。そこが総理推薦など従来にない別枠です」

 与党は例によって民主党時代の首相も後援者を招待してきた、と議論をすり替えようとするが、ここまで無節操に招待客が膨らんだのは、安倍政権になってからだ。新宿御苑の一角に2万人近い人数が集まると、混雑ぶりは尋常ではない。実際に2019年の桜を見る会に参加した招待客の1人に聞いてみた。

「8時半からの開門だったので、9時ぐらいに到着すると、もうすごい行列でした。そこにいる人は内閣総理大臣から招待状が届いているので、みな浮かれているような感じ。案内状には『手荷物検査がありますので、所持品はなるべく少なめにしてください。場合によってはボディチェックもあります』と書かれている。だから入場の管理はさぞかし厳重だと想像していたら、拍子抜けしました。内閣府の職員が10人くらい受付に並んでいて、招待状を渡すと、ビニール袋に入った枡をくれるだけ。それで酒を飲むわけですが、ボディチェックはおろか、持ち物検査もない。もの凄い数の人がいましたけど、時間がかからず簡単に会場に入れました」

 ■園遊会と並ぶ「桜を見る会」

 まさに1強の権勢を見せつけるかのように、地元山口県の後援者たちが新宿御苑に大型バスで乗り付ける。過去40数年、せいぜい1万人だった参加者が、第2次安倍政権の発足した明くる2013年には1万2000人、翌14年には1万4000人、16年1万6000人、そして前回19年が1万8000人、と文字どおり右肩上がりに増え続けてきた。

 封筒の裏面に「内閣総理大臣安倍晋三」と書かれた案内状が、「あべ事務所」から地元の支援者に送られていたケースも少なくない。その封筒を受け取った後援者が申込書を別の後援者にファックスし、それをコピーして申し込んだ者までいたという。こうなると、参加者が増えるのはあたり前である。

 野党の議員たちは、そこに首相本人の招待した客が相当いるはずだ、と追及してきた。すると、首相もいつものようにはぐらかす。騒ぎになった当初の11月8日の参議院予算委員会で、こう答弁した。

「招待者については、内閣官房および内閣府において最終的に取りまとめをしているものと承知をしております。私は関与していないわけであります」

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                   追及はまだ続く

 表向き桜を見る会では、内閣官房と内閣府が招待客の選定をおこない、一括して招待状を発送することになっている。それは、公の行事をおこなう政府として招待客の氏素性を把握し、不審者が紛れ込んでいないか、管理する必要があるからにほかならない。

 桜を見る会は、公式行事と呼ばず公的行事と称される。その違いは、法律で細かい形式を定めていないからだろうが、税金を使っておこなうのは同じだ。明治時代、天皇が主催した皇室外交のための観桜会を前身としている。紛れもなく伝統ある公の行事である。それが戦後、皇室行事である赤坂御苑の園遊会と総理大臣主催の新宿御苑の桜を見る会に分かれ、別々におこなわれるようになった。

 ■内閣府の関与は小さい

 ことが発覚すると、安倍政権と入魂(じつこん)の元大阪府知事の橋下徹は露払いのように「園遊会があるのだから、桜を見る会は廃止すべきだ」と威勢よく語り、首相もすぐさま2020年の中止を決めた。だが、明治時代に始まった皇室行事とは別に、行政府の長として各界の功労者を慰労し、懇親を深める意義はある。行事の廃止論があってもいいが、問題はそれがあまりに杜撰に運営されていることにある。

 さすがにここまで招待客が膨れ上がると、首相周辺も誤魔化しきれない。あげく当人のみならず昭恵夫人の推薦まで明るみに出て、前言を翻して関与を認めざるを得なくなっていった。

 日本共産党議員の田村智子の示した内閣府の資料によれば、オーナー商法で行政処分されたジャパンライフ社長が招待された年の前年の首相招待枠は、3400人だそうだ(14年)。19年の招待枠についても、内閣府は首相推薦が1000人、副総理・官房長官・官房副長官等で1000人と半ば認めた。

