【政界地獄耳】:立憲民主党 代表選より「緑のタヌキ」気になる!?/11.20
『漂流する日本の羅針盤を目指して』:【政界地獄耳】:立憲民主党 代表選より「緑のタヌキ」気になる!?/11.20
★立憲民主党の代表選挙が地味にスタートしたが、19日の段階では安全運転過ぎてなかなか興味がわかない。他方、姿は見えないものの、影響力抜群で臆測に臆測を呼ぶのが都知事・小池百合子だ。小池は過度の疲労を理由に10月27日に入院して以来、約4週間ぶりの21日に登庁すると都庁が発表した。一部報道では「肺疾患の長期治療専念か」「都知事辞任検討」と踏み込んだ報道から、慌てて復帰となったのか。政界では「小池が動く時」を想定して、さまざまなケースが耳打ちされている。
★小池の最初の入院は6月22日。都議会議員選挙の目前で、直前の会見では声を出すのがつらそうだった。30日に退院し7月1日以降はテレワークで公務を行うと発表したものの3日、突如として都民ファースト候補者の事務所18カ所をまわった。自民党関係者が言う。「あの時も入院、テレワーク、突然選挙激励。今回も何かあるのではないかと疑心暗鬼になる。そもそも体調が悪いという情報は都議から入ってくるが、『長期療養』とか『辞任検討』という報道が出るとすぐ公務復帰と言い出すのだからいろいろ考えてしまう」。
★別の自民党幹部は「小池の腹を探れば、オリンピック(五輪)も終わり、元都民ファーストの都議・木下富美子は居座る。国政に思いをはせるのが素直な気持ちではないか。衆院選挙の直前も側近都議・荒木千陽が『ファーストの会』を立ち上げ国政に意欲を見せたが擁立を断念した経緯がある。また衆院選後には国民民主党代表・玉木雄一郎がささやかれる上田新党や元来、玉木の古巣である希望の党とも近いファーストの会に秋波を送っている」とみる。ポイントは新党設立にはタイミングがいい年内の知事辞任を想定、その後の知事選挙の時期や候補者などを想定して「次」が動き出すのではないか。緑のタヌキ面目躍如だ。(K)※敬称略
◆政界地獄耳
政治の世界では日々どんなことが起きているのでしょう。表面だけではわからない政界の裏の裏まで情報を集めて、問題点に切り込む文字通り「地獄耳」のコラム。けして一般紙では読むことができません。きょうも話題騒然です。(文中は敬称略)
元稿:日刊スポーツ社 主要ニュース 社会 【コラム・政界地獄耳】 2021年11月20日 08:42:00 これは参考資料です。 転載等は各自で判断下さい。