 それでいてなお、安倍政権になって増えた8000人の詳細については、データがないので不明だと言い張る。そもそも桜を見る会を所管してきた内閣府は、なぜここまで放置してきたのだろうか。

 改めて念を押すまでもないが、内閣総理大臣は文字どおり各省庁の国務大臣が集まる内閣のトップに位置付けられ、首相の直轄領として内閣官房という組織がある。内閣官房長官が政権内でナンバー2と呼ばれるのはそのためであり、内閣官房に官房副長官や危機管理監、国家安全保障局長、首相補佐官といった重鎮を配している。

 度重なる省庁再編により、ややわかりづらくなっているが、内閣府は旧総理府から改組された。総理大臣は内閣府のトップでもあり、内閣府は内閣官房の事務的な機能を担う。そうして桜を見る会の事務局が内閣府に置かれ、招待客を一括管理している建前になっている。

 首相はそれを逆手にとり、あたかも招待者は内閣府が選定するので自らはいっさいかかわっていないかのように答弁した。だが、その内閣府が認めているだけでも首相の選定枠は1000人に上る。むしろ内閣府の事務方はそこにタッチしていない。

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 各省庁の参加者については、それぞれ大臣官房の人事課や総務課が人選し、内閣府はリストを受け取り、一括管理して名簿を作成するだけだ。与党議員の推薦枠についても同様で、まして首相や官房長官などの推薦招待の選定については、アンタッチャブルである。

 つまるところ、内閣府は各省庁や与党、首相から推薦者のリストを受け取り、行政文書として名簿などをとりまとめるだけの役割でしかない。招待客の氏素性を調べ、会の運営費用を精査することもしないからこそ、招待客の中にいかがわしいオーナー商法の経営者が紛れ込んでも気づかないのである。

 ■首相秘書官が接待の愚

 内閣府は会の予算についても、官邸にいわれるがままに計上している感覚なのだという。税金を使った首相主催の行事なのに、なぜ行政のチェックが入らないのかといえば、まさか総理大臣が花見の会をここまで大っぴらに政治利用すると想定していなかったからだそうだ。もっとも、桜を見る会に関係する先の官僚はこうも指摘した。

「1万8000人の招待者のうち、公務員や駐日大使館関係者など、いつもの1万人はそれぞれの官庁が把握しています。データも残っているので復元できます。しかし、残り8000人については内閣府にしかデータがありません。だから内閣府が消去していると言い張れば、誰が誰を招いたか、永遠にわからなくなる」

 桜を見る会では、首相が通る花道に囲いがあり、そこにVIP客が群がる。選挙区の後援者をサポートし、会の運営に目を光らせるのは、内閣府の職員ではなく、秘書官や補佐官たちだ。総理の分身と呼ばれる政務秘書官の今井尚哉はむろん、事務秘書官の佐伯耕三が甲斐甲斐しくVIP客の接待をしてきた。19年の会でも、けっしてスリムとはいえないその身体で、招待客の間を飛びまわる佐伯の姿が際立っていた。

 経産省出身の佐伯は、先輩官僚である今井に引き立てられた。戦後70年談話や対ロ外交などにおける首相のスピーチライターとして名を揚げたとされる。17年7月、42歳という史上最年少の事務担当秘書官として抜擢され、モリカケ国会では、野党に野次を飛ばす首相秘書官、と顰蹙を買う。

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 半面、まさにそうした軽いノリで首相と意気投合したのかもしれない。先頃、筆頭秘書官兼補佐官に昇格した今井を飛び越え、いまや総理に直言できる秘書官として、政府内で恐れられている。先の政府の高級官僚は彼らを酷評する。

「今度の桜の会にしても、彼ら“官邸官僚”の責任が大きいと思います。少なくとも秘書官たちは、地元下関の支援者を大勢呼んでいることを承知の上で世話をしているわけです。さすがに彼らがバスを仕立てて地元から呼び寄せるよう計画したとは思いませんが、本来、総理や事務所がここまで暴走したら止めなければならない。しかし、彼らの頭にはそんな問題意識がまったくありません」

 本来、軌道修正しなければならない官僚が首相と同化し、暴走している。それが安倍政権の特徴でもある。

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 元稿:文藝春秋社 主要出版物 【月刊文藝春秋】 2020年01月20日 09:10:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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『連載』:【点検 桜を見る会】:バックナンバー 一覧/04.08

2020-11-24 00:05:10 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

『連載』:【点検 桜を見る会】:バックナンバー 一覧/04.08

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:『連載』:【点検 桜を見る会】:バックナンバー 一覧/04.08 

 時の首相が、各界で功績があった人たちを慰労するため、毎年4月に東京・新宿御苑で催してきた「桜を見る会」。

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 安倍晋三首相は、自らの後援会関係者を大勢招待し、都内の一流ホテルで格安の前夜祭も行うなど、「私物化」していた実態が判明し、世論の強い批判を受けています。

 政府が推薦者名簿の一部を白塗りして国会提出するなど、公文書の扱いも問題視されています。多岐にわたる問題点を整理し、不定期連載「点検 桜を見る会」として掲載しています。

参加者・支出、安倍政権で肥大化の一途

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・安倍首相主催の「桜を見る会」を巡る疑惑】  2020年04月08日  06:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【点検「桜を見る会」】:見直し着手せず、消極的な政府/07.04

2020-11-24 00:05:00 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【点検「桜を見る会」】:見直し着手せず、消極的な政府 参院委は「不適切」と決議/07.04

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【点検「桜を見る会」】:見直し着手せず、消極的な政府 参院委は「不適切」と決議/07.04

 安倍晋三首相が主催する「桜を見る会」は、首相の地元後援者が多数参加するなど招待基準が不明確なことや、経費が年々膨れ上がっていることなどが問題視され、政府は今年の開催を中止した。

 来年以降は、招待基準の明確化や招待手続きの透明化、予算や招待客数の適正化など全般的な見直しを行った上で、開催を検討することになっている。だがその後、見直し作業は一向に進んでいない。

 見直し作業について、首相は昨年11月の参院本会議で「私自身の責任で、幅広く意見を聞きながら行う」と意欲を見せた。菅義偉すがよしひで官房長官も、今夏の2021年度予算の概算要求までに行う考えを示していた。

 発言とは裏腹に、政府内で有識者検討会を設置して見直し議論を公開で行うといった具体的な動きがないまま、今年の通常国会は6月17日に閉幕した。政府の消極姿勢は、見直し作業自体が野党の追及材料になることを嫌ったようにもみえる。

 これに対し、参院決算委員会は通常国会最終盤の6月15日、桜を見る会の運営を「不適切」と認定し、政府に反省や運営内容の見直しを求める「措置要求決議」を全会一致で可決した。国会のこうした動きは、野党だけでなく、身内の与党にも桜を見る会に厳しい意見がある証しだ。

 菅氏は6月26日の記者会見で、来年以降の桜を見る会について「今後検討していきたい」と指摘。現時点で見直し作業に着手していないことを事実上認めた。

 「コロナ禍」への対応が最優先される中、安倍政権には桜を見る会を巡る問題はもはや過去のものとの意識も垣間見える。だが会の運営や後援者との懇親会、公文書管理を巡る問題は一切解決されていない。首相は、問題への説明責任を果たすだけでなく、国会で答弁した通り自身の責任で見直しについて結論を出さなければならない。 (中根政人)

           ◇        ◇

 桜を見る会を巡る問題は今後も展開次第で「点検」をしていきます。

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 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政局・安倍首相主催の「桜を見る会」を巡る疑惑】  2020年07月04日  22:50:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【点検「桜を見る会」】:公文書管理 推薦者の内訳調査、記録作らず/06.07

2020-11-24 00:04:55 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【点検「桜を見る会」】:公文書管理 推薦者の内訳調査、記録作らず/06.07

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【点検「桜を見る会」】:公文書管理 推薦者の内訳調査、記録作らず/06.07

 「桜を見る会」を巡っては、政府が昨年十一月に公表した招待客の内訳に関する調査の記録を作成、保存していなかった事実も新たに分かった。安倍晋三首相の推薦が千人程度だったなどとする調査内容の検証は難しい状況にある。

 菅義偉(すがよしひで)官房長官は、昨年十一月の衆院内閣委員会で昨年の桜を見る会の招待客の内訳に関し、首相の推薦が千人程度、自民党の推薦が六千人程度、麻生太郎副総理兼財務相や自身など官邸幹部の推薦も計千人程度に上ったと説明した。

 内閣府が保存していた行政文書では、昨年の全招待客一万五千四百二十人のうち、政治推薦枠を示す「各界功績者(総理大臣等)」の人数は八千八百九十四人と記載されていた。推薦者別の内訳は明確にされていなかった。

 菅氏は今月一日の記者会見で、昨年十一月の委員会答弁に関し「内閣府や内閣官房、与党の数人から聞き取りを行った結果を国会で説明した」と述べた。調査結果を行政文書として保存していないことを認めた上で「聞き取りの対象者が少数で、詳細にわたるものではなかったので、記録は残さなかった」と釈明した。

 桜を見る会を巡っては、首相が自身の地元支持者を多数呼ぶなど、会を私物化していた疑惑が消えていない。政権幹部や自民党関係者を含む政治推薦枠の存在も、政権ぐるみで会を政治利用していた可能性を示している。 (中根政人)

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 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政局・安倍首相主催の「桜を見る会」を巡る疑惑】  2020年06月07日  07:40:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【疑惑】:「桜を見る会」推薦者の内訳調査、記録に残さず /06.02

2020-11-24 00:04:50 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【疑惑】:「桜を見る会」推薦者の内訳調査、記録に残さず /06.02

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【疑惑】:「桜を見る会」推薦者の内訳調査、記録に残さず /06.02

 菅義偉(すがよしひで)官房長官は一日の記者会見で、昨年四月の「桜を見る会」の推薦者内訳に関する調査記録が行政文書として保存されていないと明らかにした。菅氏自らが昨年十一月に内閣府や与党関係者らに聞き取り調査を実施していたが「対象者が少数で内容も詳細なものではなかったので記録は残していない」と述べた。

 菅氏は昨年十一月の国会で調査結果を基に、桜を見る会では首相約千人、副総理や官房長官、官房副長官約千人、自民党関係者約六千人などの推薦枠があったと答弁。一日の会見で調査について「少数の関係者から確認した内容をそのまま国会に報告したと記憶しており、それ以上のものではない。(国会の)議事録に残されている」と述べた。

 元稿:東京新聞社 主要ニュース 政治 【政局・安倍首相主催の「桜を見る会」を巡る疑惑】  2020年06月02日  14:17:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【点検「桜を見る会」】:1年前の名簿廃棄 野党の資料要求と同日の不自然さ/05.10

2020-11-24 00:04:40 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【点検「桜を見る会」】:1年前の名簿廃棄 野党の資料要求と同日の不自然さ/05.10

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【点検「桜を見る会」】:1年前の名簿廃棄 野党の資料要求と同日の不自然さ/05.10

 政府は今から一年前の二〇一九年五月九日に、同年四月十三日に開かれた桜を見る会の招待客名簿を、内閣府内の大型シュレッダーで破砕し廃棄したと説明している。会終了から約一カ月後に廃棄することになった経緯には、不自然な点がある。

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 政府によると、桜を見る会の招待客名簿は、案内状の発送などのために内閣府が作成。保存期間を「一年未満」とし、目的が終われば廃棄できる扱いとしていた。どんな人物を招待したのかという、会の核心とも言える要素を記録した重要な文書にもかかわらずだ。

 政府側が廃棄の経緯を明らかにしたのは、野党側が名簿の提示を求めたからだ。廃棄したと説明した五月九日は、共産党の宮本徹衆院議員が内閣府に会の関連資料を要求した日だった。野党側は、追及を逃れるために廃棄したのではないかと疑念を深めた。

 安倍晋三首相は国会で「大型シュレッダーの予約を四月二十二日に行い、その空き状況や、担当の障害者雇用の職員との調整を行った結果、使用予定日が五月九日となり、その予定どおり廃棄した。野党議員からの資料要求とは全く無関係だ」と主張した。すぐに廃棄ができない事情があって五月にずれ込み、廃棄と資料要求が同日になったのは偶然というわけだ。

 首相の説明は、障害のある職員が担当したことが廃棄が遅れた理由だとも受け取れたため、当事者からは「障害者をだしに使うな」と批判の声が上がった。 (横山大輔)

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・安倍首相主催の「桜を見る会」を巡る疑惑】  2020年05月10日  06:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【点検 「桜を見る会」】:懇親会 会費5000円、割安か/04.26

2020-11-24 00:04:30 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【点検 「桜を見る会」】:懇親会 会費5000円、割安か/04.26

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【点検 「桜を見る会」】:懇親会 会費5000円、割安か/04.26

 安倍晋三首相は、自身の後援会が「桜を見る会」前夜に東京都内のホテルで毎年主催した懇親会に関し、出席した首相の支持者らが一人五千円の会費を支払って料金をまかなったと説明している。野党側は、高級ホテルで酒食が提供されるのに五千円の会費は割安だとして追及している。

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 三月四日の参院予算委員会で、立憲民主党の福山哲郎氏が会費問題を取り上げた。飲み放題の料金が一人二千五百円程度であることを前提に、八百人分の会費計四百万円から、飲み放題料金に消費税やサービス料を合わせた約二百六十万円を引いた百三十六万円余りが、施設使用料や食事代に当たると推計。会場の施設利用料は通常四百五十万円だとして「どう見ても価格分以上のサービスがされている」と説明を迫った。

 これに対し首相は「価格設定は、出席者の大半がホテルの宿泊者という事情を踏まえ、ホテル側が設定した。価格通りのサービスが提供された」と強調した。当日は飲み放題ではなかったと推計の前提を否定し、野党の議員が同じ会場を利用した際は「朝食会とはいえ一人千七百九十円で開催した」と指摘した。

 料金よりも会費が安ければ、後援会の追加負担やホテル側の寄付行為が考えられ、政治資金規正法違反などの疑いが生じる。首相は違法性を否定する一方、ホテル側と取り決めた料金やサービス内容を示す明細書の提示を拒んでおり、主張の裏付けは乏しい。 (横山大輔)

 「点検・桜を見る会」のこれまでの記事はこちらのURLから

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・安倍首相主催の「桜を見る会」を巡る疑惑】  2020年04月26日  06:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【点検 「桜を見る会」】:招待・運営 マルチ会社との関係否定/04.19

2020-11-24 00:04:20 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【点検 「桜を見る会」】:招待・運営 マルチ会社との関係否定/04.19

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【点検 「桜を見る会」】:招待・運営 マルチ会社との関係否定/04.19

 安倍晋三首相主催の「桜を見る会」に関しては、悪質なマルチ商法だとして二〇一七年に消費者庁から業務停止命令を受けた暗号資産(仮想通貨)販売会社「48(よつば)ホールディングス」(札幌市)の役員が、会に出席した際の写真を組織的な会員勧誘に使っていたことも、本紙の取材で判明した。

48ホールディングス社長(後列左)と安倍首相夫妻(前列)の写真=2016年4月の「前夜祭」で撮影(一部画像処理)

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 一六年の桜を見る会の前夜に東京都内で開かれた懇親会で、当時の同社社長らが首相夫妻と撮影した写真も出回っている。

 同社は一五年十二月、新しい仮想通貨だとする「クローバーコイン」の販売を開始。購入した会員が新規の会員を勧誘すると報酬が出るマルチ商法を展開し、会員数を伸ばした。

 首相は、本紙が報道した今年二月十二日の衆院予算委員会で「調べたが、存じ上げない」と、同社役員との面識を否定。妻の昭恵氏と役員の面識も「全く存じ上げないということだった」と強調した。

 本紙が掲載した懇親会の写真については「前夜祭(懇親会)かどうか定かでない」「政治家だから『撮ってくれ』と言われれば撮る」と事実の特定を避けた。同社役員を桜を見る会に招待したかについても「個人情報であり、回答を差し控えている」とした。

 桜を見る会では同社のほかにも、磁気治療器の預託商法を展開し巨額の負債で経営破綻した「ジャパンライフ」の元会長が一五年に招待されていたことが問題となった。 (中根政人)

◆「点検・桜を見る会」のこれまでの記事はこちらのURLから

https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/202004/CK2020040802100182.html

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・安倍首相主催の「桜を見る会」を巡る疑惑】  2020年04月19日  06:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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【点検「桜を見る会」】:会場側が首相の説明否定/04.12

2020-11-24 00:04:10 | 【政治とカネ・政党交付金・「企業・団体献金」・政治資金・議員歳費・賄賂・後援会

【点検「桜を見る会」】:会場側が首相の説明否定/04.12

 『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【点検「桜を見る会」】:会場側が首相の説明否定/04.12

 「桜を見る会」の前夜に安倍晋三首相と地元支援者が東京都内で開催した懇親会を巡っては「明細書の発行を受けていない」などとする首相の主張を、開催ホテル側が否定した。野党は首相の虚偽答弁の可能性を指摘している。

 首相は、懇親会の運営について、主催は自身の後援会だとしながらも、ホテル側との契約主体は個々の参加者だったと主張。一人五千円の会費は「集金した全ての現金をその場でホテル側に手渡す形で、参加者から支払いがなされた」と説明してきた。写真

 だが二〇一三、一四、一六年に懇親会場となったANAインターコンチネンタルホテル東京(東京都港区)の広報担当者は、立憲民主党の辻元清美衆院議員の問い合わせに対し、一三年以降に開かれたパーティー・宴席では、見積書や請求明細書は主催者に発行していると回答。代金は主催者がまとめて支払い、政治家や政治家の関連団体でも「例外はない」とした。

 ホテル側の回答通りなら、懇親会を開催した首相後援会には収支が発生。政治資金収支報告書に記載がなければ、政治資金規正法違反に問われかねない。

 首相は二月の衆院予算委員会で、ホテルの営業担当者の話として「個別の案件は営業の秘密に関わるため、回答には含まれていない」と反論した。首相答弁の翌日にホテル関係者が自民党本部を訪問。ホテル側はその後、コメントを控えた。 (中根政人)

 ◆首相、説明責任果たさず あす「桜を見る会」から1年

 安倍晋三首相の主催で昨年四月十三日に開催された「桜を見る会」から明日で一年。この間、会の運営や後援者との懇親会、公文書管理を巡る問題が次々と明らかになり、首相が会を私物化したとの疑いが高まった。首相らは、今も説明責任を果たしているとはいえない。

 第二次安倍政権下の二〇一三年以降に開かれた桜を見る会は、参加者数や関連経費が膨らみ続けた。首相や与党政治家の推薦による招待客増加が大きな要因だ。

 首相は会前日に東京都内での地元支持者らとの懇親会に毎年出席。会場の新宿御苑が開門前に入場した支持者らと記念写真を撮っていた。

 首相らは、招待客名簿は一切残っていないとする。内閣府が推薦者名簿の一部で、部局名を「白塗り」で隠して国会提出したことも発覚。野党は「改ざんだ」と批判している。

 元稿:東京新聞社 朝刊 主要ニュース 政治 【政局・安倍首相主催の「桜を見る会」を巡る疑惑】  2020年04月12日  06:15:00  これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。

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